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吉川英治の名言
1.
楽しまずして何の人生ぞや。
2.
朝の来ない夜はない。
3.
英雄もただ英雄たるばかりでは何もできない。
覇業を成す者は、常に三つのものに恵まれているという。
天の時と、地の利と、人である。
4.
行き詰まりは展開の一歩である。
5.
笑う世間の方がおかしい。
6.
我以外皆我師
7.
我以外皆師也
8.
晴れた日は晴れを愛し、
雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、
楽しみなきところに楽しむ。
9.
武将の大事な資格のひとつは、果断に富むことである。
その果断は、するどい直感力があってこそ生まれる。
10.
ひとの生命を愛せない者に、
自分の生命を愛せるわけはない。
11.
酒を飲むと、修業の妨げになる。
酒を飲むと、常の修養が乱れる。
酒を飲むと、意思が弱くなる。
酒を飲むと、立身がおぼつかない。
──などと考えてござるなら、お前さんは大したものになれない。
12.
苦徹成珠
13.
悪友仲間のきずなほど、
宿命的なものはない。
14.
逆境を転じて、その逆境をさえ、前進の一歩に加えて行く。
15.
百計も尽きたときに、苦悩の果てが一計を生む。
人生、いつの場合も同じである。
16.
登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。
17.
戒めなければならないのは
味方同士の猜疑である。
味方の中に知らず知らず敵を作ってしまう心なき業である。
18.
禍(わざわい)はいつも幸福の仮面をかぶって待っている。
19.
上手なあいづちは、人の心の真実を汲み出す誘い水である。
20.
金(かね)のブルジョアがあるならば、時間のブルジョアという名もあっていい。
21.
無心さ、純粋さ、素直さなどは人の心を打つ。
その力は、こざかしい知恵をはるかに凌駕する。
22.
英雄、英雄を知る。
23.
あたたかい心で人のなかに住め。
人のあたたかさは、自分の心があたたかでいなければ分かる筈もない。
24.
真に生命を愛する者こそ、真の勇者である。
25.
どの青年もおしなべて情熱との戦いを繰り返しながら成長して行くのに、君は不幸だ。
早くから美しいものを見すぎ、美味しいものを食べすぎているということは、こんな不幸はない。
喜びを喜びとして感じる感受性が薄れていくということは、青年として気の毒なことだ。
26.
人間とは一日中に何百遍も菩薩となり悪魔となり、たえまなく変化している。
27.
自分といえる自分などが、どこにあろう。
ないはずのものを、あなたは、つかもうとしておいでられる。
28.
いくら年をとり、知識を積んでも、人間には、人間本来の迷いの火ダネが、白骨になるまでは、なくならないものらしい。
29.
そういう信仰家という者は世間にたくさんあるものだよ。
外では悪いことを仕て来ながら、家へはいるとすぐお念仏。
眼では悪魔のすることを捜しながら、お寺へ来ればすぐお念仏。
人を撲(なぐ)っても、後でお念仏さえいえば、罪障消滅、極楽往生、うたがいなしと信じている信心家だ。
こまるね、ああいうのは。
30.
あれになろう、これになろうと焦るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作り上げろ。
世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の人がきめてくれる。

31.
戦いというものは、あくまで「人」そのもの。
32.
職業に貴賎はない。
どんな職業に従事していてもその職業になり切っている人は美しい。
33.
無智はいつでも、有智よりも優越する。
34.
生命(いのち)だけは、終わる時、捨てる時が最も難しい。
35.
近頃の人は、怒らぬことをもって知識人であるとしたり、人格の奥行きと見せかけたりしているが、そんな老成ぶった振る舞いを若い奴らが真似するに至っては言語道断じゃ。
若い者は、怒らにゃいかん。
もっと怒れ、もっと怒れ。
36.
今日、民衆の中に何が一番欠けているか。
自分を信じ、人を信じ、自分の仕事を信じ、自分の今日の生活を信じていくというような信念が非常に弱いと思う。
37.
退却は、進撃よりも、むずかしい。
38.
人と人との応接は、要するに鏡のようなものである。
驕慢は驕慢を映し、謙遜は謙遜を映す。
人の無礼に怒るのは、自分の反映へ怒っているようなものといえよう。
39.
人は…　奇異を信じたがるものである。
40.
お待ちよ。
そう、おまえのように、かんたんに、たれは悪人、たれは善人と、色分けできるものではない。

41.
世の中から、思い違いというものだけ除いたら、ずいぶん人間の苦労は少なくなるがなあ。
42.
このお盆に生きている全部の人間は、単に今年度の生き残り分にすぎない。
43.
答えは、時が来てみれば、余りにも分かりすぎていたことである。
けれど、時の至る寸前までも、悟れないのが、人間の常であった。
44.
いかなる良策でも、用いなければ空想を語るに過ぎません。
45.
およそ「自分ほど苦労した者はありません」などと自ら云(い)える人の苦労と称するものなどは、十中の十までが、ほんとの苦労であったためしはない。
46.
勝つは負ける日の初め、負けるはやがて勝つ日の初め。
47.
小説というのは、自分を読むんですね。
読者はめいめい自分を読んできたんです。
全部で、47件
　
　
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これより以下、
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ランダム名言コーナー
1.
お酒飲みというものは、よそのものたちが酔っているのを見ても、一種のよろこばしさを覚えるものらしい。
所謂(いわゆる)利己主義者ではないのであろう。
（ 太宰治 ）
2.
心痛むときは、富は悲しき慰めにすぎない。
（ ヘンリック・イプセン ）
3.
反対意見を言う時、「それは違う」「あなたは間違っている」というように頭ごなしに言ったら、こちらの話を聞いてもらえるどころか、相手を怒らせてしまうのが関の山だ。
（ 樺旦純 ）
4.
いかなる英雄も最後にはうんざりさせられる。
（ エマーソン ）
5.
毎日毎日の試合を全力でプレーして、それを積み重ねていくしかない。
そのためには一打席一打席、一球一球集中してプレーするしかない。
（ 松井秀喜 ）
6.
病気は、より高い人生の階段を登ってゆく通路に過ぎない
（ カール・ヒルティ ）
7.
去る者は追わず、
来る者は拒まず。
（ 日本の格言 ）
8.
投票すれば明るくなり、棄権すれば暗くなる。
（ 広告コピー ）
9.
人々は見る覚悟があるものだけしか見ることができない。
（ エマーソン ）
10.
どんな芸術家でも最初は素人だった。
（ エマーソン ）
11.
過ちは真実よりも厳粛なときがある。
（ 「マーフィーの法則」 ）
12.
良書を読まない者は、良書を読む能力のない者と少しも変わるところがない。
（ マーク・トウェイン ）
13.
人を説得する最良の方法の一つは自分の耳を使うこと、つまり、相手の言うことに耳を傾けるのだ。
（ ディーン・ラスク ）
14.
行為の前に先慮することは、後になって気付くことよりもより良い。
（ デモクリトス ）
15.
恋愛には四つの種類がある。
情熱の恋愛、趣味の恋愛、肉体の恋愛、虚栄の恋愛。
（ スタンダール ）
16.
今のうちに貧乏しておけ！
金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、忙しか。
（ 島田洋七 ）
17.
わたしが妻に話しかけなくなって２年になる。
それは彼女の言葉をさえぎらなかったからだ。
（ ルナール ）
18.
悪意を持たぬ人は居ません。
罪を犯すのは、
その悪意を成長の糧に出来なかった者。
（ 漫画『たくあんとバツの日常閻魔帳』 ）
19.
君の毎分毎分を大切にすることをお勧めする。
時間のほうは時間が自分で世話をするだろうから。
（ チェスターフィールド ）
20.
未来を気づかう心は悲惨なり。
（ セネカ ）
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