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今日の
瀬戸内寂聴の名言
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6月4日
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1.
男と女が愛しあったあかしに妊娠し、その重荷は女だけに背負わされるというところに造物主のそもそものまちがいか、もしくは深慮があったのではないか。
(
瀬戸内寂聴
)
2.
老人は、子供を愛さなくなっても孫を愛する。
孫を可愛がるのは、孫が老人の手を必要とするからで、小さな孫の手をひいている老人は自分が需(もと)められていることを幼い手を通してはっきりと感じとることが出来るからだ。
(
瀬戸内寂聴
)
3.
子どもと目線を同じにして対等に話をして下さい。
大人は皆、上から物を言い過ぎます。
そして、世の中は生きる価値があると感じてもらえるように、大人が努力しましょう。
(
瀬戸内寂聴
)
4.
「愛人」の立場に甘んじる女たちは、
「家庭」の不潔さ、空虚さ、ご都合主義などを口をきわめて罵倒するし、
(心の内だけでも)自分こそ、純粋で打算がない真実一路の高尚な人間のように思いたがる。
(
瀬戸内寂聴
)
5.
人生の幾山河を共に渡った老夫婦が、互いの肉体で相手をあたためようといたわりつつ抱きあって眠る姿は、私の想像の中では、洗いぬかれ、流され、さらされた角のとれた美しい石が河原で並び、陽を浴びているような美しさとすがすがしさを感じます。
(
瀬戸内寂聴
)
6.
うつ病になったりする人は、非常に感情がこまやかで感じやすく、優しくて、そして挑戦的でない、おとなしい人。
物事をじっと考えるような人。
そういう人が、この乱れた世の中について行けなくなって、うつ病になったりするのです。
その人の罪ではありません。
(
瀬戸内寂聴
)
7.
自分が死ぬのはいいけれど、愛する人に死なれることは一番きついことです。
(
瀬戸内寂聴
)
8.
全く夢のない現実一本槍の人間より、いつまでも夢や憧れを抱きつづける人間のほうがより人間らしいではありませんか。
(
瀬戸内寂聴
)
9.
愛情とは
相手の欲するものを
先んじて与えること。
(
瀬戸内寂聴
)
10.
いちばん強い煩悩、われわれが抗(あらが)いがたい煩悩というのは、(中略)実は、惚れたはれたの煩悩がいちばん辛い。
「あの人を好きになった。
それなのにあの人は好きになってくれない」
「亭主がまた外に女をつくった」。
そういう愛情の苦しみ、迷いがいちばん大きい。
(
瀬戸内寂聴
)
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