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今日の
瀬戸内寂聴の名言
☆
5月13日
☆
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1.
人間はいつも無いものねだりなのです。
そして心はいつも満たされない思いで、ぎしぎし音を立てています。
欲望はほどほどに抑えましょう。
(
瀬戸内寂聴
)
2.
人間が生きるということは自分の欲するものを手に入れたいということと、ある部分では同義でしょう。
(
瀬戸内寂聴
)
3.
やさしい女を嫌いな人間、いや男がいるであろうか。
やさしさはまぎれもない美徳の一つである。
それなのに、やさしさから生まれる深情けが、必ずしも男にとっては女の美徳になり得ないところに、永遠の男女のズレがあり、悲劇が起こる。
(
瀬戸内寂聴
)
4.
愛も物も何もかもあげっぱなし。
そうすれば腹も立ちません。
口惜(くや)しい思いをすることもありません。
そしてそれは、相手が返してくれるのではなく必ずいつか、仏様があるいは神様が返してくださいます。
(
瀬戸内寂聴
)
5.
教師を養成する時、「この職業は聖職です」と是非教えて欲しいのです。
未来を担う素晴らしい魂に直接向き合う、それこそが聖職というものです。
(
瀬戸内寂聴
)
6.
何人かの男を遍歴しなければならない女たちを見ると、そこに一つの共通点を見出すことが出来る。
惚れっぽいこと。
信じやすいこと。
淋しがりやであること。
忘れっぽいこと。
純情であること。
情熱家であること。
エネルギッシュであること。
打算がないこと……。
(
瀬戸内寂聴
)
7.
老人は、子供を愛さなくなっても孫を愛する。
孫を可愛がるのは、孫が老人の手を必要とするからで、小さな孫の手をひいている老人は自分が需(もと)められていることを幼い手を通してはっきりと感じとることが出来るからだ。
(
瀬戸内寂聴
)
8.
家庭的な女というイメージは、男にとっては永遠の憧れであるらしい。
独身時代は、顔の美しさや、肢体(したい)の魅力的なことにひかれるけれど、一度、結婚してみると、妻の上に求める夫の要求はすべて家庭的なものとなってしまう。
(
瀬戸内寂聴
)
9.
供養はお金で出来るものではありません。
たくさんお金を出したから、仏になった人の菩提(ぼだい)がとむらえるなら、お金持ちの仏だけがあの世で安らぎ、貧乏人の仏は、あの世でも苦しむということでしょうか。
そんなことはないのです。
(
瀬戸内寂聴
)
10.
愛の関係を一方的に破壊する時は、破壊したいと望む方が加害者となり、一方が被害者となる。
(※しかし)本当は愛の場においては、被害者も加害者もないので、フィフティ・フィフティ、被害者もまた自分では気づかず十分加害者である場合が多い。
(
瀬戸内寂聴
)
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