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[名言]

人は論じすぎて、真実を見失う。


[出典]

シルス[プブリリウス・シルス](紀元前1世紀・古代ローマの喜劇作家・詩人)「警句集」


[関連カテゴリー]

論じる 】 【 真実 】 【 見失う


[解説]

人は議論をしているうちに、議論に夢中になりすぎて、議論すること自体が目的となってしまうことがよくあります。
議論で相手に勝つことが目的に変わってしまうのです。
そうなると、屁理屈や詭弁を持ち出したり、相手の揚げ足を取ったりして、もはや泥仕合となるのが常です。

■そもそも議論は、人と意見を出し合って検討し合い、「真実」を明らかにしたり、物事の解決となる「答え」を出したりするために行うものです。
しかし、本来の「議論の目的」を忘れて、相手を言い負かすことを目的にしてしまうと、「真実」や「答え」は遠のくばかりです。
なぜなら、「真実」や「答え」は何ものにもとらわれない自由な精神が無ければ、決して見つからないからです。
ごく簡単なことだったり、身近にあるものであっても、まるで別の次元にあるかのように、その存在に気づかなくなります。

■ですから議論をするときは、「議論のための議論」をしていないかどうか、常に自己チェックを怠らないようにすることが大切です。
また、「冷静」であること、「平常心」を保つことを心がけましょう。

■とは言っても、これがなかなかできないのが人間の悲しいサガです。
本来、議論は喧嘩ではありません。
しかし、自分の意見を否定されると、怒りたくもなります。
どうしても我慢ができなくなったら、目の前の相手は「サル」だと思うことです。
ああ、「サル」が何か言ってるぞと思えば、同じレベルで「喧嘩」するのが馬鹿らしくなり、冷静に戻れます。
「サル」に勝っても自慢にもなりません。
こちらが冷静になると、相手も気勢をそがれて冷静になります。
本来の有益な議論が復活するはずです。

(流音弥)



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