「おまえを育て、かわいがってきたのはこのわたしであっておまえの恋人ではない」という母親だったら、なおさら捨てなくてはいけません。
寺山修司[てらやま・しゅうじ]
(劇作家・詩人・歌人、1935〜1983) 『家でのすすめ』 【 寺山修司の名言 】
〈全文〉
どうしても母親の愛をのがれられない人はキリシタンの踏絵のようなつもりで、一度、自分の母親に「姥捨山につれていくぞ」といってごらんなさい。 母親よりも、あなた自身がそれをいったときから変わることができるはずです。 そして、それは精神の離乳の契機になるにちがいない。 どろどろした愛情の血の泥沼のなかで、とび立つべき自分のつばさをぬらしてしまっている一人息子になるよりは、「親不孝」をすすめたい……というのがわたしの考えです。 「おまえを育て、かわいがってきたのはこのわたしであっておまえの恋人ではない」という母親だったら、なおさら捨てなくてはいけません。 今風に言うなら、ベタベタ世話を焼きたがる母親には、「老人ホームに入れるぞ」と言ってごらんなさい。
結構、これは効きます。
(ながれおとや)
1.
( 米国のことわざ )
2.
( 瀬戸内寂聴 )
3.
( ベンジャミン・フランクリン )
4.
わたしたちはともすれば、自分は自分だと言えば、それが自分であるというふうに思いなしがちですが、それはちがいます。
わたしたちの自分というのは、むしろ自分でないものによってしか語ることができないものです。
( 長田弘 )
5.
( 漫画『スヌーピー』 )
6.
( 井伊直弼 )
7.
( ジョセフ・マーフィー )
8.
( 石川啄木 )
9.
( デーブ・ウェインバウム )
10.
( スタンダール )
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