鳥の将(まさ)に死なんとする、その鳴くや哀し。
人の将に死なんとする、その言うや善し。 (ver.0) 曽子[そうし]
(中国・春秋時代の思想家、孔子の弟子、本名・曽参(そうしん)の敬称、紀元前505〜前435頃) 『論語』より 【 孔子・論語の名言 】
(ver.1)
鳥のまさに死なんとするや、その鳴くや哀し。 人のまさに死せんとするや、その言うや善し。 (ver.2) 鳥の将(まさ)に死せんとするとき、その鳴くや哀し。 人の将に死せんとするとき、その言(げん)や善し。 鳥がまさに死ぬ間際に発する鳴き声は物悲しく、人の胸を打つ。
同様に、人間がまさに息を引き取ろうとしている時に口にする言葉は、誰の胸をも打つし、悪いものなどない。 なぜなら、その内容がどのようなものであれ、その人にとっては偽りがなく、真理を含んだ言葉であるからである。 また、人間本来の善性に立ち戻っているからだとも言える。
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