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[名言]
教えられたことはきれいさっぱり忘れるが、盗んで覚えたことは不思議に忘れない。
[出典]
田村隆[たむら・たかし](料理人、割烹料理店つきぢ田村の三代目主人、1957〜)
[関連カテゴリー]
【 教えられたこと 】 【 忘れる 】 【 盗む 】 【 不思議 】 【 忘れない 】
[解説]
人から技術を教えられても、案外すぐに忘れてしまうのは、それが「自分のもの」になっていないからです。 人から与えられた技術は所詮「他人のもの」です。 そのままでは身につかず、すぐに頭から出て行ってしまいます。
■「他人のもの」を習得するには、「自分のもの」に変える作業が必要になります。 それは、「自分の頭で考える」という作業です。 「自分の頭で考える」とは、「なぜそうのなのか?」という疑問を持ち、それに対する「自分なりの答え」を独力で導き出すことです。 「自分なりの答え」が出たものは、まさに「自分のもの」です。 それができてこそ、「本当の意味で理解」し、習得したことになるのです。
■盗んで覚えたことを忘れにくいのは、その技術を盗むために、「なぜそうなのか」という疑問を持って観察し、その答えを見つける作業を、無意識で行っているからです。 自分の頭で考えながら覚えるのですから、自然に「自分のもの」になるのです。
■以上から言えるのは、教わった時点で理解できたと思っても、それだけで満足してはならないということです。 それはたいてい「表面的な理解」であり、「理解したつもり」に過ぎません。 「なぜそうなのか」という疑問を持って、自分なりの答えを導き出そうとする姿勢が大切です。 それによって、完全に「自分のもの」にすることができるでしょう。
(流音弥)
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