ぱっちりとお人形のようにひらいた眸(ひとみ)はすばらしい。
けれど、それも持ち前のものをいうのであって、つけ睫毛をして、いくらごまかしてみても、それらしい眼にはなるけれど、本来の純情な瞬(まばた)きはない。 なぜならば、それは心がまたたかねばどうにもならないからである。 水上勉[みなかみ・つとむ、みずかみ・つとむ]
(小説家、1919〜2004) 『女ごころ風景』 【 水上勉の名言 】
〈全文〉
ぱっちりとお人形のようにひらいた眸(ひとみ)はすばらしい。 けれど、それも持ち前のものをいうのであって、つけ睫毛をして、いくらごまかしてみても、それらしい眼にはなるけれど、本来の純情な瞬(まばた)きはない。 なぜならば、それは心がまたたかねばどうにもならないからである。 __ Link __ ふつうの女性は、眼がまたたくのを、瞼(まぶた)が動くと考えているらしいが、じつはあれは心が動く、そのあらわれである。 __ Link __ 化粧は、心をごまかして、顔のおもてだけを粧(つくろ)うことで、その心を出そうと懸命になる行為である。 __ Link __ それだとしたら、危険なつけ睫毛(まつげ)にうつつをぬかさないで、己れが心を純情にした方がよい。 己れが心をやさしくした方がよい。 さすれば、そのやさしい心が、純情な心が、たとえ貧しい眼もとでも、彼女独自の瞬きをあたえて、男からみると、かれんで美しいはずのものである。 __ Link __
1.
( アボット )
2.
( 水谷修 )
3.
( フランシス・ベーコン )
4.
( アルベール・カミュ )
5.
( ゲーム『BUSIN 0 Wizardry Alternative NEO』 )
6.
( アベル・ボナール )
7.
( 中谷彰宏 )
8.
( ボードレール )
9.
( 「マーフィーの法則」 )
10.
( 『機動戦士ガンダムシリーズ』 )
11.
( 永六輔 )
12.
( 漫画『ハチミツとクローバー』 )
13.
( 漫画『バンビ〜ノ!』 )
14.
( マクスウェル・マルツ )
15.
( ある病院に掲示されていた詩の一節 )
16.
( 工藤勇一 )
17.
( 本田健 )
18.
( デール・カーネギー )
19.
( 加藤諦三 )
20.
( トルストイ )
|