そもそも人間の指はなぜ5本なのでしょう。
それは、物をつかんだりするのに最適な数だからです。
4本だと逆に不便になるし、6本あっても余り使わない指ができてしまいます。
5本という数こそが、人間生活にとって一番最適な指の数だと言われています。
そして、面白いことに、5本の指が全て同じ長さだと、手はその機能を十分に果たせなくなります。
それぞれの指には、それぞれの役割があるからです。
この事実は、ロボットアームの開発にも応用されています。
■一番短くて細くてか弱い小指は、一見するとあまり役になっていないようですが、実は、小指こそが他の指のコントロールセンターになっています。
同様に、親指が一番太くて短いのにも、中指が一番長いのにも、何らかの大切な役割と意味が与えられているのです。
また、右手の指と左手の指の長さも、それぞれ微妙に長さが異なっています。
利き手の違いもあるのでしょう。
こうして結局、10本の指の長さは全て異なっていることになります。
長さの異なる10本の指それぞれに、固有の役割と存在意義があるのです。
■人間についても、同じことが言えます。
人にはそれぞれ、この世で与えられた役割があります。
指が「長さ」という一つの基準で優劣を決めることができないように、人も一つの基準で優劣を決めることなどできないのです。
(流音弥)