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自分が死すべき存在だと知ったときから、私は死の観念が怖ろしくてたまらなかった。
人々が「勇気」と呼ぶものなど、私には何も見ていないゆえの軽はずみとしか思えなかった。

[ 出典 ]
ボーヴォワール
[シモーヌ・ド・ボーヴォワール、シモンヌ・ド・ボーボワール]
(20世紀フランスの女性作家・哲学者、1908〜1986)
『女盛り』

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〈原文全文〉
自分が死すべき存在だと知ったときから、私は死の観念が怖ろしくてたまらなかった。
たとえ世の中が平和で自分の幸福が確かなものに見えるときでも、私の十五歳の自我はしばしば、まったく存在しなくなるという思い、この私がまったく存在しなくなるという思い、それが定められた日に我が身に降りかかり、そのまま永遠に続くのだという思いに向かうのだった。
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この完全な消滅への怖れでいっぱいになっていたために、冷静にそれに向き合う可能性など、私には想像もつかなかった。

人々が「勇気」と呼ぶものなど、私には何も見ていないゆえの軽はずみとしか思えなかった。


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