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恵みをたえずもとめてやまぬのは、可憐(いじ)らしいことである。
しかし常凡な日々のいとなみのなかにも、ゆたかな恵みを見のがしているのは、寂しいことである。

[ 出典 ]
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928)
自著『無憂華』
「糧のまへに」

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〈全文〉
私たちは、せめて与えられた一日の糧の前に坐ったときだけでも、沁々とした心をもって、箸をとり上げたいとおもう。
祖聖が一尾の魚に対してさえ、念仏してむくいられた心もちも、おのずから窺(うかが)われる。

一椀の飯も、粒々みな法縁の辛労からささげられたものであることを思えば、合掌せずにはおられない親しさ、涙ぐましさが感じられる。

私たちは、天の恵みと地の福と、そして人の働きとを讃仰しよう。
恵みをたえずもとめてやまぬのは、可憐(いじ)らしいことである。
しかし常凡な日々のいとなみのなかにも、ゆたかな恵みを見のがしているのは、寂しいことである。


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