ふと立ちどまって、あるいはふっと顔をあげて、いまはいない人たちと話したくなることがあります。
いま、ここにいない人と語らうことの必要性を思いださせてくれる、そういう存在。 死者というのは、そういう存在です。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 『なつかしい時間』 章「死者と語らう」 【 長田弘の名言 】
※原文では「…ふっと顔をあげて、そうした、いまはいない人たちと…」
《関連》
時間のなかに、ふっと立ちどまって、ここにいない人(=死者)に問いかけて、自分に確かめて、ここにいない人と、語らうことができて、はじめて見えてくるものがあります。 (長田弘) 《関連》 いまは、死者に聞くべきときです。 どんなに平凡なことであっても本当は特別なことなんだということを、死んだ人たち、いまはいない人たちは、よくよく知っている人たちだからです。 そして、そのことを、生(以下略)(長田弘)
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