偉い人間は、咄嗟(とっさ)にきっぱりと意志表示が出来て、決して負けず、しくじらぬものらしい。
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『鉄面皮』 【 太宰治の名言 】
〈全文〉
このごろ私は、誰にでも底知れぬほど軽蔑されて至当だと思っている。 芸術家というものは、それくらいで結構なんだ。 人間としての偉さなんて、私には微塵(みじん)も無い。 偉い人間は、咄嗟(とっさ)にきっぱりと意志表示が出来て、決して負けず、しくじらぬものらしい。 私はいつでも口ごもり、ひどく誤解されて、たいてい負けて、そうして深夜ひとり寝床の中で、ああ、あの時にはこう言いかえしてやればよかった、しまった、あの時、颯(さ)っと帰って来ればよかった、しまった、と後悔ほぞを噛(か)む思いに眠れず転輾(てんてん)している有様なのだから、偉いどころか、最劣敗者とでもいうようなところだ。
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