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[ 名言 ]
苦しみをともにすることを強いても、楽しみをともに味わうことを忘れている世のなかは、あまりに寂しいとおもう。

[ 出典 ]
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928)
自著『無憂華』
「共苦共楽」

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〈全文〉
苦しみは何人(なんぴと)も共にし易い。
そこには嫉視と羨望の、浅ましい人間意識を用うる必要なき、同情のみの世界を見出すからであろう。
ゆえに苦境に沈淪(ちんりん)した場合は、他人と雖(いえど)も互いに親しみ合う、美しい世界が実現されてゆく。
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しかしながら、楽しみの裡(うち)に在(あ)って、何人もともに楽しみ、ともに親しみ合うことは稀である。
苦しみをともにしても、楽しみをともにし得ないところに、地上の生活の、かなしい我見自利のすがたがみとめられる。
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共苦共楽の内容のゆたかな生活は、ただ自利々他に目覚めた、祖聖の御同朋御同行にして、始めてなさるべきである。

苦しみをともにすることを強いても、楽しみをともに味わうことを忘れている世のなかは、あまりに寂しいとおもう。
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