不平、悪口は精神のオナラなり。
福田亮成[ふくだ・りょうせい]
(仏教学者、1937〜) 『コトバのまんだら』 《 仏教・僧侶の名言 》
人が不平不満や悪口を言っているのを聞くと、こちらもなんだか嫌な気分になってくるものです。
それは、不平不満や悪口がマイナスのエネルギーを帯びているからです。 念のためですが、マイナスイオンではありませんよ。 さて、他人が発するマイナス光線を浴びると、自分の精神状態もマイナスになってしまうから大変です。 そして、忘れていた自分の不平不満や悪口を思い出して、いっそう憂うつな気分になります。 だから、その兆候を感じたら、すぐにその場から避難しましょう。 ■「不平、悪口は精神のオナラ」とはよく言ったもので、不平不満・悪口を言う人は猛烈な悪臭をふりまいて、周りの人に迷惑をかけます。 オナラをするときは、人がいないところへ行ってするのがエチケットです。 ならば、不平不満・悪口だって、人のいないところに行って言うべきなのです。 「王様の耳はロバの耳〜!」と王様の秘密を叫んだ床屋のように。 ■ただ、不平不満・悪口を誰かに口に出して言うことは、ストレス発散にもなるという側面があることも確かです。 だから、居酒屋などでクダをまいたサラリーマンが大勢いるのです。 お互い酔っている上に、互いにオナラを出し合っているので、もはや悪臭は全く気になりません。 。その意味で、シラフの時にシラフの相手にオナラをするよりも、はるかに健全だと言えるでしょう。 不平不満や悪口は、酔った相手同士で言い合うのがベストなのです。
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