最近の若い方はホラを吹かない。
ホラを吹かないから夢もない。 永守重信[ながもり・しげのぶ]
(日本電産創業者、1944〜) テレビ番組『カンブリア宮殿』(2008年5月26日)より 【 永守重信の名言 】
「ホラを吹く」という言葉には2つ意味があります。
1つ目は、大げさな嘘やでまかせを言うことです。 2つ目は、将来について、大きなことを言うことです。 現在や過去の自分を偽ったり、大きく見せようとして、嘘やでまかせを言うのはみっともないことです。 見ていても、決して気持ちのいいものではなく、その人の人間としての評価を下げることになるからです。 ■しかし、これからの将来について大きなことを言う「ホラ」は、夢やロマンがあっていいのではないでしょうか? なぜなら、まだ起きてもいない未来のことは、嘘やでまかせとは限らないからです。 もしかしたら、本当に起こることかもしれないのです。 もし実現できたら、それは「ホラ」ではなくなる。 要は、一生懸命努力して、実現してしまえばいいのです。 ■人はたいてい、「ホラ」だと笑われるのが嫌で、自分の大きな夢を他人に語りたがらないものです。 また実際、自分の夢を語っても、相手にされなかったり、馬鹿にされたり、時には否定されたりすることも多いでしょう。 そういうあなたは、人に語れるだけの夢を持っているのか? と言い返したくもなります。 自分の大事な夢を馬鹿にされたり、否定されたりすることは、自分の家族を馬鹿にされたくらい、屈辱に感じるはずです。 もし腹が立たなかったら、それは本気の夢ではなく、自分を大きく見せるだけの「ただのホラ」だということです。 ■突拍子がなくて、誰も信じようとしない大きな夢は、みな「ホラ」と見なされるものです。 それでも、自分の夢を人に語ることができれば、それは夢に一歩近づくことになります。 頭の中にあるだけの「思い」が、「言葉」という「現実のもの」に変わるからです。 月面着陸時のアームストロング船長の言葉ではありませんが、「この一歩は、あなたにとって偉大な一歩」なのです。 ■人に「ホラ」と言われようが、気にしないことです。 まず「大きなホラ」を吹いて、自分の夢を周りに宣言してしまいましょう。 そうしたら、プライドを守るためにも、努力せざるを得なくなります。 実現できなかったら「ただの大ボラ吹き」。 でも、実現できたら「成功者」なのです。
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