世の中には創造する天才があるように、探す天才もあり、書く天才があるように、読む天才もある。
ヴァレリー
[ポール・ヴァレリー] (19〜20世紀フランスの作家・詩人、1871〜1945) 『作家論』 【 ポール・ヴァレリーの名言 】
一般に、「天才」というと、学問・スポーツ・芸術・ゲームなどの分野で、人並み外れた能力を持つ人のことを指します。
「天才」はみんなから注目され、称えられ、尊敬される存在です。 だから、たいていの人は「天才」に憧れるものです。 ■以前は、「天才」は天然記念物のような存在で、滅多にお目にかかれなかったような気がします。 しかし、実は、「天才」は身の回りのいたる所にいるのです。 たとえば家事では、料理の天才、掃除の天才、収納の天才が近所に必ずいて、主婦から重宝されます。 ゲームでは、格闘ゲームの天才、クレーンゲームの天才、太鼓ゲームの天才が、大きなゲームセンターに必ずいて、子供達やゲーマーから尊敬されます。 その他、例を挙げればキリが無いのでおこまでにしておきますが、とにかく、あらゆる分野で「天才」が存在するのです。 ■最近は、昔に比べて「天才」の基準が下がってきたような感じがします。 別に、日本一、都道府県一の能力でなくてもいい。 半径5〜10キロ圏内でトップなら、「天才」と呼んでいいようです。 このような「プチ天才」でも、十分「リスペクト」されるのが今の風潮です。 ■「プチ天才」の増殖は、別に悪いことだとは思いません。 それどころか、歓迎すべき傾向です。 なぜなら、自分がある分野の「天才」だと思えるなら、それが誇りと生きがいにつながるからです。 自分の「天才」を磨き、さらなる高みに上ることが、人生の目標となります。 「プチ天才」が増えれば増えるほど、社会に活気と喜びがあふれてきます。 ■今は、インターネットがあるので、情報発信や情報収集が容易になりました。 日本のどこかにいる「同好の士」と簡単に知り合える。 これほどいい時代はありません。 ■皆さんも、自分は何の「プチ天才」であるか、探してみましょう。 どんなに地味だと思えるようなものでもいいのです。 意外と地味な分野の「プチ天才」が重宝されたりするのが面白いところです。 自分の「プチ天才」を発見できたとき、人生が前よりも明るくなったことに気づくでしょう。 ■では、もし見つからなかったら? 大丈夫。 よーく探せば見つかるはずです。 人は、必ず何かの「プチ天才」なのですから。
(ながれおとや)
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