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私は自分が幸せであるほうへ票を投じる。

[ 出典 ]
ナンシー・メイア
(作者情報不詳)

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[ 解説 ]
さて、質問です!
あなたは、自分は幸せだと思いますか?
それとも、自分は不幸だと思いますか?

■中には、「分からない」という方もいるでしょう。
そういう方は、どちらかと言えば幸せなのか不幸なのか、より厳密に考えてみましょう。
右端が幸せで左端が不幸という「幸せの物差し」があったとして、真ん中よりどっちよりでしょう?
1ミリでも右なら、あなたは幸せだということです。
1ミリでも左なら、あなたは不幸だということです。
さぁ、どうでしょう?

■面白いことに、「分からない」と最初に答えた方は、再度よく考えてみた後では、たいてい「幸せ」を選ぶものです。
それは、幸せな人ほど、自分が幸せであることを意識せずに暮らしているからです。
幸せだから、幸せについて考える必要がありません。
外部からの質問で、改めてよく考えてみて初めて、自分が幸せであることを気づいたり、思い出したりするのです。


■ところがもし、普段から「自分は不幸だ」と思っている人なら、その考えは頭にしっかりと刻み込まれているものです。
突然聞かれても、迷わずに「自分は不幸」を選ぶでしょう。
「分からない」を選んだり、選ぶのを迷ったりしないのです。


■では、「不幸」を選んだ方はいませんか?
そもそも幸福感、不幸感というのは、主観的なものです。
周りから見て不幸そうに見えても、本人が幸せだと思えば、幸せです。
周りから見て幸せそうに見えても、本人が不幸だと思えば、不幸です。
だから、もしあなたが自分を不幸だと思うのであれば、きっと不幸なのでしょう。


■でも、ここでちょっと考えて見てください。
「自分は不幸だ」と思うのは、自分が「幸せな人」だと思っている誰か、または、自分の理想とする姿と比べたからではないでしょうか?

■もう一度物差しを思い出してください。
他人との比較による幸福感というのは相対的です。
もしかしたら、あなた自身は中央より3センチ右の幸せにいて、さらに2センチ右にいる人よりも「不幸」だと感じているだけだったりしませんか?
つまり、絶対的な幸福感の尺度で考えてみるのです。


■「絶対的になんて考えられるか」と思う人もいるでしょう。
そこは、なんとか想像力を働かせてください。
要は、自分の身近な範囲で考えるのではなく、日本的規模、あるいは世界的規模で考えてみるのです。
世界には、日本よりはるかに貧しい国、飢餓や病気や戦争に苦しむ人たちがいます。
そういう人たちがいる世界で考えてみれば、日本人のほとんどは、幸せの物差しの中央より右側にいるはずです。


■「世界なんか関係無い。
 日本の中で、それも、自分の身近な環境の中で幸せを感じられなければ意味が無いんだ」そういう方は結構いるでしょう。
その気持ちもよく分かります。
実は私も、狭い範囲で考えれば「自分は不幸」だと思っているくらいですから。


■私が危惧しているのは、「自分は不幸」だと思うことで、さらに自分を不幸にしている場合が多いのではないかということです。
つまり、不幸感によって気分が落ち込んだり、周囲に妬みや恨みを持ったりします。
それが行動や判断に影響して、物事がますます上手くいかなくなる。
そういう悪循環が生まれてしまうことです。


■一方、「自分は幸せ」だと思えば、気分が晴れやかで明るくなります。
行動や判断が適切になって、物事がますます上手く行くようになる。
そういう好循環が生まれてくるのです。


■人は、「自分は幸せ」だと信じることにより、本当に実感できる「幸せ」を手に入れることができるのです。
もし、「あなたは幸せですか?」と聞かれたら、「幸せです」と答えましょう。
(ながれおとや)


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