50801.妻は夫を幸福にする。兄弟姉妹を幸福にする。それから友人を、同僚を幸福にしていくと、いつの間にか幸せな人たちの中にいる自分も幸福になっているのである。

50802.成果をあげるためには、大きな固まりの時間が必要である。

50803.思い通りに生きるのはムツかしかね。

50804.故郷なんてものは、泣きぼくろみたいなものさ。気にかけていたら、きりが無い。手術したって痕(あと)が残る。

50805.我々は、この時代を偉大な発展の時代にすることができる。

50806.精神的プレッシャーには、開き直りで立ち向かう。

50807.人間は死に依って完成せられる。生きているうちは、みんな未完成だ。(中略)人間は、死んでから一ばん人間らしくなる、というパラドックスも成立するようだ。

50808.勤勉たれ。時間を空費するなかれ。常に何か益あることに従うべし。

50809.私にとっては、わずかばかりの自分の知識を本にするよりも、独り学ぶ楽しみのほうがはるかに大きい。

50810.音楽は競争じゃない。協調だ。一緒に演奏して、互いに作り上げていくものなんだ。

50811.われらの歎(なげ)きは、短き命をもっていることにあるのではなく、瞬間の生命を、よく生かし得ないところに在(あ)る。

50812.チャンスは懐に飛びこんできまへん。自分からつかみとらんとあきまへん。

50813.すべて重大なる問題は、賢さとか、敏捷(びんしょう)さだけでは、決して解決できない。天地に恥じざる行動と相互信頼の公平な心があって、初めて解決する。

50814.人にほめられる人よりも、人をほめられる人が賢者。

50815.運は正面から来ない。

50816.戦いとは傷つけること、戦いとは傷つくこと、戦いとは痛みを交換することよ。傷みを通じて、互いの思いに触れ合うの。すなわち、愛に他ならないわ。

50817.善意の過ちは許せ。

50818.着るものがある。食べるものがある。雨露をしのげる家がある。愛する家族に愛を伝えることができる。すべてに感謝。

50819.人間は、欲望を創造するものであっても、必要を創造するものでは決してない。

50820.学問ハオ好キデスカ。無理カモ知レマセヌガ、ソレダケガ生キル道デス。

50821.おれなどは、生来人が悪いから、チャンと世間の相場をふんでるよ。上がった相場はいつかは下がる、下がった相場もいつかは上がる。人間も同じだよ、上がり下がりの時間は長くても十年はかからぬ。

50822.(自分の)職業に必要な全部のことを勉強しようと思ったら、半端な努力では済まない。でも、マスターしないと、その職業を自分でコントロールすることは不可能なんです。しかし、この過程で得られるものは途方も……

50823.得意げにうんちくばかり垂れる人には、こう言ってやりましょう! 「この、うん畜生め!」

50824.僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける。

50825.学校は、同じ金を出せば、同じように誰も一律に扱って、大学だったら、教授先生の意向で生徒がちゃんと守られている、これが学校のいいところですよ。学校のいいところって、それしかないですよ。

50826.人間は安物買いをする動物である。他の動物はそんなことはしない。

50827.企業を基盤とする社会は、個々の企業が自らの社会的意識にかかわらず、社会の目的と安定に貢献することによってのみ機能する。

50828.君が自分の音楽にもしも自信があるなら、(誰かにプロデュースしてもらうんじゃなくて)自分でレコードを作るべきだ。自分で自分をプロデュースするべきだ。

50829.人情は移ろいやすく、世渡りの道は厳しい。だからこそ、険しい難所でも一歩退いて道を譲り、楽に通れる所でも、三分(さんぶ)は人に譲る心がけが必要だ。

50830.才能ある人は賛辞にのぼせない。

50831.人をだます人間は、いつか必ずだまされる。また、自分をも惨めにする。

50832.失敗は誰にもいつでも起こり得る。これに対しては、最後の瞬間まで望みを捨てぬ心構えが大切である。

50833.スターほど、「できない」と「駄目」が多すぎて、みんな自分(自身)の短所をよく知ってる。でも、もう駄目なんだからって半分ぐらいはあきらめて、そこのところは無理しないで、さりげなく出していく。……

50834.本当の貢献を必要とするのであれば、それらの貢献を行った人たちに報いなければならない。

50835.民を貴(たっと)しと為(な)し、社稷(しゃしょく)これに次ぎ、君を軽しと為す。

50836.私は純粋にちかづきたい。そして、人びとを動揺させたい。

50837.節倹を守らんよりは、むしろ奢侈(しゃし)を禁ぜよ。(ver.0)

50838.社会が決める法律には正しさは必ずしもないとすれば、正しさはどこにあるか、わかるね。そう、自分にあるんだ。善悪を正しく判断する基準は、自分にある、自分にしかないんだ。

50839.根さえしっかりしていれば 枝葉はどんなにゆれたって いいじゃないか 風にまかせておけばいい

50840.誰でも毎日少なくとも五分くらいは大馬鹿になる。分別とは、この限界を超えないことにある。

50841.作者は小説の奴隷である。

50842.知識とは専門化である。

50843.いちずに 一本道 いちずに 一ツ事

50844.社会的存在としての引退はあっても、心の引退は生命ある限りないのです。いつも何か目標を定め、それに挑戦していくことが大切です。

50845.小説と云(い)うものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその読後感を卓を叩いて論じ合うと云うような性質のものではないのであります。

50846.好きなことから逃げたら、後悔するぞ。

50847.試験地獄なぞという事はあたりまえの話であって、試験極楽なんていう事があってはならぬ。

50848.真のマーケティングは、顧客から出発する。すなわち人間、現実、欲求、価値から出発する。

50849.自分が変わるつもりがないんだから相手だって変わらない。相手を尊敬するつもりがないんだから自分が尊敬されることもない。本当は自分さえ変えればいくらでもやり方があるのに原因を外部に求め、苛立ちの人生が……

50850.日本のいわゆる知識人たちは、奈良朝以降のことでもってしか、「日本国」や「日本人」のことを考えないんです。それは、当然、「おかしい」ということになるわけです。


50851.伝統行事というものは、めんどうくさいようだが、一種のゆとりのようなもので、自然や祖先の霊と共生しているような和やかな気分にさせてくれる。しかし、これも、しだいに衰えたり、画一化したりして、つまらな……

50852.競争なんかしなくても生きられるよ〜。みんなは近道に殺到して見逃してるけど、その裏道もあるんだよね。欲をかかなかったら、裏道にも目がいくよ。誰も知らない細い裏道を探していったほうがラクだし、疲れない……

50853.何事も抑制があるからこそ型から出ようとし、個性的な仕事をしようとするエネルギーが生まれてくる。

50854.遊ぶということは、人生を過ごすためには絶対必要だ。

50855.友人は友人が前進するのをサポートするものです。敵ではそういうわけにはいきません。前進したければ、友人になることです。

50856.あのそばの味 あのパンの味 本当のところはね だれにも 説明できないんだよ ことばは 不完全だから

50857.人間にも企業にも、試練に耐えるためにだけ生きている時期がある。

50858.物のように目には見えないけれど、自分を磨くために費やしたお金と時間は、絶対に無駄にはなりません。その分、必ずどこかで役に立ち、やがて目に見えて、人生を豊かにしてくれます。

50859.多くの場合、今の自分の状態は「自然にこうなった」わけではなく、ある部分はお互いの努力の結果であり、ある部分はお互いの努力を怠った結果である。

50860.世界中で生み出される面白い製品の中心にはいつも人がいる。人を中心に考えてもの作りをする。

50861.美しさは「自然」が女に与える最初の贈り物であり、そしてまた「自然」が女から奪い取る最初の贈り物である。(ver.0)

50862.(競馬の予想が)はずれたら? うーん、いいじゃないですか。競馬で最もすばらしいのは、明日があるってことですよ。

50863.事業には、それ以上成功することは自らにとって有害であるという分岐点がありうる。

50864.失敗したとは思わない。うまくいかないやりかたをもう一つ見つけたのだと思う。

50865.お互い腹を割ってじっくり語り合うことができる人数は3人まで。

50866.この世に在ることは、切ないのだ。そうであればこそ、戦争を求めるものは、なによりも日々の穏やかさを恐れる。

50867.ひとが誤るのは、いつでも言葉を過信してだ¥。きれいな言葉は嘘をつく。この世を醜くするのは、不実な言葉だ。

50868.用心もまた勇気なり。

50869.スポーツ大会に出る人は、優勝する自分をイメージしたら、そこで感激の涙を流したり、躍り上がって喜ぶくらいのところまでいったほうがいい。先に感動まで体験してしまうのは悪いことでも恥ずかしいことでもなく……

50870.我々は、親や、教師や友人から、自分自身になる方法ではなく、社会に適合し世間の基準に自分を合わせる方法を教え込まされてきた。

50871.身の丈に合わせて行動している限り、身の丈はそれ以上伸びない。

50872.心の穴は他の皆(みんな)が埋めてくれるもんなんだよ。(ver.0)

50873.勇気の感じられる言葉には、人の心と運をつかむ力がある。

50874.あなたがスポーツ選手でなくても、コーチがいると人生はガラッと変わります。ビジネスでも、勉強でも、家事でも、コーチの助けがあれば、最高の状態を引き出す手伝いをしてもらえるからです。

50875.現実に触れないで生きてくると、(トラブルが起きた時)どうしたらいいかわからなくなります。

50876.私は、神様はケチではないと思います。「両方ください」っていったら「もちろん!そういうのを待っていたよ」といって、与えてくれるんじゃないかと思うのです。

50877.組織の精神とは、訓戒、説教、善意ではない。実践である。

50878.太陽は夜明けを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。

50879.謙虚になろうとする心こそが謙虚さというものです。謙虚になったと自分で思ったら、実はそのときはもう謙虚ではなくなっているのです。

50880.100万枚売れるアーティストが1組出るより、1万枚売れるアーティストが100組出たほうが文化的には正しい。

50881.どんな困難な戦局でも、必ず理論的な最適解はある。混乱して自棄になりそうな時ほど、それを忘れてはいけないよ。

50882.手当たり次第なんでもかんでもやたらと食う人は常に精神状態が穏やかでない。色々のことが乱れ調和しないことばかりになる。

50883.人間の力は必要に迫られてこそ十分に発揮される。従って退路を断つなど、部下たちがやむを得ず戦わなければならないように仕向ける必要がある。

50884.強いってことは泣かないことじゃない。泣いてもまた、笑えること。

50885.(本当に)好きな人であれば、いくら欠点があっても、その人を愛しているという気持ちがあるかぎり、ずっとつきあっていられる。

50886.努力する者は希望を語り、怠惰な者は不平を述べる。

50887.他山(たざん)の石

50888.辱(はずかし)められて怒らないことは難しい。

50889.懐疑は信仰の敵だとは言われるが、そうではない。信仰の敵は軽信である。

50890.芸術家が精神的に強いのは、孤独というものの力を自分で技にできているからだ。

50891.人に頼むすべさえ身に付けておけば、人生を切り抜けられる。

50892.人間の到達し得る最高のものは驚きである。もし根本現象によって驚かされたら、それで満足するがいい。それ以上のものは与えられない。しかし人間は根本現象を見ただけでは通例満足しない。なおもっと先に行かな……

50893.販売員は3秒間同じところにいてはダメ! お客様がいなくてもテキパキと動き回り、とにかく手を休まず動かす。

50894.生きていくということは、見えないものを信じて生きる勇気が必要なんです。たとえ自分が進む先が見えなくても、自分を信じて進む勇気が必要なんです。

50895.最も偉大な人たちの人生は、その人たちが実現した結果よりも、その人たちの目的と努力との中において、より多く表現されている。

50896.ユーモアや笑いは、心のいい休憩になる。

50897.怒られたときは、実は(こちらを)好きにさせるチャンスだ。

50898.人は、国の少子化防止のために子どもを持つのではない。「幸福」のために子どもを持ったり持たなかったりするのだ。その幸福とは、自分の幸福とは限らない。

50899.成敗(せいはい)は天に在(あ)り。

50900.人間の会話って、互いにどんどん相手の(語尾の)音程に同調していくの。 だから、子どもを叱るときは、語尾を高くしないと。


50901.すべては過程だ。結果ではない。

50902.聞くことからは知恵が得られるが、話すことは後悔につながる。

50903.何があっても、結婚相手は親友でなければいけない。

50904.桜が咲いた、ヒマワリが咲いた、柿はどうした、野菜はどうしたというような話が(被災地の)人々の励みになっている。もしそれがなかったら、みんな自分を支えることは非常に難しいのではないか。

50905.この世に足りないものなんて、何もないのだ。

50906.(山の頂点へ)一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になる……

50907.シングル女性にとっては「心を一歩出ればあとはライバルや敵ばかり」。

50908.雨だれも、ついには石をうがつ。

50909.(美の)根本は愛なんです。美しいから愛してるのではなくて、愛してるから美しい。

50910.答えをもとめるためではなく、ここにいない人(=死者)へ問いかけるのは、そうすることで、自分をはげます。自分がはげまされる、ということのためです。

50911.人生は庭のようだ。完璧な瞬間は経験できても、記憶以外で保存することはできない。

50912.女がおんなら、心配ない。男はほおっとこう。

50913.成功するのにたいした秘訣はない。他の人が理屈をこねている間にさっさと粉をこねればいいだけのことである。理屈をこねても時間の無駄になるだけだが、粉をこねれば団子になる。理屈をこねる人を見ていると、や……

50914.大根が先生で 私は弟子 なんの驕りもない ありふれた この大根のようになれと 先生は 教えてくれる

50915.難しいと思う心が、物事を難しくする。

50916.世界はまず、人たちの想像力の中で亡(ほろ)びる。そしてそれを防ぐためには、政治的手段など何の役にも立たないのである。

50917.誰にでもわかりきっているようにみえるが、それでいて平生は気づかずにすごしている。叡智(えいち)とはそれを指摘するからこそ叡智ではないか。

50918.生きている間は照れくさくて言えないことがある。亡くなって初めて分かる親の愛がある。

50920.わては無学やさかい、白なら白一色でいきます。ほかの色のことは考えまへん。

50921.真の謙遜とは、私たちの能力や美徳を他人に隠したり、あるいは自分を実際よりも悪くかつ平凡だと考えることではない。

50922.君は「ただのサラリーマン」なんかじゃない! 「有料のサラリーマン」じゃないか!

50923.わかってたまるか わかってたまるか 足の下に踏まれてばかりいる 雑草のくるしみを 陽の当たるところに出たことのない 苔のかなしみを

50924.「果報は寝て待て」ではない。「果報は練って待て」だ!

50925.感ずるべきものに感ずる人間であって欲しい

50926.生きる事は、芸術でありません。自然も、芸術でありません。さらに極言すれば、小説も芸術でありません。

50927.すべてを叶えてしまえるということは、何も望み(=望むもの)がなくなるのと同意だ。

50928.地獄とは 楽を求めて苦しむ世界 極楽とは 苦を転じて楽しむ世界  その どちらにもつけず 苦ぢゃ 楽ぢゃと 迷うている私

50929.高校の時、友達はみんな将来Googleで働きたいって言ってた。けど、私はそこで検索される人になりたいと思ってたの。

50930.追憶の感激をもたない生活を、つづけなければならぬ人たちは寂しい。

50931.サーカスの曲芸、綱渡りなどをやる人は、それが当たり前のような顔でやっている。まさに超人技。あれこそはプロや。

50932.近きもの喜び、遠きもの来たる。

50933.どうかことばを かけないでください ただ そっとしておいてください わたしのことを ほんとに思って くれるならば

50934.自然を大切にする気持ちは、自然と接することでしか生まれない。この地球は、子どもたちの未来のために私たちが預かっているもの。

50935.無念無想でやろうなどという意識があってもいけない。それでは潜在意識があったことになる。その潜在意識を潜在意識としてまた意識に取り入れてもいけない。その意識から超越しなければならぬ。つまり超意識的に……

50936.敗者と呼ばれる人には2種類ある。頑張ったけど敗れた人と、頑張らずに敗れた人だ。前者だけには、再度チャンスを与えたい。

50937.相手が一の常識を持っているなら、こっちは十か十五のポテンシャルの差がないと説得できない。

50938.「忠臣蔵」みたいなのが美しいっていうなら、ユーモアなんか日本人に必要ないじゃない。互いに仇を取りっこするような、せちがらい世の中になるのも無理ないと思うよ。

50939.大切なのは「年齢」ではなく「情熱」。それさえ失わなければ、きっと、何歳になっても新しい発見があり続けるに違いない。

50940.人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。この頃の、指導者たちの、あの、まじめさ。ぷ!

50941.冷静になってから手にした(=抱いた)「夢」は、単なる「夢」ではなく、「理想」に変わります。そして、「理想」を掲げて着々と生活していけば、やがて「理想」は「現実」のものとなります。きちんと自分という……

50942.人が一人で生きうるものならば、どうして世界の至る処に嘆きの声がみちみちているのでございましょう。

50943.思い屈するような心萎える時間こそ、心が撓(しな)っている状態で、重い雪をスーッと滑り落としているときなんだから、それを肯定し自分を認める。ああ、そうか、俺はまだやわらかな、撓う心を持っているんだと……

50944.人は、楽しい気分や明るい気分の時には好ましい言葉を思い出しやすく、悲しい気分や暗い気分の時には好ましくない言葉を思い出しやすい。

50945.地方人はまだ地方にいる時は、田舎者ではない。東京に出て来て、はじめて「田舎者」にされるのである。

50946.目指すものがあるというのは、成長へのいい肥やしになる。

50947.この世でもっとも深い愛を、感謝するにも及ばないほど当然だと、子供に思わせるためにのみ、母というものは子に必要である。

50948.鈍感な人たちは、血が流れなければ狼狽しない。が、血の流れたときは、悲劇は終わってしまったあとなのである。

50949.世の中が 便利になって 一番困っているのが 実は 人間なんです

50950.(人生において)最も大切なことは変化であり、私たちが直面する最大の問題は、その変化を、自分が進みたいと望む方向に合わせて、自分の運命を切り開いてゆけるかどうかです。さもなければ、自分の行動……


50951.たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。

50952.本当に強い人は強がらない。本当に偉い人は偉ぶらない。

50953.人間が人間たらしめているものはただ一つ。己の意思だ。

50954.公正な心によって、物事を正しく見る力が発揮される。

50955.人生ってきっと、地位や名誉やお金じゃない。人生は、どれだけ心が震えたかで決まると思うんです。

50956.算数は、現実を正しく把握する能力が築かれる土台であり、実際的な問題に対する思考力と判断力を発達させるための基礎を作るものである。

50957.運を頼む(=運を当てにする)人間は、往々にして愚痴っぽく、不平屋です。

50958.恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。

50959.(仕事が)面白いと思って取り組むと必ず(仕事の)見え方が違ってくるのです。

50960.恕(じょ)は心の余裕。自分の心を暖め、他人の心に思いやりをかける。

50961.私たちは食べるもの、飲む水、吸う空気を通じ、この宇宙とつながっている。何かを口にするということは、宇宙を体内に取り入れるということよ。

50962.どうかすると若い者が「死ね」と言わんばかりのことを言う。死なれるか!この老境こそ味わい深いものなのだ。うんとうんと人生の味、お念仏の味がわき出てくるものなのだ。

50963.真の友なら、アドバイスはしても友の領域に関わる事柄には絡んでいかない。互いのプライベートを尊重するのが親友なんだ。

50964.どこから来たかではなく、どこへ行くかが、最も重要で価値あることである。

50965.人は平和を望む。しかしその一方で、争いを望んでもいる。その2つを持ちえているのが人だ。平和だけを望み、争いだけを摘み取ることは、人でなくなるという事に他ならない。

50966.私たちは、潜在的神の子です。愛を通して潜在は現実となります。私たちは敵を愛さなければなりません。彼らを愛することで、私たちは神を知るからです。

50967.臆病者にいい料理は作れない。誰にでも料理はできますが、偉大な料理は勇気から生まれる。

50968.自尊心を失う十八の心得──5.もっぱら人のご機嫌取りをする。

50969.組織はいつも風通しがよくなくてはならない。

50970.私たちの後ろにあるものも、私たちの前にあるものも、私たちの内にあるものに比べたら、小さなものに過ぎない。

50971.超能力や魔法がもし存在するならば、人の個性を際立たせる有効な手段となるだろう。超能力や魔法のないこの現実世界は、生きる人間にとって、あまりにも可能性が限られていて、夢も希望も持ちようがない。

50972.山師の根性なくしてなんの事業か。

50973.なにかがわかるまでに、とても時間がかかることが、あるものなのよね。

50974.良い部下がいれば、後ろを振り返る必要がない。彼らがしっかり見ていてくれる。

50975.石というのはだまっているけれども、見方によってはなんとなく話しかけてくる感じもする。とくに奇岩奇石のたぐいは、なんとなくわれわれには知れないような、信号を示しているような気がしないでもない。

50976.証明とは、納得させる推論である。

50977.恋に陥(お)ちたとたんに 誰もがヒロイン

50978.人はその最良の部分で評価される権利がある。

50979.分かりにくい業界を分かりやすくする。埋もれた宝はそこらじゅうにある。

50980.ばらまき国家は自由社会の基盤を侵食する。国民の代表たるものが、票を買うために特定の利益集団を豊かにし、国民を丸裸にする。これは市民のコンセプトの否定である。事実、急速にそのように理解されるようにな……

50981.愛国心という卵から、戦争が孵化する。

50982.強い組織とは、自分で考えて自分で行動する組織のこと。そのシステムを設計し、作り上げることが、トップの仕事なの。

50983.イマジネーションの世界は無限である。

50984.ドキドキが止まらないのが18歳、動機が止まらないのが81歳。

50985.いくらこちらがいい話をしても、相手が聞いていなければ一生懸命話したとしても何にもならない。

50986.高慢は没落の前に来るが、拍手の後にも来る。

50987.宙宇は絶えずわれらによって変化する 誰が誰よりどうだとか 誰の仕事がどうしたとか そんなことを云(い)っているひまがあるか

50988.(鉢植えのように)私たちも成長のために植え替えを考える必要があります。でもいつ? 朝が来る前に、もうしおれているときです。明日を思い描けず、夢を見られないときです。いつ声を出して笑ったのか思い出せ……

50989.日々同じ仕事に変わらぬ集中力を注げるかが、職人の勝負。

50990.あすの事きのうの事に渡らずと ただ今橋をわたれ世の人

50991.ネタのない人ほど暗い話題を(雑談に)持ち込みます。暗い話題の方がしやすいのです。

50992.天地間一切の事物は、自然の大法の具体的顕現だ。

50993.衆生としての救いというのは、苦悩がなくなることではないのです。人間は苦悩しているがゆえに、苦悩がなくなれば救われると思うのですけれども、ただ苦悩がなくなったというだけならば、退屈というより深い問題……

50994.挫折はね、靴を1足履き潰しただけなの。1足だけですまそうなんて人生が怒るよ。さあ、新しい靴を履いてまた目指そうよ。それが生きるということなんだ。

50995.自己を教育する力によってのみ、他を教育することが出来る。

50996.人が代弁できるのは、自分自身だけである。他人を代弁できると思うのは、あるいは、実際に、代弁らしき行為をするのは、思い上がりと自己満足にすぎない。

50997.独創性のない人間に未来は任せられない。

50998.人を熱烈に動かそうと思ったら、相手の言い分を熱烈に聞きなさい。

50999.謙虚さは、他に美徳がない人にも美徳になるに違いない。

51000.知識は、それをどのようにして効果的な行動に移せるかを知っている人の手に渡るまでは、単なる可能性にすぎない。


51001.馬鹿と気狂いはよけて通れ。

51002.あなたの潜在意識は全知であって、あらゆる問題に対する解答を知っています。

51003.人間の名に値する唯一の人間は、行動する人間である。

51004.どんなことでも、自ら意図的に選択してやる。そうすると、「自分がすべてを決められる」という感覚が身につくようになる。

51005.周囲を見まわしてみるがいい。群れている人間ばかりが眼につくじゃないか。カラス人間やスズメ人間ばかりじゃないか。ひとりでは呼吸もできない連中が、その必要もないのに、互いに軽蔑し合いながら、いた……

51006.デブだからボーイフレンドができないなんて、逃げよ。デブだからできないんじゃなくて、それは魅力がないからなのよ。魅力っていうのは、やせているか太っているかの問題じゃないの。

51007.あなたの頭ではなく、ハートに従いなさい。

51008.置いてある物を見るときは、近くでなく、距離をおいて見るとよい。

51009.人生の大事なことはすべて、どう見るかで見えるものが違ってくるのだ。

51010.恋をすると、人間は一番いい自分を見せるものだ。

51011.愛そうという人間は相手を真剣に考える、相手の立場にたつ、相手をみる。それ故(ゆえ)、殆(ほとん)どたちまちのうちに(相手の)愛の虚偽を見ぬいてしまう。

51012.仲間の応援ほど青春力の高いイベントはない。

51013.市井の片隅に生まれ、そだち、子を生み、生活し、老いて死ぬといった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったくおなじである。

51014.本来女の中には、強い者に征服されたいという本能がひそんでいて、ほんとうに惚れてしまった男にこきつかわれるのは、まんざらでもないのである。

51015.入社1週間の新入社員(中略)だったら「すみません」しかないかもしれないけど、そうじゃないなら、「すみません」は使っちゃダメ。「すみません」じゃない言葉で踏ん張って会話を成立させたほうが、気持ちいい。

51016.強さっていうのは、誰かを殴り倒せるっていうことじゃない。誰かを守れるっていうことだ。

51017.着実なる努力と大いなる欲求が幸運(チャンス)を呼ぶ。執念が運命を引き寄せる。

51018.(アイデアを)苦し紛れに考えてひねり出そうとしても、決していいアイデアは出てきません。

51019.一杯は人(ひと)酒を飲む。二杯は酒(さけ)酒を飲む。三杯は酒(さけ)人を飲む。

51020.自分に向いている仕事、天職は何か」と探す人がいます。無駄なことです。やってみなければわからないからです。私自身、自分が最も実力を発揮できる分野を知るのに20年以上かかりました。

51021.才能がない人間にとっては、プライドというのは人生の妨げになる。才能があれば、プライドは人生の踏んばりどころで力になってくれる。

51022.「おはよう」というと 目がさめる 「いただきます」というと おなかがすく 「行ってきます」というと 元気にいける 「ありがとう」というと きもちがいい 「ごめんなさい」というと ほっとする 「おや……

51023.とかく、洋行者の土産話ほど、空虚な響きを感じさせるものはない。田舎者の東京土産話というものと、甚(はなは)だ似ている。名所絵はがき。そこには、市民の生活のにおいが何も無い。

51024.KJ法やアイデア創造を支援するソフトなどは、本質的に人と情報をシェアするといった場合には役立つが、核となるアイデアを生み出すことにはほとんど役に立たない。むしろ邪魔することの方が多い。

51025.野暮(やぼ)な人は、とかく、しゃれた事をしてみたがるものである。器用、奇智にあこがれるのである。

51026.ありがたいというのは、資格がない、あるはずがないということが、それにもかかわらず現にあるときに、ありがたいと感ずるのです。ですからありがたいという歓喜は、懺悔と讃嘆という二つを内容として持っている……

51027.中途半端だと自分がどこにいるか分からなくなっちゃう。一つでも一生懸命になれることがあったら道は開けます。

51028.考えは創造力です。考えが賢明であれば、行動も賢明なものになります。

51029.赦(ゆる)さるる事の少なき者は、その愛する事もまた少なし。

51030.あんたには他人の持っとらん、よか宝石が心にあるたい。思いやり、という宝石じゃ。

51031.河海(かかい)は細流を択(えら)ばず。

51032.社長はいい人事をやれば、後は寝ていてもいい。

51033.主はその愛する者に、眠っている時にも、なくてはならぬものを与える。

51034.苦手科目をあきらめない者に、未来はやって来るのだ。

51035.仲良くしていれば、ケンカにならない。

51036.私は、自分の作品をあまり認めていないし、また、よその人の作品もそんなに認めていない。

51037.並みの上司は、明確な規則と規範を決める。優れた上司は、規則ではなく高い規準を決める。

51038.「イヤなこと」から先に取りかかるべきだ。それさえやってしまえば、肩から重荷が下りて、その日の残りの時間を思いきりエネルギッシュに過ごすことができる。

51039.今日、夫婦の間で起きるもめ事の八割は、適切な対話を欠いたことからこじれた問題なのです。問題の芽はあったにしろ、それをこじらせ大事(おおごと)にするのは対話を欠いたときです。

51040.神は平和をもたらし、悪魔は戦争をもたらす。

51041.猫の愛より偉大なギフトがあろうか。

51042.お金より好きなものを持ってる人って、現代では最高のロマンチストなんだもの。

51043.神経質な、ものにおびえ易い人ほど、暴風雨の更に強からん事を祈る心理(がある)

51044.(※結婚というのは)お互いに対して一所懸命であること。(中略)自分の心を偽って、相手に対してうわべだけ取り繕うというのは、一所懸命であることとは違います。

51045.低いお月様が大きく見えるのは、地平線近くには木や建物や山など、大きさを比べるものがあるから。一方、高いお月様が小さく見えるのは、広い空にポツンと独りぼっちで浮かんでいるから。人間だって同じ。何人か……

51046.犬があきれたような眼差しでこっちをじっと見ていたことがあった。だがその視線は、ほんの一瞬で消え去った。そして私は、犬というのは人間を“ちょっと変だ”と思っていると確信した。

51047.心で子供たちを愛し、手で子供たちをしつけよ。

51048.愛と孤独との関係に於(おい)て、孤独は常に双六(すごろく)の振出(ふりだし)である。が、愛は決して上(あが)りではない。

51049.仕事にしろ会議にしろ、面白くてたまらないといった態度でとりかかれば、いつの間にか本当に熱中している自分に気がつくものだ。

51050.生きることが、人生の最高目的であることはもちろんである。(ver.0)


51051.禅の師は、弟子を鍛えるのに「活人剣」「殺人刀」を自在に使う。弟子を徹底的にほめ上げて、その人の長所を伸ばす。これを「活人剣」という。あるときは徹底的に追い込み、その人のすべてを否定しきる。これを「……

51052.悩みからぬけ出(い)でたと思った人は、その日から寂しい日を送らねばならなかった。そしてそれは、真実に悩みからぬけ出でたのではなく、ただ悩みを逃避していること。

51053.あなたが貧しい家庭に生まれようが金持ちの家庭に生まれようが、それには関係なく、あなたの理想の存(そん)するところにあなたは行き着くのである。あなたは、あなたが自分の中に持っているもののせいで豊かな……

51054.戦争とは、夫が、ボーイフレンドが、我が子が、孫か……愛する人を理不尽に奪われること。死ぬことです。一生会えなくなることです。

51055.会社というのは「忙しい、忙しい」で40年経ってしまう不思議なところである。会社のいう通りにやっていると、なぜか毎日忙しい。20代でそういう流れに身をまかせる人生を設計した人は、40歳ぐらいになった……

51056.結局、景気が悪くなったときに生き残るのは、最高の製品を作っている会社なのです。

51057.受け継いで国のつかさの身となれば 忘れまじきは民の父母

51058.職場では常に明るく楽しく。その第一歩は、「ニコッ」と微笑み合うことだ。

51059.ぼくは、大人の目から見たらわかりきったことのように思われようが、いちばん大事だと感じるものをメッセージしつづけてきたつもりです。

51060.人間、年をとることは自然なので、それが「老人問題」だと騒がれるのは、よくよく世の中がゆがんでいるからなのです。

51061.(本番で)100回コケたっていい。それがまた明日から意味のある練習に繋がるから。

51062.私は正義を信念としていますが、正義より母の方を先に守ります。(ver.0)

51063.苦痛──友人の繁栄に曝(さら)されることによって罹(かか)る病気。

51064.今日不幸だと思うヤツは、いつでもどこでも不幸になっちゃうヤツだ。

51065.その人が真剣に人生を変えようと決めるまでは、何も変わらないのだよ。

51066.石ノ森章太郎さんも六十歳で亡くなりました。みんな寝る時間を削って仕事をしてました。パーティーなどで会うと、一か月に三百枚描いた、四百枚描いたと自慢をするんです。私は、いつ寝るんかなあと不思議に思っ……

51067.知識社会とは非階層の社会であって、上司と部下の社会ではない。

51068.本当の学問には、無駄に終わるような理論や研究は一つもない、と言える。

51069.ある極限を突破すると、また新たな目標を見出してしまう。これこそ、人間の底知れぬ能力だと思う。

51070.愛がなくして、人生の諸問題は解決できません。

51071.日々に必要なものがあれば、ほかに何もないほうがいいのだ。

51072.蝋燭は彼自身を燃やす他に他意もなければ野心もなく、一心に自分を灯(とも)して行く他ありません。たとへ彼の垂れた蝋が畳を汚すことがあらうと、敷物を汚すことがあらうと、彼自身にはそれに就(つ)いて私は……

51073.人生は歩いている影にすぎない。ただいっとき舞台の上で、ぎっくりばったりをやって、やがて、もう噂もされなくなるみじめな俳優だ。

51074.愚かな人々は、今、自分たちは目が醒めているのだと思いこんでしまっている。それほど、彼らの知識は自分だけのものなのだ。それは国王としてのものもあり、牧夫としてのものもあろうが、いずれにしても、自分自……

51075.投資を行ううえで大事なのは、いちいち損を失敗としてカウントし続けないこと。(中略)やっちゃったもんはしょうがない。ハイ次、次。投資家なんだから、これぐらい図太い神経にならなきゃダメよ。

51076.誤りをはっきり誤りと言ってのければ、どんな誤りも、おのずから誤りでなくなるであろう。

51077.「生きることは食べること」を丁寧に言い直すなら、「生きることを充実させるには、食べることを充実させる必要がある」ということだろう。

51078.年ごとに、目まぐるしく複雑な世の中に当惑を覚えることが多くなるので、ますます毎年、シンプルな喜びに心の平安と慰めを求めたくなるのだ。

51079.我執――それは霊(=精神)にとっての牢獄である。牢獄がわれわれの肉体的自由を奪うように、我執は間違いなくわれわれの幸福を奪う。

51080.草木国土悉皆成仏   ※草木(そうもく)国土(こくど)悉皆(しっかい)成仏(じょうぶつ)

51081.人は、自分が心に描くものそのものである。

51082.有能であることを自覚していないより、無能であることを自覚しているほうがいい。

51083.本当は誰でも知性や教養のある人が好きなのだ。

51084.並みの上司は答えを教える。優れた上司は質問を投げかける。(部下に答えを見つけさせることのほうが、答えそのものより大切である)

51085.少年はすべての権力を敵と見なす。

51086.恋は恋人の今に情熱を注ぐことであり、愛は恋人の将来にも責任を負うことである。恋は泡沫のように消えやすいが、愛は歳月とともに深まることが多い。

51087.日本の人は、みな、襷(たすきがけ)です。ムキです。まじめです。

51088.私たちは自分がやってしまった事柄については、ほとんど後悔の念を感じない。辛い気持ちになるのは、たいてい自分がやらなかったことのせいである。

51089.言ってることが正しくても、言い方が正しくなければ、その日本語は正しくないし、相手を気持ち悪くさせる(=相手の気持ちを害する)。

51090.人間は精神なのだ。

51091.だれでも他人の不幸に同情しない者はいない。ところがその人がその不幸を、どうにかして切り抜けることができると、今度はこっちでなんとなく物たりないような心持がする。もう一度その人を、同じ不幸におとしい……

51092.すべてが闇に包まれ、あたりは絶望の響きにあふれ、出口がひとつも見当たらないとき、救いは記憶の中の愛にある。その愛は単なる過ぎし日々の思い出ではなく、今、私たちを支えてくれる力だ。記憶により……

51093.奇人変人には、好奇心の塊のような、わが道を狂信的なまでに追究している人が多い。つまり、誰が何と言おうと、強い気持ちで、わがままに自分の楽しみを追い求めているのです。だから幸せなのです。さあ、あなた……

51094.その3.勝者は、「あなたのためにそれをしてあげましょう」というのに対し、敗者は、「それは私の仕事ではありません」という。

51095.「こうあるべきだ」という思考からは、柔軟な発想は生まれないのだ。当たり前の中に隠された物を探り出そうという発想が、固定観念を打破するもとになるのである。

51096.駕籠(かご)に乗る人、担(かつ)ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人。

51097.もっと自分の五感を信じたらいい。自分の身体に合う男は自分にしかわからない。だから、目と鼻と手と、聴覚、嗅覚、触覚、五感をフルに使って自分の好きな匂い、好きな肌触りを探す。それを大切にする。五感を無……

51098.禅の師は、弟子を鍛えるのに(中略)あるときは徹底的に追い込み、その人のすべてを否定しきる。この厳しさがないと、いったん頭にこびりついた迷いや思い込みは容易に払拭できないものだ。

51099.「人は人、自分は自分」という自立した生き方は、忍耐を通して養われます。

51100.人間のランクに「天才・秀才・庶民・アホ」とある。


51101.感傷とは、シニシズム(=冷笑主義)の銀行定休日にすぎない。

51102.自分のぶんを、はっきり知ってあきらめたときに、はじめて、平静な新しい自分が生(うま)れて来るのかも知れない。

51103.感情の 高ぶるままに 叱りしが あの子も こころきず つきたらむ

51104.誰(たれ)か我を 思ふ存分叱りつくる人あれと思ふ。何(なん)の心ぞ。

51105.子が親の財産、アテにしすぎる、コドモ国である所以(ゆえん)。

51106.三省(さんせい)

51107.成功すると、人々に影響力を持つ。話を聞きたがる人が増える。自分のことを真剣にとらえてもらえる。一方、周りの人々は、自分が次にすることは即時に成功すると期待する――だから事態はもっと難しくなる。

51108.美味しいものは人の心を結びつけます。

51109.ボランティアは、「誰もがやるべきもの」ではない。あくまで自分がやりたいからやろうと思う人、やらない人を「ずるい」と思わない人がやるものだ。

51110.学校はいつでも(=何歳になっても)行けるけど、結婚は分別がつかないうちにした方がいいよ。

51111.(リーダーは)好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。

51112.隣に誰かがいるだけで、“憂い”は“優しさ”に変わります。

51113.面白い人間というのは、マジメ律儀小心な男の中にもいる。

51114.実務能力を身につけない者は、世の中で低い地位しか占められない。

51115.「蔵書」が語るのは、その本がもたらす記憶、もたらした記憶です。その本がそのときそこにあったということを伝えるのが「蔵書」です。

51116.公明正大な中で育った子は正義心を持ちます。

51117.お金には、「持つ人の品性を拡大して映し出す」特性があるのです。(ver.0)

51118.どこに行こうが、どんな天気だろうが、つねに自分の太陽の輝きを持ち込め。(ver.0)

51119.たった一度の敗北を、最後の敗北と取り違えるな。

51120.「心の教育」のために、ある人が剣道や茶道を(学校で)教えようと言っています。これらは教養であり、教育とは違うのです。

51121.人生において命ある限り、戦士の休息はあっても、戦士の終焉(しゅうえん)などあるはずがない。

51122.犬は〈自然〉でありながらも〈人工〉的な存在である。しかし、猫は自然そのものといっていい。

51123.とにかく最初に然るべき方法を学んだら、なんでもやって、追求してみることだ。

51124.生きるのは一回限りだが、うまく使いこなせたら、一回で充分だ。

51125.もし数学以外の科学において、疑いのない確かさと誤りのない真実に到達することを望むなら、(すべての)知識の基礎を数学に置くことが必要である。

51126.インディアンはどんな行為でも、円環の中で行う。なぜなら、宇宙の力はいつも円環をなして働き、それに従って、あらゆるものは丸くなる傾向を持つからだ。

51127.人は自分自身について最大の関心を持っている。だから、自分と似ている人を好きになる傾向がある。出身地、出身校、趣味、好み、家族構成、生活水準、考え方、意見、思想、価値観など、似ている点が多ければ多い……

51128.臆病のたちが悪いところは、私たちの弱みを全部握っていて、いつどこをつっつけばいいか知っていることです。脅しのテクニックが成功しないと、親切ごかしであなたの夢をつぶします。

51129.あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。最初に問うべきは、我々の強みは何かである。

51130.人間は、社会をそのものを示す言葉なのだ。

51131.【回文】 憩い、いい恋! (いこいいいこい)

51132.クリスマスとは、ちょっとした余分のことを誰かのためにしてあげること。

51133.将来とは突然やってくるものではなく、過去の延長線上、今日の延長線上にある。だから予兆は必ずある。予兆の段階から観察し、そこに働いているいろいろな力を見て、結果的にどうなるかを見抜くのだ。

51134.うまくいっている人と比較するから自分のスピードの遅さが気になる。周囲のことは気にせずに、マイペースで自分をつくっていけばいい。

51135.心が悪くなる事もある。しかし、そこで反省すればいい。その繰り返しで魂は向上していく。

51136.目にとって、空は日々の糧。

51137.決断することが経営者の仕事である。だからといって先頭に立つ必要はない。最後部で指揮を執る。先頭に立ったら、ただの一人にすぎない。

51138.秩序を乱すものは、共に滅ぶ。

51139.民主主義の中で自由、特に報道の自由には重い責任が負わされている。

51140.経営者は独自の考えで事に当たれ。

51141.まねるということは、学ぶということばの語源である。

51142.人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる。

51143.殴った方は忘れていても、殴られた方は、その痛さ、悔しさを決して忘れてはいない。

51144.凡(およ)そおのれを高うする者は卑(ひく)うせられ、凡そおのれを卑うする者は高うせらるるなり。(ver.0)

51145.北風という寒さがあるから太陽という暖かさの恵みを知る。人は2本の足で立ってどこへでも歩いていける。でも、それを有り難いと思っている人は殆(ほとん)どいない。当たり前だからで、何かで歩けなくなって初……

51146.勉強(studying)は好きじゃありません。勉強は嫌いです。学ぶ(learning)のは好きです。学ぶことは美しいです。

51147.神が人間に言葉を与えたのは、互いの考えていることを隠すためである。

51148.根拠のある自信など、この世にはない。結局は最後に成功すればいいのだ。そのためには、まず自分が信じること。

51149.不安の解決方法は、自分の意識領域を拡大すること。

51150.人間が動物や虫や石よりもエライと考えるようになってから、人類はおかしくなったのではないか。


51151.かねも名誉も 地位財産も じぶんの外側に なんにも 求めないときを ほんとうの 安心という

51152.正義が勝つのではない。勝つのが正義だ。せいぜい、正義が勝たなければならないと言おうか。

51153.欠点のある人──誰しも欠点を持っているのだが──と、自分も欠点を持つ人間として関係を維持してゆく努力の中に、愛があるのではないだろうか。

51154.真の成功とは、今日が地上で過ごす最後の日であっても、心残りなくこの世を去れることです。

51155.才能とは長い忍耐のことである。

51156.どんと自信を失って冴えない顔だねえ。これもやろう、あれもできると背負いすぎたんだよ。途中で息があがって重荷になった。だから、重荷と一緒に自信も下ろしたの。軽くすればまた一緒に自信も背負えるだろ。と……

51157.芸術の価値と科学の価値は、万人の利益への私欲のない奉仕にある。

51158.失敗は恥ずかしくないが、志の低いことが恥ずべきことなのだ。

51159.強固な決意は不安をはねのける。

51160.成功の一番の秘訣は、専念すること。つまり、すべてのエネルギーを一点に注ぎ、あちこちよそ見することなく、まっしぐらにそれに向かうことだ。

51161.金儲けするつもりになるな、損をしないつもりでやれ。

51162.もしも数学の本質を短くひと言で定義しようと思うなら、それは無限についての科学だと言わなければなるまい。

51163.新しい進歩には怖さあり。

51164.求めざるを得ない、本当の人間にならずにはおかん、と人間に生まれた者は必ず深いいのちの願いを持っておる。

51165.忍耐と、努力と、結果への信頼が、すばらしい配当をあなたにもたらします。

51166.にくむべき罪人であっても極悪ではない。極善という人が居りますか? おそらく人間としてないだろうと思います。

51167.当時、一生懸命がやたらと尊ばれた。たんなる一生懸命には何ら価値がないことを為政者は教えなかった。だから国民は一生懸命が価値を持つためには、正しい理論に基づくことが前提条件だということを悟らなかった。

51168.口を開けば、愚痴、悪口、陰口、不平不満ばかりの人は、その(負の)エネルギーに自分自身が包まれて、一生、不幸不遇のままです。

51169.そもそもダジャレとは、面白いと思って楽しむものではない。くだらないと馬鹿にして楽しむものである。

51170.モデルの瞳に感動したら瞳から描け、首筋に感動したら首筋から描くのだ。画面から感動が伝わってくるのは初心の感動があるかないかである。

51171.小さな安全だけの“盆栽経営”ではやがて枯れる。経営は常にアグレッシブでなければならない。一時的に赤字部門であっても、将来成長する可能性があるなら、積極的に育てていくべきである。

51172.神は、まず人の心を見て、それから頭脳を見る。

51173.(ベンチャーは)2番手3番手ではもう遅い。常に1番手でなくてはいけない。

51174.ぬかミソというのは、かき回すほどおいしい漬物ができる。組織も同じです。

51175.芸術的な権力というものが、もし存在するならばそれは政治的抑圧から、人たちを解放し、自由にしようとする営為(えいい)の中にある。

51176.そのすぐれていることが、不幸なのだよ。世の中では、ひとと同じであることが幸福なんだ。これには、理屈もなにもない。

51177.カフカは『兄弟殺し』の中で「なぜ人間は血の詰まったただの袋ではないのか」と問いかけているが、その答えは簡単だ。人間は「話しかける袋」だからである。「血の詰まったただの袋」は、決して叫んだり話しかけ……

51178.どんな奴でも、最後になってみるまで、自分がどんな人間かなんてのはわからないものだ。死に際になって、自分が何者だったか気づかされる。死とはそういうことだと思わないか?

51179.言葉でいえない、かたちはとりにくいけれども、はっきりそこにあると感じられる問題というものを、一つずつ自分の心のなかに発見してゆくということが、ひとが成長すること、歳をとるということだろう。

51180.孝行のしたい時分に親はなし。(ver.0)

51181.考えることが快楽でない人は考えない¥。考えさせない¥。疑わない。

51182.「同じ買うなら××で」という消費者の声を集めれば、それこそ大きな資産である。

51183.(先生は)ことさらいい先生になろうと思って、懸命な授業をやって、笑いを取ったり、楽しく授業を受けさせて、身につけさせて──そういうふうに、自分はどうやったらなれるだろうかなんて、馬鹿馬鹿しいことは……

51184.扉をいくら強く叩いても、激しく叩き続けても、力は姿を現さない。力が顔を見せるのは、正しい叩き方をした時だけだ。

51185.修業という事は、天才に到る方法ではなくて、若い頃の天稟(てんぴん)のものを、いつまでも持ち堪える為にこそ、必要なのです。退歩しないというのは、これはよほどの努力です。ある程度の高さを、いつまでも変……

51186.人は、当惑したり悲しかったりすると、なんとか自分を納得させたくて、あとになって、なんだかんだと言い出すものなのです。

51187.私は教師。私の過去は思い出でいっぱい。私の現在は挑戦、冒険、愉快なことでいっぱい。なぜなら、私は、子どもという未来と共にあるから。

51188.夫と妻は、その生涯に於(お)いて、幾度も結婚をし直さなければならぬ。お互いが、相手の真価を発見して行くためにも、次々の危機に打ち勝って、別離せずに結婚をし直し、進まなければならぬ。

51189.良い客とは、通う店を頻繁に変えない客のことである。そういう良い客は大事にしなければいけない。一方、良い店とは、客の顔ぶれがあまり変わらない店、つまり常連客の多い店である。客が何度でも来たくなるよう……

51190.人間が好きで小説書きになった私にとっては人との出会いが、たとえそれが苦痛や悲哀を伴っても、生きている何よりの証として、有難いことに思われます。

51191.本当に勝負をかけた恋は、25歳すぎにやってくるんですよ。それまでの恋は勉強と考えて。

51192.あの世のことはね あの世へ行ってから じぶんで体験すればいいんだな いまは この世を 一生けんめいに生きることだね

51193.偉大な考えは心からやって来る。

51194.何かにつけて青春が未来を喋々(ちょうちょう)するのは、ただ単に彼らがまだ未来をわがものにしていないからにすぎない。何事かの放棄による所有、それこそは青春の知らぬ所有の秘訣だ。

51195.どんな金持ちでも権力者でも、朝が来るのを止めることはできないのだ。

51196.人の心は、実にたわいが無いものだ。風に吹かれる葦(あ)しみたいに、右にでも左にでも、たやすく靡(なび)く。

51197.無知を知るは学問の始めなり。

51198.あなたは油断なく目をさまし、自分の周囲にあふれている好機を見張って、逃してはなりません。

51199.へたに隠すよりも、はっきり現せ。

51200.愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。