51601.自立ということは、依存を排除することではなく、必要な存在を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。

51602.金に汚い人間になるな。人と交わるときは遠慮深くして、人になるべく出費させてはいけない。

51603.技術力とは“心の蓄積”である。

51604.休んでも、やめてしまわない。

51605.あなたの体は神の宮なり。

51606.十年一剣を磨く。

51607.辛いことは笑いで吹き飛ばして、明るく前向いて一歩踏み出して行くんだ!

51608.わたしは誰にも何も求めないので幸せでいられます。お金もどうでもいい。勲章も、肩書きも、名誉も、わたしには何の意味もありません。賞賛もほしくありません。

51609.「ダメで元々」「負けも経験」いかにも三流の考えそうなことね。勝つつもりでやらなきゃ、勝つための経験は積めないわ。

51610.大事な局面では長考しない。簡単に決断する。

51611.呆(ほう)としてすごせし時間安らぎの ごとくに椅子(いす)の窪(くぼ)みに溜(たま)る

51612.たとい国の平和な時でも、男子は常に、武術の練磨に努めなければならなかったのに、うかつにも之(これ)を怠っていたので、ごらんのとおり皆さん例外なく卑屈である。

51613.あきらめるが勝ちである。

51614.わたしたちは、生命の永遠の連続の、とある中継点で生きているのである。

51615.文章の長さは女性のスカートみたいなもので、短ければ短いほどいいが、「肝心な部分」は覆いつくさなければならない。

51616.こうして彗星(すいせい)探しの旅をしていることに比べたら、コーヒー沸かしの一つや二つ、どこへ消えたって、たいした問題ではないだろ?

51617.互譲互助という生き方は、和の精神から出て来るのであって、お互いに一致団結して平和に暮らそうということだ。

51618.常に将来へのビジョンを描いておけ。それが人々に希望を植えつける。

51619.(自分の)子供の特性を把握し、どこに気をつけ、どんな分野なら“自立”して生きていけるのか。その方向を見極め、(特性を)伸ばしてあげることが親には求められます。

51620.「憲法は絶対に変えてはいけない」というスタンスは、「ただの思考停止」の態度である。憲法とは、その時代の情勢に応じて変わっていくものである。変えるべきか、変えるべきでないかは、その内容に応じて判……

51621.知恵を絞り、熱中すれば、必ず道は開ける。

51622."音"というものは、例えば、ドレミのドの音とはいえ、オーボエが吹くのと、フルートが吹くのとではまるで違うものです。"音"自身を生きたものとしてとらえるといういい回しは、必ずしも適当ではないけれど、……

51623.何かを勉強しよう、学ぼうというときには、まず群れから離れて一人で立つ。これが基本姿勢だ。頭のよし悪しや、本をたくさん読んできたかどうかより、単独者になれるかどうかが問われる。

51624.善人を演じるならば、彼の中の悪人を探せ。悪人を演じるならば、彼の中の善人を探せ。

51625.会議を成果あるものにするには、会議の冒頭に、会議の目的と果たすべき貢献を明らかにしなければならない。そして会議をその目的に沿って進めなければならない。会議の終わりには、冒頭の説明に戻り、結論を会議……

51626.子供への最良のアドバイスは、本人のやりたいことを見抜いて、?そうするように促すことである。

51627.成果をあげるのは才能ではなく、習慣だ。

51628.忙しい、忙しいと意識がそちらに向かえば確実に忙しくなります。

51629.世界を変えるためには、まず己が変わらねばならぬ。

51630.政治は主に、人たちに何かを禁じる単位である。政治的な権力は、何々を「してはいけない」ということを私たちに要求する。それに対して、映画や演劇、詩、そうしたものの総体としての芸術は、人たちに何かを許す……

51631.会社の経営は芸術作品を生み出すのと似ている。真っ白なキャンバスに創造力を駆使して美しい絵を描いていく作業と同じだ。

51632.前に進もうとしなければ、後退してしまうものなんです。

51633.常に思考し、行動しなさい。思考と体験が一致すると、信念が生まれます。

51634.空想は、行為の再現でもなければ終局でもない。まさに現実と同じように、力学をもった存在である。

51635.じぶんが体験しなかったこと、(体験)できなかったことにたいして無垢でも無実でもあることができない、というのがわたしたちにとってのありようだとおもうのです。わたしたちはそうしたありようそのものを突き……

51636.親孝行は、それだけで、生きることの立派な目的になる。

51637.人間は往々にして小鳥のような行動を取る。小鳥は目の前の餌だけに注意を奪われ、鷹が頭上を飛んでいるのに気付かない。

51638.何にもわからないようなお客が来てなきゃダメ。そういうお客を、こっちへ引っ張りこむようでなけりゃ、プロの噺家(はなしか)じゃない、芸人じゃないと思うんです。

51639.わたしは、経験というものは、体験者が非体験者へつらなる道をさぐること、非体験者が体験者への想像力を獲得してゆくことの交差によって、はじめて経験とよべるものになってゆくんだとおもうんですね。

51640.騙されてその人(=騙した人)のすべてを否定するとね、その人はもとより人間そのものを信じようとしなくなる。これほど不幸なことはないよ。

51641.臆病な者は愛を表明することができない。愛を表明するとは勇敢さの現れである。

51642.自分は不幸で不運な人間と思った状況にある時、ニュース、読み物、インターネットで、より悲惨な人たちや、自分の知人の最悪な話とくらべるのです。楽になります。

51643.やろうとおもってるは やってないとおなじ

51644.君の生涯の最も輝かしい日は、いわゆる成功の日ではなく、悲嘆と絶望の中から、生への挑戦の気持ちと、今に見ろ、やってみせるぞ、という気持ちとが湧き上がるのを感じる日である。

51645.本以外の娯楽が極端に増えている現代、本を読むということを技にできていない人が実に多い。読書をしている人としていない人とでは、十年、二十年たったときに人間としての魅力がまったく違ってきてしまう。

51646.時代は言葉をないがしろにしている──あなたは言葉を信じていますか。

51647.女は恋をすると、こうもアンミツのようにあまくなるのか。

51648.「できればもっと厳しく品質にこだわりたい」という立場の人と、「多少のことは目をつぶってくれないと、会社がつぶれちゃうよ」という立場。このふたつの立場を理解して、具合よく現場を回している人がいな……

51649.希望があるところには必ず試練があるものだから。

51650.(家畜は)鳴きながら鳴きながら家畜になり、(人は)泣きながら泣きながら人になる。


51651.よい分別(ふんべつ)は雪隠(せっちん)で出る。

51652.心の闇に人間の真実があるのだ。

51653.やらなかったら何も始まらない。先を考えないで全力を尽くして、そこからまた考えればいいじゃないか。

51654.有能な部下は自信に満ちている──自分の能力の限界に挑戦し、その力に応じた報酬を求める。

51655.慎め、かつ耐え忍べ。

51656.今日やるべきことを今日思いついているようでは、24時間フル活用できません。スケジュールをいつも意識することで、「最高の自分」を実現し、1日をフルに生きて完全燃焼することができるのです。

51657.現実の人生というのは、大抵の人にとっては、実に長い次善の人生である。つまり、理想や可能性との永遠の妥協である。

51658.ものには、他からエネルギーを受けて燃えるものと、それでも燃えないものと、自分で燃えるものとがあります。人間も同様で、ものごとを成そうとする人は、自ら燃える人でなければなりません。熱意、情熱が、も……

51659.人々はすでに非暴力の境地に達した。これは世界における平和の宣言であろう。

51660.もし自分の友人が自分の不在のときに自分について語ったことを各自が知ったとするならば、よしそのとき彼がいかに真実に冷静に語ったにせよ、それに耐えうる友情はいかに少ないことであろう。

51661.人はいつからでもやり直すことができます。自分が気づいたときが「新しいスタート地点」です。色々と悩むこともあるかもしれませんが、「今さら遅い」と投げ出さないでください。やる気さえあれば、人は謙虚に学……

51662.私の知っていることは、誰だって知ることができる。しかしこの心だけは、私だけしか持つことができない。

51663.私をもっと尊い境涯に生かすために、今までの生き方の間違いを根本主体が教えてくださるために、この悩みがあるんだな。この悩みを突き抜けていくところに、百花繚乱たる花園があるんだな。

51664.しかめっ面で相手に話しかける人、相手に話しかけられても無表情な人、相手より強いことばで話しかける人、相手に話しかけられたらそれに負けないことばを返す人、そんな人は最後に失敗している。

51665.自信があるからこそ謙遜できる。

51666.愛のある所に信仰があり、信仰がある所に平和があり、平和がある所に神がある。

51667.勝てる勝負なら、必ず相手に逃げ道を残しておいてやる。神でない限り、完全な人間なんていないからだ。

51668.女をつくるのは男だけど、男をつくるのも女、なのよ。あんたら、いい男をつくる責任、あるわよ。がんばりなさい。

51669.天国は心の中にある。

51670.何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう。

51671.金はかぞえない。かくさない。おおらかでいいんですよ。札束でふくらむポケット。盗られてもいいんです。大したことじゃないんです。

51672.大あわてで結婚して、ゆっくり後悔する。それが人の常なのだ。

51673.部屋を整理することは、同時に頭や心を整理することでもある。

51674.難しいと同時に有益な課題を立てることほど、優れた頭脳の持ち主たちを力強く駆り立てて、知識を増やす研究へと向かわせるものはない。

51675.泣きたいだけ泣き、笑いたいだけ笑うのは、ただ子供たちだけが持っている特権だ。小鳥とともに目をさますのも子供らである。太陽とともにおどるのも子供らである。落日の最後の光まで草の中をかけずりまわるのも……

51676.トレンドに逆らってビジネスを始めるのは、川を上流に向かって泳いでいこうとするのと同じことです。ビジネスの経営は、わざわざ流れに逆らって泳がなくても十分に大変なことです。

51677.人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。

51678.女よ女よ年とるな

51679.「正義の味方」を必要としない世界。それは、みんなが正義の味方である世界。

51680.「あいまいなまま様子を見る」という姿勢は、自分と違う考え方、生き方をしている人を排除せずに受け入れるゆとりにもつながる。

51681.不平や不満の心から、よい知恵も才覚もわきそうなはずがない。

51682.神はあんたが図書館に座ってるために太陽を作ったんじゃないわ。

51683.嫌いな人と仲良くすることを長く続けると、心は壊れます。

51684.幸せな人生をまっとうしたければ、今日を精いっぱい幸せに生きることが、最善の策である。

51685.選手が自分たちで課題を見つけて解決していかないと、(選手やチームは)成長しない。

51686.本当の自由は、お金でしか手に入れられないのよ。

51687.本当のことを言うことで、本当のことを言う相手を持つことで、お前はこの世に生きて来たことを肯定しようとしている。自分の人生に意義を見出そうとしている。

51688.愛は、人を無能にいたします。私は、まけました。

51689.想像力は、政治状況によって「与えられる」のではなく、むしろ与えられる政治状況に自己の主体を与え返すための武器でなければならなかったはずである。

51690.人間は幸福な時には、ばかになっていてもいいのだ。神も、ゆるし給たまわん。

51691.賣(う)るという字をみるに、買いという字に十一を加えて賣るという字なり。されば十分の一の利を得ば、天下適用の利分にて、格別の利という程の事にはあらざるべし。

51692.人は必ずしも無理に幸福を求めることはしなくてもよい。禍(わざわい)を受けることが無ければ、それが幸福なのである。

51693.私たちが、新しい木を植えるとき、私たちは、平和の種も植えるのです。

51694.不幸にあこがれたことがなかったか。病弱を美しいと思い描いたことがなかったか。敗北に享楽したことがなかったか。不遇を尊敬したことがなかったか。愚かさを愛したことがなかったか。

51695.僕みたいな男だっても、生きて居る限りは、なんとかして、立派に生きていたいとあがいているのだ。

51696.あるときから「一瞬一瞬、人生を楽しもう」と決めました。朝起きてから夜寝るまで、自分が楽しいと感じることを中心にして生きる、というのを実践しています。

51697.人間が、人間に奉仕するというのは、悪い事であろうか。

51698.てくてくと こどものほうへもどってゆこう

51699.人が反抗的になるのは、頭の問題ではなく心の問題である。

51700.(人は)愛と執着をよく間違えます。


51701.人間が成功する条件というのは、個性的なタレント(才能)、それを磨くためのハードワーク(努力)、そして人知を超えたチャンス(運)。この三つの組み合わせであると思います。

51702.面白いから軍備を続ける者はいない。恐ろしいから軍備を続けるのだ。

51703.とりあえず やってみてはいかがですか なにかいい結果がうまれるかも…

51704.グチをいえば物事は解決しますか。よしんば、不平不満を述べて心は気持ちがいいですか。なぜ、心に気持ちのいいことをいわないの。それは“感謝”という心をなくしているからです。

51705.優等生やらエリートやらは、ありゃあ苦しくて疲れるだけですよ。

51706.うまく言えないが、何か大事なものが今の人間の心から消滅してしまったような気がするのだ。

51707.親から受け継いだ長所を活かせば親は喜ぶ。親から受け継いだ欠点をバネにして親を乗り超えればこれに優る親孝行はない。

51708.主人のために働くのは辛いことだ。だが、働くための主人を持たないことはさらに辛い。

51709.私は貧弱な真実より華麗な虚偽を愛する。

51710.雲は戯れであり、目の慰めである。祝福であり、神のたまものであり、怒りであり、死神の力である。

51711.退屈だと老けるの。

51712.作家というのは、ぜんぜんお金にならなくても馬鹿にされない唯一の職業です。

51713.究極的に自己修養だけが、本当の味方である。

51714.明日には 私も偽善の旗を 降ろすとしよう 半白の髪を 葡萄(ぶどう)の酒に 捧げようぞ 私の人生の時も はや七十 いま自ら愉(たの)しまずして いったい いつ愉しむのだ?

51715.人の世の 幸不幸は 人と人とが 逢うことから はじまる よき出逢いを

51716.事業は飛び、借金は残ったが、会社を支えるのは人だ。これが唯一の資本であり、今後の事業をつくる。人を大切にせずしてなにをしようというのか。

51717.競争のないところに進歩なし

51718.海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう。

51719.与えなさい。そうすれば、自分にも与えられるだろう。

51720.そうだよ。運命なんかないさ。ぼくたちは、みんな、どんな一生をおくるか、きまってないのさ。

51721.既成事実さえできれば、理屈や弁解はあとからどうにでもつくもんだ。

51722.恋をしたら、たいていみんな馬鹿になる。

51723.好きなこと、没頭できるものをどれだけたくさんもっているか。それが多ければ多いほど、人生は好きなことに満ち、たくさん楽しめる。たくさん楽しんだ人ほど、豊かな人生を送ったといえるだろう。

51724.女を武器にする女は、女に嫌われることが多い。だが、男を武器にする男は、男に嫌われることは滅多にない。

51725.「自分はどういう人間なのか」 「人生をどう生きたらいいのだろうか」ということを考える機会が、人生の入り口ではどうしても必要です。この経験が、人生の目標を導くのです。

51726.死すもよし 生きてなおよし 生き死にの 峠に立ちて 念仏をする

51727.田舎者のくせに、都(みやこ)の人の身振りを真似るくらい浅間しく滑稽なものは無いのだ。都の人は、そんな者をまるで人間でないみたいに考えているのだ。

51728.限りない資本を活用する資格とは何であるか。それは信用である。

51729.どの政党の支持者であろうと、選挙演説にヤジを飛ばして妨害しようとするのは、卑劣で独善的で自己中心的な人物であることは間違いない。公正な選挙活動を守れない者が、民主主義者であるわけがない。

51730.私は短時間で自分を失ったのではなかった。石に刻まれたものが水で擦り減るように、苦痛を洗い流そうとして、長年顔をこすり続けたのだ。

51731.コントロールと頭脳は比例する。

51732.冬の葱(ねぎ)は きびしい寒気の中で かたくならずに 柔らかくなる

51733.ブラック企業にとって一番こたえるのは(従業員に)退職されること。

51734.哲学するとは、自分の人生を考え、その考えにしたがって生きること。

51735.朝が新たな始まりをもたらしてくれるとき、昨日はすべて昨日になっていて、もう私たちとは何の関係もない。昨日をどう生きたかが今日を決めるということだけを知っていればいい。

51736.人は、むやみに金を欲しがってもいけないが、けれども、やたらに貧乏を誇るのも、いやみな事です。

51737.(今まで)いったい何を見て来たんだい? その若さでミイラか? 可能性はどこにあるんだ? それは君の目で見て耳で聞いたものの中にしかないはずだ。

51738.どんな仕事も、楽しくやる方法があるのよ。そのコツを見つければ、仕事はゲームになる。

51739.あなたがどれだけつまらないと思ってる仕事や経験も、将来に活かすことができるのです。

51740.「現場の努力が足りない」 という安易な結論は、直面する問題の全体像を上級指揮官が正しく把握していないことに本当の原因がある。

51741.いちばんの勇気は、いつの日も自分らしく素直に生きること。

51742.一見して人の心をうつものをかきたい。深い力で、そして見れば見る程深いものを。これが自分の為(な)す可(べ)き仕事であり道である。

51743.平和状態は創設されなければならない。

51744.心配するのは時間のムダよ!

51745.自分の体験談に勝るものはない。体験談を語るとき、人は自然といきいきする。目が輝いているし、表情も豊か。当然、説得力もある。そこに聞くものは引かれるのだ。

51746.論理によって反駁(はんばく)できない論理はありえない。どんな完璧に見えても論理には、きっと欠陥が見つけられるものだ。これはゲーデルの不完全定理とは関わりなく見つけられるものである。

51747.人の記憶に残っている話(=出来事)って、たいてい面白いことなんですよ。

51748.人間のうちで最も活動的な人は、いつでも最も欲望の少ない人であった。

51749.(勝負で)大事なのは予測能力。「読み」である。私に言わせると、「読み」は@見るA知るB疑うC決めるD謀(はか)るの五つの段階から成り立っている。この能力を身につけられるかどうかは、「他人よりいかに……

51750.仕事に惚れる──。仕事を好きになる──。だからこそ、私は長い間、厳しい仕事を続けることができたのです。


51751.上品なだけでなく心のこもった礼儀正しさは、社会的な成功をおさめるためには、何よりも頼りになる助手であり、それがないばかりに失敗した人も大勢いる。

51752.何も出来ないと決めてしまう前に、何か出来ないだろうかと自分に問いかけることが必要なのだ。

51753.たとえ機械がどんなによく働いたとしても、課せられた問題をすべて解くことはできるだろうが、問題を一つでも考え出すことすらできないだろう。

51754.人間というのは、その民族の平均顔(平均的な顔)に惹かれるという傾向がある。

51755.私は(ねこに)鰯(いわし)を一尾なげてやった。ねこは逃げ腰をつかいながらもたべたのだ。私の胸は浪(なみ)うった。わが恋は容(い)れられたり。

51756.死ぬ気になれ。その時だけ生きられる。

51757.どうせ十年後、あるいは十五年後はわかれわかれのちりぢりばらばらになってしまうのだ。親子に残されている時間はごくわずかである。その貴重な時間を小言でつぶしたくはないのだ。

51758.どんな困難にぶつかった時も、視点を変えるとものごとが違って見える。

51759.女というものは、いたわられるのは大好きなくせに、顔色を窺(うかが)われるのはきらうものだ。いつでも、的確に、しかもムンズとばかりにいたわってほしいのである。

51760.同性にしても異性にしても、世の中には敵がいっぱいいます。けれども剣と剣でやり合ったら、どちらかが傷つきます。剣でかかってきても、たもとでクルッとくるんで、やさしいほほえみを返す方が強いんです。

51761.いやなことを堪え忍んで裕福な暮らしをするより、貧しくとも自由を愛する。

51762.勘違いしている人が実に多いが、リーダーに必要なコミュニケーション能力とは、雄弁さや饒舌さなどではない。

51763.人生(特に起業家の人生)で、正解というものはないのです。自分の生きたい道と、そうで無い道の二つしかありません。間違いをおそれていては、何も始まらないのです。

51764.したいことをするな。いやなことをしろ。

51765.充たされない心を埋めるために恋をするのではない。そういう恋をしている人は充たされないことを相手のせいにして不毛の恋の遍歴を続けることになる。

51766.私には、自分はどこから来て、どこに行くのかという心煩(わずら)いが一切ない。人間は空空漠漠から出てきて、空空漠漠に消えていく。それだけのことだと思っています。

51767.幸福がつかの間だという哲学は、不幸な人間も、幸福な人間も、どちらも好(い)い気持ちにさせる力を持っている。

51768.ギャンブルで最もやってはならないことは、「負けを取り戻そうとする」ことである。

51769.複雑かつ急速に変化するため、実際に聴くとつかみにくい音楽的ニュアンスを、楽譜は音楽家の前に明らかにするが、それと同じく、曲線の方程式は、数学者が目で見てその曲線そのものを見るよりも、深くその本質を……

51770.海の青さに、こころを染めたいときがある。

51771.どこで、誰と一緒に、何をあなたが学んだか、わたしには興味はない。知りたいのはむしろ、ほかのすべてが崩壊したとき、何があなたを内から支えるかだ。ひとりぼっちでも平気かどうか、そして孤独なときの自分を……

51772.美術館は、アプリオリに存在しているのではなく、時に応じて成り立つものである。それは、しばしば「在(あ)る」ものではなく、鑑賞者の体験によって「成(な)らしめられる」無名の形態なのだ。

51773.誰だってそうであろうが、見送人にとって、この発車前の三分間ぐらい閉口なものはない。言うべきことは、すっかり言いつくしてあるし、ただむなしく顔を見合せているばかりなのである。

51774.自分の中に「自分」を求めようとすると、迷路に迷い込むだけだ。自分の中に「自分」を探すのではなく、自分の外に「自分」を求めなさい。自分の外に「自分」を探しなさい。外からの課題に身をゆだねることに……

51775.朝はどんな(天気の)朝だって面白いわね。その日のうちに何が起こるのか分からないので、想像の余地がふんだんにあるんだもの。

51776.芸術は、人に強いるものではないと思う。

51777.不平ばかり言う兵士には心配する必要はない。まだ闘う気があるからだ。心配なのはふさぎ込んでいる兵士だ。

51778.その人の靴をはいて1マイル歩くまで、人を裁くな。

51779.可愛い子には旅をさせよ。(ver.0)

51780.本当に生きてこなかった今までの一生のことを考えた。まだ生きたことはないのに、どうして死ぬことができようか。

51781.道徳的に考える男は、おおかた偽善者である。 道徳的に考える女は、決まって不細工である。(ver.0)

51782.つまらぬ奴には非難されても、ちやほやされないほうがよい。立派な人には叱られても、大目にみられぬほうがよろしい。

51783.おのが罪過を指摘し、あやまちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え──隠してある財宝のありかを告げてくれる人につき従うように。そのような人につき従うならば、善いことがあり、悪い……

51784.題名をつけるということで三分の一以上は書いた、ということになります。

51785.生命に導く道は狭く、これに入る者は少ない。なぜ少ないかと言えば、大多数の者は、みんなが歩く広い道へ入るからである。本当の道は狭くて、一人ずつしか入れない。それに入るためには、群衆と一緒に歩くのでな……

51786.私は最近、「π字型」の人材という言葉をよく使っています。何かひとつの専門領域を掘り下げるのが「I字型」で、幅広い知識とひとつの専門領域を持つのが「T字型」。そのT字型に、もうひとつ異なる専門分野を……

51787.あらゆる芸術は、ある種の告白であり、どちらかというと回りくどいものだ。すべての芸術家は、生存するつもりなら、最終的にすべてを話し、苦悩を吐き出さざるを得ない。

51788.ひとつに絞ってまず自分のキャラクターを、特色を出す。すると自信がつき、新たな展開が広がります。

51789.作家が最も書きたがるのは、小切手の裏のサインだ。

51790.音楽は、人間の情欲を浄化する最大の力を有する。

51791.生きることが重要なのではない。君の奴隷だってみんな生きているし、動物もみんな生きているよ。重要なのは立派に、思慮深く、勇敢に死ぬことなのだ。

51792.(※言いたいことに)あんまり大きな中身があるときは、却(かえ)って言葉は空転して、手近なもんで間に合わせることがある。

51793.音楽は隠れた算術の営みであるが、これに携(たずさ)わっている人は、自分が数を操作していることに気づいていない。

51794.僕は仕事って、自分を表現することだと思っているんです。アーティストや芸術家は、絵や音楽、文章、身体表現などで、直接的に自分を表現しますが、会社に勤める人だって同じだと思いますね。

51795.モラルの領域の弧は長いが、それは正義の方に曲がる。

51796.いつでも必ず答えがあるのだということを思い出してください。潜在意識は思いもよらない形で答えてきます。

51797.オレは、地球上で最高のサウンドは人間の声だと思っている。だからシンガーが歌うようにトランペットを吹いている。

51798.どうしてあたしたち哀れな猿どもは、自分から離れて、言葉という音の後ろに隠れるんでしょう!

51799.思考とは、それ自体が目的である。音楽と同じように。

51800.真の学者は、嫉妬や羨望とは無縁でなければならぬ。誰が難問を解いたかとか、誰が目覚ましい理論を新たに作り出したかといったことは、結局のところ二の次の問題である。


51801.目標を設定するときに、人は大きな間違いを犯す。まず、自分がすべきだと思うことを目標にする。人間はすべきことをやれるほど、意志が強くできていない。

51802.私は利口者すぎて、自分自身で何を言っているのかまったく理解できないときがある。

51803.喜劇の手法が非合理の権威や不合理な神のばからしさを、その正体をあばくのである。

51804.だれにでも同じ分量の運やツキがあると思うのです。それが、そういう姿勢で生きている人にはつかめるけれど、そうでない人には通り過ぎてしまう。

51805.現在形のまま進行しているものにだけ、生の燃焼と同じはげしさで、死もまた燃焼しているのだと言うことが出来る。

51806.素晴らしいこと夢見て、それを行動に移せ。(ver.0)

51807.酒席で印鑑を押すな。

51808.刺激がないと働かないような頭脳の持ち主は、その刺激を待っていなければならず、生涯ほとんど何一つ達成することはできない。

51809.別に金持ちになりたくて働いていたわけじゃない。仕事が面白くて仕方がなかったんだし、遊びたいために一生懸命に働いた結果、会社の若い連中もついてきて、今日まで発展してきたんだ。

51810.あなたが何に集中し、何は放っておき、どこを別の人たちに任せてその決定権を委ねるか、そういうことにあなたは賢くならなければならない。

51811.「多くの人がXを知っている」かつ「多くの人がXを正しいと思っている」→Xは常識である。

51812.あなたの発言は、相手に聞かれることによって意味が生じる。問題はどう聞かれるかだ。この点を考えずにものを言うから、「失言」が生じるのである。

51813.買いは技術、売りは芸術。

51814.利は元にあり

51815.装飾品は自己の反映以外の何物でもない。

51816.戦うんだ。じゃなきゃ、大事なものは守れないよ!

51817.いじらしく夢を持ちつづけ、神経が痛みやすく、デリケートでやさしいのは、実は男なのです。

51818.夕(ゆうべ)に朝(あした)を、朝に夕を期待するべからず。

51819.お客様と接するすべてのビジネスにとって、最終的には消費者と向かい合うすべての企業にとって、戦略的に最も重要なテーマの一つとして求められているものにホスピタリティ・マネジメントがあります。

51820.出来るだけ平素、幸福の方面から人生を考えよ。

51821.外に目を向けて、あれこれ考え込まずに、実際に動くことで解決できることもたくさんある。

51822.ライフワーク=すこしでも時間があればやってしまうこと。

51823.おれは、めしを食うとき以外は、生きていないのである。ここに言う『めし』とは、あの茶碗一ぱいのめしのことを指して言っているのだ。あのめしを噛(か)む、その瞬間の感じのことだ。動物的な、満足である。下……

51824.ふと立ちどまって、あるいはふっと顔をあげて、いまはいない人たちと話したくなることがあります。いま、ここにいない人と語らうことの必要性を思いださせてくれる、そういう存在。死者というのは、そういう存在……

51825.本を媒介にすると、精神の掘り下げ作業は驚くほど進む。書物が、地下水脈までの穴を掘り下げる〈ドリルの役目〉を果たしてくれるからだ。読み終わる頃には、その主人公がナビゲーターとなり、精神の深部へ……

51826.“悩む”というのは自覚である。“悩まされる”というのは無自覚である。

51827.なんで女はこうも「キッパリ」とか「カタをつける」とか「いいかげんに妥協しない」ことが好きなのか。(中略)白・黒をハッキリしたいのは女の本性なのだ。女は本性、マジメ・律儀(りちぎ)なのだ。

51828.現実の制度において勝ちっぱなしの人間が、人間の弱さ、美しさを理解できるわけがないのだ。人の気持ちを理解するためには、なんらかの形で悲しみを味わった人であろう。

51829.性の願望はあまりにも強く激しいものなので、人々は惜しげもなく誇りや生命までも賭けたりするのである。この心を揺り動かす強烈なエネルギーをもし他の方面に利用することができれば、旺盛な想像力や勇気や創造……

51830.幸福というシロモノは、陽炎のように儚いものなのです。

51831.会社員だって主体的に生きないとダメです。

51832.(漫画を)描く側の苦しみは、作品の出来に比例するんだよ。

51833.家に書物なきは、人に魂なきがごとし。

51834.お客さんは「何をしてくれたか」は覚えていないかもしれない。でも、「どんな気持ちにさせてくれたか」は決して忘れない。

51835.書物はしばしば「偉大な小人物」を作るが、人生の方はしばしばもっと素晴らしい「俗悪な大人物」を作ってくれるのだ!

51836.可能性とはつまり「未来の能力」のこと。現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられません。

51837.歳月は少年を若者に、大人をいつか老人にする。

51838.発明は、長い間周囲に理解してもらえなくてもかまわないという覚悟が必要だ。

51839.人々の思いやりがあれば、小さな善意を大きな貢献に変えることができます。

51840.人間は思考し、観想する存在であると共に、選択する存在である。

51841.われわれの意識、われわれの知覚なんてものは、(われわれの持つ能力の)ほんの一部分で、潜在意識、潜在精神、潜在の心の推移、伝統、信仰なんていうものは無限である。われわれが全生命、全身全霊を打ち込んで……

51842.想像力がないってことは、才能がないってことだろ。違うか?

51843.戦争捕虜というのは、人を殺そうとして失敗していながら、後(のち)に殺さないでくれと頼む人間である。

51844.芸人が芸人に扮(ふん)すると、うまいね。どんな下手(へた)な役者でも、芸人に扮すると、うめえ味を出しやがる。根が、芸人なのだからね。芸人の悲しさが、無意識のうちに、にじみ出るのだね。

51845.数学という概念──それは科学一般ということだ。したがって、すべての科学は数学的にならざるを得ない。

51846.【ブスの25カ条】 3.美味しいと言わない

51847.悩んでるひまに一つでもやりなよ。

51848.応えられた祈りは私たちの手にその願いを戻すのだ。それはあまり気持ちよいものではない。

51849.「いいねえ。富士は、やつぱり、いいとこあるねえ。よくやつてるなあ。」富士には、かなはないと思つた。念々と動く自分の愛憎が恥づかしく、富士は、やつぱり偉い、と思つた。よくやつてる、と思つた。


51851.とかく招かれざる客というものは、その訪問先の主人の憎悪感に気附く事はなはだ疎(うと)いものである。

51852.成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない。

51853.復興には時間がかかる。ところが、復興という奴が、又日本人の十八番なのである。どうも日本人は、改革の情熱よりも、復興の情熱に適しているところがある。

51854.くたびれたら寝ころべ!

51855.人は究極の健康人になるのが生きる目的ではありません。健康は方便の一つに過ぎないと自覚することが大事です。

51856.時勢は利によって動くものだ。議論によっては動かぬ。

51857.大きなことを続けて失敗が続いたら小さなことをやってみる。小さなことを続けて成功が続いたら大きなことをやってみる。この切り換えは、負のリズムに陥ることを防いでくれる。

51858.他人が、美人だ、ブスだ、とさわぐ前に、一番よく知っているのは自分自身である。

51859.激情はけっして言葉を正しくしない。恨みつらみは言葉をだめにしてしまう。

51860.障子しめきつて淋しさをみたす

51861.客単価の高い商品やサービスを取り扱っているところで百人、低い会社で千人単位の人たちを満足させれば、小規模のビジネスなら、十分にやっていけます。

51862.我は人の世の痛苦と失望とをなぐさめんために生まれ来つる詩の神の子なり。

51863.古き道徳を破壊するは、新しき道徳を建立(こんりゅう)する時にのみ許されるものなり。

51864.結果を出すにはどうすればいいか。正しいことを正しくやる。自分が間違っていたら、即改める。

51865.運がいいということは、平素悪いことをしていないということ。

51866.笑顔は友情の合い言葉。

51867.「友達がいない」と言うと、ほとんど人格破綻者のように扱われる世の中である。

51868.個性や才能は、誰でもない自分自身が信じることができなければだめだ。これができるようになると、小さいことに、くよくよしなくなる。

51869.「怖いか」 「怖さも素敵よ。あなたと一緒なら」

51870.言葉はねえ、言霊(ことだま)というのが本当なのよ。言葉は魂から出てくる叫びなんだから。

51871.愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。

51872.近きをもって遠きを論ず。

51873.なんでここまで寝坊できるんだ? 言いたくないけどね、君は人生を寝過ごしてるよ…

51874.プロセスと結果という関係で見れば、プロセスはどれだけ手を抜いていても結果が出ればいいわけだ。

51875.人が不当な目にあったとき、最もしてはいけないのが、不当な方法による復讐です。なぜしてはならないか、分かりますか? それは、あなたが最初に受けた不当を、誰も不当だとは思わなくなってしまうからです。そ……

51876.わたしが怖いのは、力があってお金のある人たちが、どんどん日本語を変えていっていることです。それがわたしたちの生活に、やがて効いてくるだろうということなんです。

51877.生まれる前には、存在は人の感覚で明らかでない。生まれてから死ぬまでの間だけ明らかであり、死とともに、また明らかでなくなる。ここになんの悲しむべきことがあろう。

51878.「暗黙智」とは、潜在意識を基盤として、心に描くイメージの構図であり、「人物としての基本」をつくる。この基本ができていてこそ、高等教育における専門的な知識が身につき、幅広い「専門人」を育成することが……

51879.結局のところ、文章という不完全な容器に盛ることができるのは不完全な記憶や不完全な想いでしかないのだ。

51880.自分にあう世界で生きればいいんです

51881.しあわせを感じられるってのは、同時に不幸を感じることができるってことにもなるんだ。

51882.歴史家の能力とは、半分だけしか真実でないような個々の事件から、真実な全体像を創り出すことにある。

51883.否定的な感情を持続させているのは、あなたの思考以外のなにものでもないのです。

51884.宇宙はどっちつかずの態度をとる者を排除する。

51885.与えられた仕事のなかで、自分は何ができるかを考え、答えを見つけたら実行する。その繰り返しが、いつの間にか力を貯えることになり、隠れていた自分の才能が目覚めていく。

51886.ひょっとしたら、鉄面皮というのは、男の美徳なのかも知れない。とにかく、この文字には、いやらしい感じがない。

51887.普通の人間は、自分のため、といった自己中心的な生き方しか、普通には出来ないのではないだろうか。たとえ、そうした生き方は、「生きる価値がない」という生き方にしても。

51888.こぶしを固めたまま握手はできない。

51889.合理化を突き詰めれば、人間はいらなくなる。

51890.運命いうんは、決まっとるものでも、選ぶものでもない。気づいた時には、すでにそこにあるもんなんや。

51891.師から教えられることでいちばん尊いものはその人間性で、それを学んでこそ技量も生きる。それを踏まえると、どういう師を選ぶかが何よりも大事になる。

51892.満たされない成功は失敗だ。

51893.君自身への信頼、決意こそ、君の金星なのだ! 君に災いをもたらすただ一つの凶の星、それは迷いだ。

51894.人より優れていても、気高くはない。真の気高さとは、過去の自分を超えることだ。

51895.私の現実に対する防衛の最前線は、睡眠と呼ばれているものだ。

51896.「疲れた」ではじまる話はよそう。

51897.みずから歌をつくって歌うのがシンガー・ソングライターなのではない。みずから一つのアルバムをなす歌をつくるのが、シンガー・ソングライターという歌うたいだ。

51898.筆を用いて工(たく)みならざる患(うれ)えず、精神の到らざるを患う。

51899.幸せになるのが怖い。幸せすぎるといつも、悪いことが起きるんだ。

51900.人に不義理はしていねえ、という事が唯一の誇りだとか言っているが、無理なつき合いはしたくねえ、というケチな言葉も、その裏にはありはしないか。


51901.人間は、安楽な座布団に座るとそれを続けたがる。私は心地よい座布団に今座っていると気づいたら、自分ではずすように心がけている。

51902.「けれど……」という奴は 結局は何もやらない

51903.人がいなければ、その人になれ。

51904.成功哲学の本には「人を喜ばせよう」とよく書いてありますが、私はその上のレベルがあると思っています。それは「どんなことにも簡単に喜べる人になる」ということです。

51905.またひとつ しくじった しくじるたびに 目があいて 世の中 すこし広くなる

51906.ミスはミスを呼び、悪手は悪手を呼ぶ。プロがミスをしないのは、ミスしにくい局面を選択しているからなんです。本当に見たこともない新手は、閃きみたいものからしか生まれない。でも、それは、先入観をすべて捨……

51907.芸人はバカだと思われてもいいし、ワルだと思われても構わない。だけど、同情されちゃ商売にならない。

51908.運命は材料を与えてくれるだけで、それをどう料理するかは自分しだいである。

51909.人は、無意識に理由づけを求めている。恣意(しい)的に動こうとして、そこに何か理屈がないと身うごきできぬように思いこんでいる。

51910.宣伝というと程度が上の者に標準を合わせがちである。教育してやろうとか、啓蒙してやろうと考えがちだが、それではダメなのである。

51911.世界にあなたが見たい秩序であれ!

51912.良きにつけ悪しきにつけ、女性は多少なりとも男性の運命を左右する影響力を持っている。

51913.人間がそれぞれに違ってるってのは本当にいいことだ。みんながすべてについて意見一致なんかしたらひどいことになるよね?

51914.美しい家具や室内装飾品は金で買えますが、(人の)魅力的な雰囲気は保証できません。魅力は魂の特質であって、売り買いできないのです。

51915.人間は感情の動物であるが、また感情をコントロールする動物でもある。当然ながら、社会生活では、後者がより強く求められる。

51916.腹が立っている時でも、手紙は書いてよい。だが、それを郵送するな。

51917.人柄を知るには三つ、酒と財布と怒り方。

51918.惨めな自分やトラブルを笑い飛ばすユーモアは、先人の知恵。どんなに辛い深刻な時でも、明るく生きる、世渡りの高等技術なのです。

51919.笑いは私たちの足を地につけ、喪失や拒絶をひしひしと感じているときも、手元に残されたものを上手に活かす手助けをしてくれる。心から笑うことができるのは、涙を知る者のみだ。

51920.善をなしながら誹謗されるのは、国王の宿命である。

51921.稼いだお金の一部は自分自身にとっておくべきである。

51922.お浄土という言葉で言われておる世界は、我々人間が願わずにおれない世界をお浄土と言うんです。願いの中にお浄土はすでにある。願いが我々の生活を開き、我々の片寄った認識を開いてくる。

51923.権力は肉体を奪えても自由は奪えない。

51924.勇気あるのみ。

51925.僕が親としてダメだったことは、あります。これは本当にダメ親だという証拠です。うちの上の子がまだ小さいときです。子どもがちょっと反抗的なことを言ったのかもしれない──そのあたりは覚えていませんが、僕……

51926.わずかに他人より優れているというだけの知恵や知識が、この時勢に何になるか。そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、それだけで歴然たる敗北者だ。

51927.人はみな多かれ少かれ、自分の人生を自分なりに満足いくものに作るために目に見えぬ血を流しているのです。当りさわりのない人生なんて、たとえ平穏であったとしてもぬるま湯の中で飲む気の抜けたサイダーみたい……

51928.「生きる力」と「よく生きる力」は違う。

51929.伸びる社員と伸びない社員。片や仕事を追いかけ、片や(仕事に)追いかけられている、という違い。

51930.自身の母親の悪口を言う人間は信用するな。

51931.自分は何か知っていると思うなら、その人は、知らなければならないほどの事すらまだ知っていない。

51932.相手の張った罠に落ちたふりをしてみせるくらい、巧妙を極めたずるさはない。

51933.両親の価値観の違い。それは子供にとっては選択肢が増えたことを意味します。

51934.明日に向かって何もしないなんて、オレには耐えられない。

51935.ひとたび勇気をふるい起こし、周囲に流されないで人生に立ち向かえば、人生が新しい意味を持ち始める。あなたの中に、新たな力が生まれるのだ。

51936.老いるのは簡単、長生きすればいだけだから。

51937.政治のレベルは、その国民の平均レベルに等しい。

51938.世の中には、多くの「書物」を読み、該博な「知識」を身につけた人物を、「知性」を身につけた人間と思い込む傾向があります。しかし、実は、どれほど該博な「知識」を身につけても、それが「知性」を身につけた……

51939.善意で山は動かない。山を動かすのはブルドーザーである。使命と計画書は善意に過ぎない。戦略がブルドーザーである。戦略が山を動かす。

51940.馬鹿な客の悪口を言ってはならない。「別のやり方があるかもしれない」と言わなければならない。

51941.愚かな者は、怒りをことごとく表す。

51942.無自覚というのは、全く価値のないものである。

51943.“無心、無欲でいけ”だけではなく、具体論こそ必要。

51944.人の目に映った通りの自分に、満足せよ。

51945.純真な幼年時代などは大人の目から見たうそなのです。

51946.結婚とは一つの賭(かけ)といってもいい。生涯にわたる確実な保証などどこにもない。偶然と偶然の結合である。恋愛によって結ばれたときでさえ、恋愛そのものが美しい誤解に基づくものであるから、その永遠……

51947.人と違うことをして世界を変えたい、とします。これまでと全く違うことをするのですから、アドバイスをできる人はいないはずです。経験なんて必要ありません。経験は、過去にうまくいったことであり、将来うまく……

51948.医者とは、ほとんど知識を持っていない薬を処方し、さらに少ない知識しか持っていない病気を治療し、全然知識を持っていない人間を健康にしようとする者のことである。

51949.試しなどいらん。やるか、やらぬかだ。

51950.「そんな貧乏な人生になったのは、あなたの努力が足りなかったからだ」他人は言うことでしょう。言わせておけばいいのです。もちろん世の中には努力して成功した人もいることでしょうが、努力して成功しなかった……


51951.すべての虚を衝(つ)き、また衝き、さらに衝き、ここに呆れ果てるほどの根気をひとり白熱しつつ注ぐほかはない。そうして死にぎわにたったひとつのこと、虚を衝くことに白熱しつづけた自分を肯定できれば、それ……

51952.もし生活が信仰に合致していなければ、それは信仰ではない。

51953.(父親は)幼い息子には教師として、成長した息子には兄として振る舞え。

51954.「こういうのがあったら」は、ライフワークの第一歩。

51955.美は見る人の目の中にある。

51956.私たちオトナが、これからの子どもに対して教えることは、人を愛することのできる人間になることだけである。

51957.外から(日々の生活を)眺める時には必然的に、実際に生きるという事実から遠ざかってしまう。

51958.当たり前のことを規律正しくやってればいいの。それが幸福というものだよ。

51959.(人は)風景によって生かされているという歴史を残さないと、そういう残し方を考えていかないと、記録や映像だけでは体験というのは伝わっていかない。

51960.お礼を言っても、心で感謝してないのは、「お礼お礼詐欺」だよ!

51961.女は汝の影のようなものである。彼女を追えば彼女は飛び、彼女から飛べば彼女が追う。

51962.確率論以上に我々の考慮に値する学問はなく、これを国民教育の体系に組み入れることは、きわめて有益である。

51963.人間は生産を通じてでなければ付き合えない。消費は人を孤独に陥れる。

51964.自立してこそ人は、自分の力量いっぱいに他者を愛することができる。

51965.罪は死である。

51966.嫌なだけの人間はいない。悪いだけの人間はいない。どの方向から見ても同じ性格の奴はいないし、どの時点でも同じ性格の奴もいない。

51967.文学と武術とは、甚だ縁の遠いもので、青白く、細長い顔こそ文学者に似つかわしいと思っているらしい人もあるようだが、とんでもない。柔道七段にでもなって見なさい。諸君の作品の悪口を言うものは、ひとりも無……

51968.政治はパートタイムではできない仕事。

51969.中傷は確固たる証拠や証人なしにはびこり、留まる所を知らないほどに広がる。従って、中傷する者には厳しい罰を与えなければならない。

51970.恋人同士の話題は、やはり映画に限るようだ。いやにぴったりするものだ。

51971.業績をあげられないのでは、企業は他のいかなる責任も遂行できない。よき雇用者にも、よき市民にも、よき隣人にもなれない。

51972.いい友達を持ってる、いうのが、人間のいちばんのお手柄や、思うわ。

51973.みんな頭がいいから、(昇進・昇給した人を見て)こういう実績や勤勉さを持てば報われるんだな、と気づきます。辞めさせられた人を見て、あの程度の実績や勤勉さではだめなんだ、とも思うでしょう。

51974.「知性」とは、「答えの無い問い」に対して、その問いを、問い続ける能力のこと。

51975.馬鹿でも考えれば、何か思いつくよ。馬鹿の考えは、損得を抜きにすれば、たいてい正しい。何しろ単純だからね。

51976.精神には二種類ある。ひとつは幾何学の精神、ひとつは繊細と呼ばれる精神である。幾何学の精神は緩やかであるが厳格かつ堅固(けんご)な見方をする。繊細の精神は柔軟な考え方をし、愛するものの多様な部分に対……

51977.日本には、ほかの人と違っていることは良くない、という風潮があるんですかね。全員で同じ方向に走り出しちゃうというのはどうかな、と思う。

51978.その道に入らんと思う心こそ わが身ながらの師匠なりけれ

51979.恋をしている人の心が揺れ動くのは当然である。

51980.お前はもう自分の為の人間であることは許されていない。

51981.努力が報われていないと思っている人へ。それでも努力するしかないのです。努力しながらチャンスを待つしかないのです。その努力は報われるのか? ……必ず、報われます。問題は、いつどこで報われるのかわから……

51982.いまの仕事が面白くなければ、さっさと足を洗うことを考えた方がいい。なにしろ、私たちの眠っていない時間の半分、そして人生の40年間は仕事に費やされるのだ。仕事を通じて自尊心や充足感を得られないのであ……

51983.繰り返し相手の名前を呼ぶと、(相手の自分に対する)親近感が高まり、誘いや要請などに乗りやすくなる。商談では、会話の中で積極的に相手の名前を呼ぶといい。

51984.苦しみが人格を磨くというのは嘘だ。幸福はそうすることもあるが、苦しみは多くの場合人間を弱くし、執念深くする。 (ver.0)

51985.あなたがとがめてよい人は誰もいません。いるとすれば、それはあなた自身です。

51986.良い妻は大きな財産に匹敵する。

51987.繊細な神経を持って生まれるとつらいことがあるね。ちょっとした無礼な発言にも酷く傷ついてしまうんだ。

51988.おいしいものをさがす、つくる、食べる、ということはとってもたのしい人生の快楽である。ついでに、それについてしゃべることも。

51989.念仏は、私が仏を呼ぶ声ではなくて、仏が私を呼びたもう声。

51990.現状が苦しくてたまらないなら、しばらく考えることはヤメてしまうという手もある。そうして、とにかく、日々を淡々と生きていくことだ。気がつけば、あなたはきっと、最もつらいところを抜け出しているはずだ。

51991.老いてはますます壮(さかん)なるべし。

51992.愛を怖れることは生命を怖れることだ。そして生命を怖れる者はすでに、四分の三、死んでいるのと変わらない。

51993.人が一番マジになるのは、好きな人のために何かをしようとする時だよ。

51994.幸福になるための心得。6.できるだけ健康を保つ。

51995.「子供が大きくなるまでは離婚したくない」という考え方は、たいてい子供を不幸にする。

51996.仮に父親がいい加減な人間であろうと、道楽者やろくでなしであろうと、母親さえ善良で立派であれば、母親が愛情をもって家族に正しい軌範を示すことで、子供を脇道にそらすことなく、正しい道を進ませることがで……

51997.惚れ合う男女がいっしょになるのは自然の摂理だと思うな。

51998.人間の幸せって、心が通うことなんです。個人の気持ちをどんなふうに生かしていくか。そういう道具になれるようにコンピュータも開発するべきでしょう。

51999.毎日、今日があなたの最後の日だと思え。毎日、今日があなたの最初の日だと思え。

52000.いたずらに他人の力を頼み、その施しを待ってはならない。