何でも知ったかぶりをするのはアサハカであるが、
ほんまに、よう知ってることでも、 人に教えるということは、 なまなかにできることやない。 教える、というのは 恥、はずかしいことなのである。 田辺聖子[たなべ・せいこ]
(小説家・エッセイスト、1928〜2019) 『姥(うば)ざかり』 【 田辺聖子の名言 】
※なまなか(生半)=中途半端、生半可(なまはんか)。
〈全文〉
何でも知ったかぶりをするのはアサハカであるが、 ほんまに、よう知ってることでも、 人に教えるということは、 なまなかにできることやない。 教える、というのは 恥、はずかしいことなのである。 __ Link __ 大体、知識いうのは 本に書いてあることを そのまま物うつしにして おぼえたり、知ったりすること、 だからそれをそのまま伝え、教えるのは、 私なら何やら気恥ずかしい。 知ってる(※だけ)ということは、 羞(は)じらいの固まりである。 __ Link __
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