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今日の
日本の文豪の名言
☆
5月27日
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1.
自己を責めることを知っているものは善人で、他人ばかりを責めるものが悪人だ。
(
武者小路実篤
)
2.
取らねばならぬ経過は泣いても笑っても取るのが本統だ。
(
志賀直哉
)
3.
離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵(かたき)同志でもどうにかこうにかなるものだ。
つまりそれが人間なんだろう。
(
夏目漱石
)
4.
富人(ふじん)が金を得れば、悪業が増長する。
貧人(ひんじん)が金を得れば堕落の梯(はしご)を降って行く。
(
森鴎外
)
5.
古来政治的天才とは民衆の意思を彼自身の意思とするもののように思われていた。
が、これは正反対であろう。
むしろ政治的天才とは彼自身の意思を民衆の意思とするもののことをいうのである。
(
芥川龍之介
)
6.
輿論(よろん)は常に私刑であり、私刑は又(また)常に娯楽である。
たといピストルを持ちうる代わりに新聞の記事を用いたとしても。
(
芥川龍之介
)
7.
毎日掃いても落葉が溜まる。
これが取りも直さず人生である。
(
田山花袋
)
8.
到底人間として生存する為には、人間から嫌われると云う運命に到達するに違いない。
(
夏目漱石
)
9.
わが行く道に茨(いばら)多し
されど生命の道は一つ
この外(ほか)に道なし
この道を行く
(
武者小路実篤
)
10.
およそ世の中に、家のために、女の子を親勝手に縁付けるほど惨たらしい事はない。
(
泉鏡花
)
11.
何でも空想で考えず、物に当たって活発にやるがよい。
その時に出てくる知恵は、空想でこねまわしたものより、ぐっと生々(いきいき)している。
(
田山花袋
)
12.
進歩とは──成長とは── 一つの標準すべき価値の上に、深く根付いた木の枝葉をひろげて行くことに外(ほか)ならない。
(
萩原朔太郎
)
13.
本当に転がった者は、起き上がる時になにか得をしている。
(
武者小路実篤
)
14.
せつなる恋の心は
尊きこと神のごとし
(
樋口一葉
)
15.
僕の存在には貴方(あなた)が必要だ。
どうしても必要だ。
(
夏目漱石
)
16.
ずっと年をとってからの日のために、雪が降ったから茶でも飲みにお出で下さいと言えるような、そういう老後の友達を三、四人つくって置きたい。
(
島崎藤村
)
17.
情欲は判断を暗くする。
それの性急な要求がない時に、静かに熟考して妻を選べ!
然るに人々は、生涯の最も悪い時期に結婚する。
(
萩原朔太郎
)
18.
完全に自己を告白することは、何びとにも出来ることではない。
同時にまた、自己を告白せずには如何(いか)なる表現も出来るものではない。
(
芥川龍之介
)
19.
無秩序が文学に愛されるのは、文学そのものが秩序の化身だからだ。
(
三島由紀夫
)
20.
人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)に苦しまなければならぬ。
雲の光り、竹のそよぎ、群雀(むらすずめ)の声、行人(こうじん)の顔・・・あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄の苦痛を感じなければならぬ。
(
芥川龍之介
)
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