名言ナビ



[ 名言 ]
人、死を憎まば、生を愛すべし。
存命の喜び、日々に楽しまざらんや。
愚かなる人、この楽しびを忘れて、いたづがはしく他の楽しびを求め、この財を忘れて、危く他の財(たから)を貪るには、志満つ事なし。
生ける間、生を楽しまずして、死に臨みて死を恐れば、この理あるべからず。

[ 出典 ]
吉田兼好
[よしだ・けんこう、兼好法師]
(鎌倉〜南北朝時代の随筆家・歌人、1283〜1350)
『徒然草』第九十三段

ページ内メニュー

[ 意味 ]
人は死を恐れて憎むよりも、生きることを愛するべきだ。
生きていることの喜びを日々楽しまないでよいものだろうか?
愚かな人は、この楽しみを忘れて、他の楽しみを求め、やたらに物欲に走るが、それで心が満たされることはありえない。
生きている間は生を楽しまずに、死ぬときになって死を恐れるようでは道理にあわない。

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別名言 ]

[ テーマ別今日の名言 ]

[ 全文・続き ]
〈全文〉
人、死を憎まば、生を愛すべし。
存命の喜び、日々に楽しまざらんや。
愚かなる人、この楽しびを忘れて、いたづがはしく他の楽しびを求め、この財を忘れて、危く他の財(たから)を貪るには、志満つ事なし。
生ける間、生を楽しまずして、死に臨みて死を恐れば、この理あるべからず。
__ Link __

人皆生を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。
死を恐れざるにはあらず、死の近き事を忘るるなり。
__ Link __

もしまた、生死の相にあづからずといわば、実の理を得たりというべし。


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.
( 佐々木常夫 )


5.

6.

7.

8.
( スキュデリー )

9.

10.

11.

12.
( 鎌田真 )

13.

14.
( 西洋のことわざ )

15.

16.
( 中国の格言 )

17.

18.

19.

20.