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[ 名言 ]
春に百花(ひゃっか)あり、秋に月あり、夏に涼風(りょうふう)あり、冬に雪あり。
もし閑事(かんじ)を心頭に挂(か)くる無くんば、すなわちこれ人間の好時節。

[ 出典 ]
『無門関』(むもんんかん)
(中国・宋代の禅僧・無門慧開(えかい)が編集した仏教書、禅僧の問答や説教を集めたもの)

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[ 意味 ]
春の花、秋の月、夏の涼しい風、冬の雪というように、四季それぞれに自然の魅力がある。
もし我々がこうした閑事(かんじ)(=実生活の直接役に立たないこと)に注意を払う暇や余裕を普段持たないのであれば、それこそ、良い機会だから、自分の周りにある自然に目を向けてみるがいい。
人間にとって、自然を楽しみ愛でる絶好の機会は、いつでもどこにでもあるのだから。

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