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[ 名言 ]
料理のうまい女の亭主は生涯浮気をしない。

[ 出典 ]
梅田晴夫[うめだ・はるお]
(劇作家・小説家・随筆家・フランス文学者、1920〜1980)

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[ 意味 ]
料理の上手な妻が、家でおいしい夕食を作って待っているなら、夫はまっすぐ家に帰ってくる。
当然、浮気などする気も起きない。
万一そんなありがたい妻を手放すようなことがあれば、一生の不覚(大損害)である。
夫は料理の上手い妻を、価値ある財宝のごとく、生涯大事にするであろう。

[ 関連キーワード ]
料理が上手い

亭主
生涯
浮気しない

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[ 解説 ]
「料理のうまい女の亭主は生涯浮気をしない」というのは、昔から言われてきたことですが、実際、料理のうまい妻がいると夫は滅多に浮気しません。
だから、多くの女性は、料理の腕を磨いてきたのです。
もちろん、女性が料理の腕を磨くのは、「主婦の仕事だから」「夫や子供においしいものを食べさせたい」というのも大きな理由でしょう。
それでも、「夫の関心を自分に向けて夫婦関係を維持したい」という自己防衛本能が働いているのも事実です。


■では、なぜ料理のうまい妻がいると夫は浮気しないのでしょう?
浮気をしたら、最悪離婚することになり、夫は二度とその「妻の美味しい料理」が食べられなくなります。
そんなリスクを冒してまで「浮気するメリット」が果たしてあるのかどうか、夫は無意識で選択しているからです。
この選択において、「愛情」というのは実は無力です。
そもそも「浮気」を考える時点で、既に「愛情」の力は弱くなっているからです。


■ほとんどの夫にとって、「色気」以上に大事なのが「食い気」です。
人は普通、年をとるにつれ性欲は減っていきますが、食への欲求はむしろ強くなっていきます。
それも、若者のような「たくさん食べたい」という食欲ではなく、「おいしいものを食べたい」という欲求です。
寝食忘れるほど何か趣味に没頭している人ならともかく、そうでない「普通の男」にとって、楽しみは「食べること」です。
仕事の疲れや苦しみを忘れさせてくれるのも「食べ物」や「お酒」です。
だから、おいしい料理を食べさせてくれる「妻」ほど大事な存在は無いのです。
逆に言えば、容姿や性格や他の家事の技量に多少難があっても、料理さえうまければ全てOKなのです。
「浮気」などして、「料理の上手な素晴らしい妻」と別れるなんて言語道断。
それくらい「料理の腕」は重要なのです。


■最近の主婦は、食事を冷凍食品や買って来た惣菜で済ませてしまうことが多いようです。
しかし、これこそが夫の浮気のリスクを高めていることにつながります。
冷凍食品やお惣菜なら、他の女性でも味はたいして変わりません。
妻と別れて別の女性とくっついても、男性はそれほど失うものがないのです。
もちろん、慰謝料や子供の養育費など、お金が余計にかかるかもしれませんが、男にとって「金」などどうでもいいことなのです。
それより、「おいしい料理」を作ってくれる女性や、料理の腕はあまり変わらないけど自分をずっと大事にしてくれる女性と暮らした方が、残りの人生をはるかに幸せに送れることが分かっているからです。


■では、料理が上手ければ絶対に浮気されないのか?
と聞かれたら、「ノー」と言わざるを得ません。
男性の中には、「食べること」にあまり関心を示さない人がいます。
仕事や趣味など、寝食忘れるほど没頭するものがある人です。
そういう人には、「料理」はほとんど無力です。


■また、「料理の上手い・下手」というのは、食べる人の主観で決まることも忘れてはなりません。
食べる人の口に合わなければ、どんなに高級な素材を使っても、高度なテクニックを使っても、全く意味が無いのです。
例えば、フレンチの三ツ星レストランだって、フランス料理が好きでない人にとっては、「ただのまずいメシ」にすぎません。
一方、家庭料理は、食べてくれる人それぞれの口にあった料理でなければならないのです。
そして、甘さ、辛さ、しょっぱさ、ダシの濃さなど、味付けの組合せは無限にあります。
その中から、食べる人が一番おいしいと感じる組合せを選び出して提供するのだから、家庭料理こそ、まさに職人芸と言えるのかもしれません。


■男性は、よく「おふくろの味」にこだわります。
それに対して、女性が「お母さんの味」と言うのはあまり聞いたことがありません。
つまり、女性より男性の方が、「慣れ親しんだ味」を求めるのです。
となると、夫の母親が作る味の継承も、大切な要素だと言えます。
「おふくろの味」を出せる妻は、男性にとって、血のつながった母に匹敵するほどの「大切な存在」となるからです。
そんなかけがえのない人を失うような真似(浮気)を誰がするでしょう?


■女性の中には、「おふくろの味」を目のかたきにする人がいます。
夫の母親との確執は昔からあることです。
しかし、夫が食べたことのないような「変わった味」の料理を出して、夫の心が離れていってはもともこうもありません。
自分の個性を出したければ、まず「夫のおふくろの味」を身に付けて、それをベースにして、徐々に自分だけの「おくろの味」を作っていけばいいのです。


■男女同権社会で、女性に料理を押し付けるのは問題だという人もいるでしょう。
料理を作りたくなければ、ムリに作らなくてもいいと思います。
手抜きをしたければ、すればいいでしょう。
夫に料理を作らせるもいいでしょう。
それも一つの生き方です。
それによって夫婦の結びつきが離れやすくなるというだけのことです。
その代わり、料理以外で「夫婦関係を強める何か」を見つけなければならないことだけは確かです。


■今は昔と違って、携帯電話が普及したので、いろいろな人といつでもどこでもコミュニケーションがとれるようになりました。
つまり、浮気をしやすくなっているのです。
また、子供がいることによって夫婦関係を保つことは意味が無いと思う人も増えています。
私は、そういう表面的な結びつきではなく、「相手が求めているもの」を提供することによって関係を深めることが大事だと思うのです。
その中の強力な手段の1つとして「料理」があるのです。
これを使わない手はないでしょう。
(ながれおとや)


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