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501.
若くして死ぬなら死んでもいい。
しかし、栄光もなく、祖国に尽くすこともなく、生きた跡形を残すこともなく生きているのだったら、若くして死んではいけない。
そんな生き方は酔生夢死も同然だからだ。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
502.
我らの生は所詮は夢幻(ゆめまぼろし)、空しい影に過ぎないのだ。
（ ソポクレス ）
503.
自然なんぞが本当に美しいと思えるのは死んで行こうとする者の眼にだけだ。
（ 堀辰雄 ）
504.
もし人間が未来永劫に生きられるとしたら、恋愛も勉強も、子供を産むことも、いつでもいいではないか、となってしまう。
人間は死があるからこそ、生きている間に出来るだけ有意義に過ごそうと努力するのだ。
（ 青木雄二 ）
505.
死ぬということは、宇宙とひとつになるということ。
（ 永六輔 ）
506.
希望は丈夫な杖(つえ)である。
忍耐は旅装束である。
それを身につけて、
人は世界と墓場を通り抜け、
永遠への旅にのぼる。
（ ローガウ ）
507.
死人にものを言いかけるなんて、なんという悲しい人間の習わしなんでしょう。
（ 川端康成 ）
508.
臆病者は死ぬ前に何度も死ぬ恐怖を味わう。
（ 西洋のことわざ ）
509.
死ぬ自由を奪われたら生きてゆけない。
（ 自殺された方の生前の言葉 ）
510.
適当にやらないとね、漫画家は、死ぬよ。
寝なきゃ駄目。
食べたいものは食べないと駄目。
疲れたら休まないと駄目。
（ 水木しげる ）
511.
「死ぬ気でやれ、死なないから」って、よく言うけどさ、死ぬかもしれないよ。
自分で思ってやるならいいけれど、他人には言われたくないよね。
（ ながれおとや ）
512.
うつせみの世は夢にすぎず、死とあらがいうるものはなし。
（ ヴィヨン ）
513.
私には限られた時間しかないと教えてくれる点で、死は非常にポジティブな力です。
（ レオ・ブスカーリア ）
514.
すってんころりんと転ぶかもしれない。
しかしめざしたものがそこにあれば、死ぬ５分前にああ、楽しい人生だったな、はるかに有意義な人生だったと思える気がする。
（ 孫正義 ）
515.
死者のためにそっと泣け。
憩いを見いだしたのだ。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
516.
でたらめに食べて死ぬ人のほうが、でたらめ運転にひき逃げされて死ぬ人よりも多い。
（ ダンカン・ハインズ ）
517.
希望は絶えず我々に言う、「進め、進め」と。
こうして我々は墓場に入っていく。
（ マントノン夫人 ）
518.
四十九年　一睡の夢
一期(いちご)の栄華　一盃(いっぱい)の酒
（ 上杉謙信 ）
519.
恋愛が我々の生命であるときは、一緒に生きていることと、一緒に死ぬこととの間に、どんな相違があろう？
（ ラディゲ ）
520.
死ぬことを決意しろ！
道はそこから開かれる！
（ 漫画『銀と金』 ）
521.
同世代の仲間が亡くなる度に、残り時間を考えますね。
そうするとどうしてもあせります。
（ 永六輔 ）
522.
お前がどこに逃げようとも、死はお前に追いつくだろう。
（ ムハンマドと『コーラン』 ）
523.
人生は戦争なり。
戦いを宣告した上は、征服するまで止(や)むべからず。
何物、何事、何人(なんぴと)に対しても討死(うちじに)の覚悟を以(もっ)て戦うべし。
死すとも勝つの覚悟あれ。
（ 国木田独歩 ）
524.
養生するは、死を善くせんがためなり
（ 曲直瀬道三 ）
525.
ぼくはきみたちの標本箱のなかで死ぬわけにはいかない
（ 吉本隆明 ）
526.
人間を殺すのは仕事ではない。
悩みである。
仕事は健康によい。
けれど自分の力の限界以上に働くことはできない。
悩みは歯車の錆(さび)である。
機械がだめになるのは、絶えず回転するからではなく、絶えず摩擦するからである。
（ ヘンリー・ウォード・ビーチャー ）
527.
（孤独死の人に対して）「どんな気分だったんだろう。
　ひとりでさぞつらかっただろう」などと想像を膨らませては「本当に気の毒」と哀れみ続けるのは、同情というよりはもはや怖いもの見たさや下世話な好奇心に近いのではないか。
（ 香山リカ ）
528.
美しく死ぬのは、さほど難しいことではない。
しかし、美しく老いることは至難の業(わざ)だ。
（ アンドレ・ジッド ）
529.
何も無くていいんだ。
人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけでたいしたもんだ。
（ 北野武 ）
530.
生き身は死に身。
（ 日本のことわざ ）

531.
死に向けて行う作業は、おわびですね。
謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。
謝っちゃったら、すっきりするしね。
（ 樹木希林 ）
532.
死ぬより、生きることを選びなさい。
（ オグ・マンディーノ ）
533.
死生(しせい)命(めい)あり
富貴(ふうき)天にあり
（ 孔子・論語 ）
534.
ジハードというのは「来世利益」を求める信仰で、資本主義の「現世利益」と戦っているわけです。
（ 永六輔 ）
535.
死ぬ気でやれ。
死なないから。
（ 作者不詳 ）
536.
結婚して子供を生み、そして子供に背(そむ)かれ、老いてくたばって死ぬ、そういう生活者をもしも想定できるならば、そういう生活の仕方をして生涯を終える者が、いちばん価値ある存在なんだ。
（ 吉本隆明 ）
537.
どうせ、この世では一回限り。
生きて、死ぬ。
ただそれだけのこと。
（ ムハンマドと『コーラン』 ）
538.
あなたが働きすぎて倒れて死んでも、負担を逃げたズルい人は笑っています。
（ 加藤諦三 ）
539.
生は偶然、死は必然
（ 金子大栄 ）
540.
当人が死んじゃったということに気がついていないのが、大往生だろうね。
（ 永六輔 ）

541.
あまり悲しまないでほしい。
生と死はすべて
自然の一つの彫刻ではないか。
（ 盧武鉉 ）
542.
うまれかわり
死にかわり
永遠の過去のいのちを
受けついで
いま自分の番を
生きている
それがあなたの
いのちです
それがわたしの
いのちです
（ 相田みつを ）
543.
充分に生きるとは、過ぎゆく一瞬一瞬に執着せずに死に、新しい一瞬に再生すること。
（ ジャック・コーンフィールド ）
544.
若い時は、人間いかに生きるかということを考えますよね。
年をとると、いかに生きるかではなくて、いかに死ぬかということを考えるようになりますね。
（ 永六輔 ）
545.
人の死というものは、終わりだけではないと思います。
その人の役目を、志を受け継ぐ者にとっては、始まりどすさかい。
（ ドラマ『竜馬伝』 ）
546.
悟りには、
欲を捨てることの他に、
死を恐れないという意味もある。
だが、最期のときに
「死ぬのは嫌だ」と言って死んでいく坊主も
なかなか悟っていると私は思う。
（ 齋藤孝 ）
547.
死ぬ気で頑張れ。
死ぬ気で試合して死んだ人はいない。
（ 橋本聖子 ）
548.
人は誠実さを讃えるが、
誠実は飢え死にする。
（ ユウェナリス ）
549.
有る程の　菊抛(な)げ入れよ　棺の中
（ 夏目漱石 ）
550.
あらゆる神の属性中、最も神の為に同情するのは、神には自殺の出来ないことである。
（ 芥川龍之介 ）

551.
人間が生まれる前と、人間が死んだ後は、計り知れない永遠が存在する。
（ 作者不詳 ）
552.
彼は私の心の中で生きているし、いつまでも生きていくだろう。
となると、死というのは、単に消滅するとか、関係が切れるということではなくて、いつまでも心の中で精神的に共生していくことなんだ。
「死＝共生」というふうに、彼女なりに気づいて答えを出していく。
（ 柳田邦男 ）
553.
どんな自殺にもはっきりとした一つだけの理由などありはしない。
（ 遠藤周作 ）
554.
収穫の取り入れも済んだ。
八十五歳になれば、人は沈黙する権利を、もしかして義務を持つ。
（ サン＝サーンス ）
555.
人は人によってのみ、傷つけられ殺される。
人の言葉。人の仕打ち。人の感情。
それだけが、人を生かしもし、殺しもするのである。
（ 田辺聖子 ）
556.
ぼくは不完全な死体として生まれ
何十年かかゝって
完全な死体となるのである
（ 寺山修司 ）
557.
チェロが一番響くのは、弦の切れる直前。
（ 長田弘 ）
558.
褒められないまでも、決して悪くは言われない時が、人の一生には二度ある。
一度は生まれた時で、もう一度が死んだ時である。
（ 俗言 ）
559.
人が死ぬということは、周囲の人に何らかの傷を与えます。
たとえそれが老衰による死のように仕方ないものであってもです。
（ アルフォンス・デーケン ）
560.
私は（死んだあとについて）エネルギー保存の法則で考えたい。
「エネルギーは、新たに生まれることも、滅びることもない」。
つまり、私たちの中のエネルギーが、すべての部分が、他の何かに変化するの。
ドラゴンフィッシュかもしれないし、微生物かも。
百億年後には超新星として爆発しているかも。
今の私たちも、昔は他の何かの一部だったのよ。
（ ドラマ『エージェント・オブ・シールド　シーズン１』 ）

561.
だれも他人の死の重さをはかることは出来ないのだ。
（ 寺山修司 ）
562.
誰だって何だって、いつかは死ぬ。
けど、だからっておとなしく死んでやる必要はねぇんだよ。
もがいてあがいて、で、てめえじゃどうにもなんねぇ時は、他のやつに助けてもらったっていいんだ。
（ アニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』 ）
563.
デカダン？
しかし、こうでもしなけりゃ生きておれないんだよ。
（ 太宰治 ）
564.
個人を大切に考え、個人の持つ能力をできる限り発現するのをよしとする場合、結局のところは個人は死ぬのであるから、「己の死」ということをその考え全体の中に何らかの方法で位置づけることが必要である。
このことを忘れていると、その人間が元気なときはよいが、老いや死が近づいてきたときは、極めてみじめな思いをしなくてはならないだろう。
（ 河合隼雄 ）
565.
喪中の者は、再び生きられるようになるために、死と真剣に取り組まなければならない。
喪は何年でも続く。
一年で明けるわけではない。
それは幻想だ。
（ エリザベス・キューブラー・ロス ）
566.
生きる事に何も張り合いが無い時には、自殺さえ、出来るものではありません。
自殺は、かえって、生きている事に張り合いを感じている人たちのするものです。
（ 太宰治 ）
567.
金を送れば救われる人間が、この世界中に、それこそいくらでも溢(あふ)れているというのに、オレたちは見て見ぬふり。
決して金は送らない。
結局、自分の物欲や快楽に金を使っている。
つまり、とことん知ったことじゃないんだ。
他人がいくら飢えようが、死のうが、苦しもうが、知ったことじゃない。
（ 漫画『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』 ）
568.
死は、生命の最大の発明である。
（ スティーブ・ジョブズ ）
569.
死人はみな善人。
（ ソロン ）
570.
不幸は数えない。
死んだ人間に必要なのは、よい思い出だけだ。
（ 長田弘 ）

571.
国家なんてなくても民衆はちゃんと生きていけるんですよ。
国家が滅んだら、その国の民衆も滅んじゃうか、死んじゃうかといえば、そんなことはありません。
（ 吉本隆明 ）
572.
殺すとも
そなたはそなたわしはわし、
二つのむくろかかわりなし
（ 吉井勇 ）
573.
死にたくない命をも捨てなければならぬところに尊さがあるので、なんでもかんでも死にたくて、うろうろ死場所を捜し廻っているのは自分勝手のわがまま。
（ 太宰治 ）
574.
生命は、死によって失われるのではない。
生命は、時々刻々と失われているのだ。
（ ステファン・ヴィンセント・ベネット ）
575.
私は、死というのは、この世界から新しい生命に入る通過儀礼だというふうに思っています。
通過儀礼ですから、それは試練であり、そして恐怖があり、苦しみが伴うのだと思います。
（ 遠藤周作 ）
576.
私たちは、死の心配によって生を乱し、生の心配によって死を乱している。
（ モンテーニュ ）
577.
人はある理想のために死ぬことができる。
ただ、その時、その理想は、彼に十分には理解されていない。
（ P・エルドリッジ ）
578.
汝は塵(ちり)であり、また塵に戻るであろう。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
579.
自殺するのは卑怯である。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
580.
死の持つ恐怖はただ一つ。
それは明日がないということである。
（ エリック・ホッファー ）

581.
死とは成熟した自然であり、哲学とは成熟した理性である。
（ ゲーテ ）
582.
怠慢は生きながらの死なり。
（ 仏教の教え ）
583.
恋の悲劇は死でも別離でもない。
それは無関心である。
（ サマセット・モーム ）
584.
政治家が戦争を始め、兵隊はそこに巻き込まれて戦い、そして死んでいくのだ。
（ 作者不詳 ）
585.
人は自分の死を予知できず、人生を尽きせぬ泉だと思う。
（ 映画『シェルタリング・スカイ』 ）
586.
この世は消えうせる夢でしかない。
幸福も不幸も長く続きはしないのだ。
（ フェルドウスィー ）
587.
バッカス（酒の神）はネプチューン（海の神）よりも、はるかに多くの人間を溺死させてきた。
（ ガリバルディ ）
588.
死人のみが、戦争の終わりを知る。
（ プラトン ）
589.
生きることが苦痛でしかないときに生きるのは、愚かなことだ。
（ シェイクスピア ）
590.
人生──二つの永遠の間のわずかな一閃(いっせん)。
（ トーマス・カーライル ）

591.
もし、あなたが死を目前にして、あと一本しか電話がかけられないとしたら、誰にかけますか？
どんな話をしますか？
さあ、今すぐ電話をかけてみてはどうですか？
（ スティーブン・レヴィーン ）
592.
一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
だが、死ねば、多くの実を結ぶ。
（ 『新約聖書』 ）
593.
なぜ我々は我々の悲しみを予期しなければならないのだろうか。
それは死の恐怖のために死ぬ人間と同然である。
（ J・ダンハム ）
594.
我々はときおり、悪夢から目覚めた瞬間に自らを祝福することがある。
我々はおそらく、死んだその瞬間をみずから祝福することであろう。
（ ナサニエル・ホーソーン ）
595.
希望は頼りにならないものであるが、心地よい道を経て、我々を人生の終わりまで運ぶことだけのことはしてくれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
596.
死者も我々がまったく忘れてしまうまで、本当に死んだのではない。
（ ジョージ・エリオット ）
597.
あらかじめ死を考えておくことは、自由を考えることである。
死を学んだ者は、奴隷であることを忘れた者である。
死の修得は我々をあらゆる隷属(れいぞく)と約束から解放する。
（ モンテーニュ ）
598.
だって治療にはとても金がかかるよ。
だから、どうせ死ぬと決まっているなら、その金を蓄えておくほうがよい。
（ ルニャール ）
599.
三つのものが、取り次ぎもなく家に上がり込む。
借金、老い、そして死である。
（ ドイツのことわざ ）
600.
人間を一人殺せば殺人者だが、
何百万人も殺せば征服者になれる。
全滅させれば神だ。
（ ジャン・ロスタン ）

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