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哲学者・思想家の名言
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4501.
握ったコブシを開けば、怒りも消える。
（ アラン ）
4502.
恥は一つしかない。
すなわち、なんの恥も感じないということだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
4503.
世論と共に考えるような人は、自分で目隠しをし、自分で耳に栓をしているのである。
（ ニーチェ ）
4504.
もう少し多くを知り、もう少しゆっくり生きよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
4505.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
4506.
私にとって、真の道理のほうが民衆の意見より価値がある。
（ キケロ ）
4507.
世間では、愛は人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。
というのは、神が愛の媒介であるからである。
（ キルケゴール ）
4508.
世間を知り、世間に寛大であれ。
世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。
（ ヴォルテール ）
4509.
生きるためには、生きるにまかせることだ。
（ バルタザール・グラシアン ）
4510.
偉人が我々より偉いのは頭が少しばかり高く出ているだけのことで、足のほうは我々と同じくらい低いところにある。
（ ブレーズ・パスカル ）
4511.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
4512.
見ることではなく、泣くこと、ただ人間だけが泣くことを知っている。
（ ジャック・デリダ ）
4513.
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
（ アラン ）
4514.
教育は青年にとっては気品、老人にとっては慰め、貧者(ひんじゃ)にとっては富、金持ちにとっては飾りである。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
4515.
忙しいだけでは十分ではない。
問題は何(なに)で忙しいかである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4516.
他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。
（ アウレリウス ）
4517.
自己犠牲は美徳の条件である。
（ アリストテレス ）
4518.
他人にあざむかれるもっとも確実な手段は、他人よりも自分のほうが狡猾だと思うことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
4519.
うんざりさせるための秘訣は、なんでもかんでもしゃべることである。
（ ヴォルテール ）
4520.
指輪や宝石は贈り物ではない。
唯一の贈り物は、汝自身の一部を贈ることだ。
（ エマーソン ）
4521.
幸福たらんと欲しなければ、絶対に幸福にはなれぬ。
（ アラン ）
4522.
恐れるということほど、恐るべきものはない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4523.
ヒロイズムは虚栄と相容れない。
また、それと同じ原因と結果を持たない。
虚栄が大きければ、それだけ栄光の愛は小さい。
（ ヴォーヴナルグ ）
4524.
私は絶えずなにかを失くしてしまう。
そんなときは失くしたのではなく、見失っただけだと自分に言い聞かせて、安心する。
（ ジャン・グルニエ ）
4525.
誕生と死、それは人の力ではどうしようもない出来事であり、この二つの間の期間をせいぜい楽しむにこしたことはない。
（ サンタヤーナ ）
4526.
ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
4527.
問題を解決しようとしないで、それを切り抜けなさい。
（ スピノザ ）
4528.
年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
（ アラン ）
4529.
自分達に真実と思われる事柄をすべて馬鹿にし、これを虚妄だとしてしまうことも愚かな自惚れである。
これは一般の人たちよりも、若干器量のある自信を持っている人々にありがちな悪弊である。
（ モンテーニュ ）
4530.
一人ひとりは、いまだかつてこの世に存在しなかった独自の存在である。
したがって、自分にしか果たせない使命を持って、この世に存在しているのだ。
もし同じ存在があるとしたら、この世に私が今いる必要はない。
（ マルティン・ブーバー ）

4531.
自愛は最大のへつらいである。
（ ヴォルテール ）
4532.
過去によって未来をもくろむな。
（ エドマンド・バーク ）
4533.
思うに、一度も不幸の目に会わなかった者ほど不幸な者はない。
（ デメトリウス ）
4534.
人のなすあらゆる行為に際して自ら次のように問う習慣を持て。
「この人は何をこの行為の目的としているか」と。
ただし、まず君自身から始め、第一番に自分を取調べるがいい。
（ アウグスティヌス ）
4535.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
4536.
愚者とは、自惚れるために必要な才知すら持たない者である。
（ ラ・ブリュイエール ）
4537.
女は永くその最初の人を守っている。
ただし、第二の人ができない限りは。
（ ラ・ロシュフコー ）
4538.
ゼウスが人間の願いに耳を傾けたなら、すべての者が滅びるだろう。
（人間は）人類に有害な多くのものを要求するからである。
（ エピクロス ）
4539.
すべて存在するものは神の裡(うち)にあり、神なくしては何者も存在しえず、また理解もされない。
（ スピノザ ）
4540.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）

4541.
優秀さは訓練と習慣の賜物である。
私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。
むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
（ アリストテレス ）
4542.
創意をもつには方法は一つしかない。
それは模倣することだ。
よく考えるには方法は一つしかない。
それは昔からの検討を経た思想を継承することだ。
（ アラン ）
4543.
私たちのもっとも大きな偽りは、私たちの中にある醜悪を隠すことではなく、私たちの空虚を隠すことによって形成される。
そこにないものを隠すことこそ、もっとも難しい。
（ エリック・ホッファー ）
4544.
例えば、この人が王であるのは、単に他の人々が彼に対して臣下として振舞うからでしかない。
ところが、逆に彼らは、彼が王だから自分たちは臣下だと思い込んでいるのである。
（ カール・マルクス ）
4545.
人の性質は、永久に前に進めるわけではない。
引き潮があり、差し潮がある。
（ ニーチェ ）
4546.
探求とは疑念に始まり、疑念を除去する条件を作ることに終わる。
疑念を除去する条件が作られるというのは、信念が作られることである。
（ ジョン・デューイ ）
4547.
嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。
だから、私は生まれながら嘘を相続している。
（ サルトル ）
4548.
子供は苦労を和らげる。
しかし不幸を一段とつらいものにする。
子供は人生の煩（わずら）いを増す。
しかし、死の思いを和らげる。
（ フランシス･ベーコン ）
4549.
本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。
本をめくらないときには考えない。
（ ニーチェ ）
4550.
人間は物を信じやすい。
信じる物を持たないではいられない。
信じるべき良い理由が無ければ悪い理由でも満足する。
（ バートランド・ラッセル ）

4551.
多くの者達は博識であっても分別を持たない。
博識ではなく分別を多く持つことに努めねばならない。
（ デモクリトス ）
4552.
人は女を深いと思う──なぜか？
女の場合、底まで行けないからだ。
女は浅くさえもないのだ。
（ ニーチェ ）
4553.
すべての無頼漢は盗人にあらざるも、すべての盗人は無頼漢なり。
（ アリストテレス ）
4554.
受け入れずして思想を嗜(たしな)むことができれば、それが教育された精神の証である。
（ アリストテレス ）
4555.
金は必要からのみ金を求める連中を回避する。
（ アラン ）
4556.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
（ キルケゴール ）
4557.
何も知らないよりは、つまらぬことでも知っていることの方がもちろんよい。
（ セネカ ）
4558.
詐欺師をだますのは二重の歓びである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
4559.
努力によって得られる習慣だけが善である。
（ カント ）
4560.
人は起こることによって心が乱されるのではなく、起こることをどのように考えるかによって心が乱れるのだ。
（ エピクテトス ）

4561.
悪い人々が結託するとき、善人たちは団結せねばならない。
（ エドマンド・バーク ）
4562.
偏見というのは一般愚民の王である。
（ ヴォルテール ）
4563.
人それぞれに自分のものが美しい。
（ キケロ ）
4564.
噂は誰のものでもない、噂されている当人のものでさえない。
噂は社会的なものであるにしても、厳密に言うと、社会のものでもない。
（ 三木清 ）
4565.
変化は存在するが、変化するものは存在しない。
（ アンリ・ベルクソン ）
4566.
汝の道を行け、
しかして、
あとは人の語るにまかせよ。
（ カール・マルクス ）
4567.
正しき人は最も平静なる心境にあるも、不正なる人は極度の混乱に満ち溢れる。
（ エピクロス ）
4568.
己を律するためには、次のように考えるといい。
お前は老人だ。
これ以上、理性を奴隷の境遇におくな。
身勝手な衝動に操られるままにしておくな。
また、現在与えられているものに不満を抱いたり、未来に不安を抱くことを許すな。
（ アウレリウス ）
4569.
我なにかを知る。
（ モンテーニュ ）
4570.
肉体より魂を癒すことのほうがはるかに必要なり。
なんとなれば、死は悪い人生よりよいからなり。
（ エピクテトス ）

4571.
利欲は飽きることを知らず。
（ ピタゴラス ）
4572.
人は往々にして恋愛を去って野心に赴(おもむ)くが、野心から恋愛に立ち戻ることはほとんどない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4573.
おお死よ、向こう見ずな者どもへの教訓よ。
（ テゲアーのアリスタルコス ）
4574.
今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、できないという言葉はそれを為す人によって中断される。
（ エマーソン ）
4575.
一方の疑念は他方の欺瞞を正当化する。
（ ラ・ロシュフコー ）
4576.
人は同じ流れに再び入ることはできない。
（ ヘラクレイトス ）
4577.
私は人間ではない。
私はダイナマイトである。
・・・私は宗教的な人と接触した後では手を洗わずにはすませない。
（ ニーチェ ）
4578.
どんなことでも、度を越して他人をうんざりさせる人は見くびられる。
（ フランシス･ベーコン ）
4579.
人は持たぬもの、あるいは知らぬものを他の人に与えることも、他の人に教えることも出来ぬであろう。
（ プラトン ）
4580.
取るに足らないことをするときほど、私たちはもっと試したくなる。
それ故に、多くの発明が玩具として誕生したという事実がある。
（ エリック・ホッファー ）

4581.
男は自己の感じているほどの年であり、女は見かけほどの年なり。
（ セネカ ）
4582.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
4583.
記憶が言う。
それをしたのは私だと。
自尊心が答える。
そんなことをこの私がするはずはないと。
（ ニーチェ ）
4584.
自分の力のうちにあって自由になるものと、自分の力のうちになくて自由にならぬものを、峻別せよ。
（ エピクテトス ）
4585.
人間は物事それ自体によってではなく、これに関して抱いている考えによって苦しめられている。
（ モンテーニュ ）
4586.
真理という優れた地盤の上に立つことに比すべき愉しみはない。
（ フランシス･ベーコン ）
4587.
私は毒蛇にかまれても、かまれたことのある人々以外にはその状態がどういうものであったか語る気にならない。
なぜなら、この人々だけがその苦痛の凄さを分かってくれ、同情してくれるだろうからね。
（ プラトン ）
4588.
私を破滅させないものが、私を強くする。
（ ニーチェ ）
4589.
善の究極は悪であり、悪の究極は善である。
（ ラ・ロシュフコー ）
4590.
人はすべて模倣された歓びを感ず。
（ アリストテレス ）

4591.
そんな目に逢うのも当然のことだろう。
君は今日善い人間になるよりも、明日なろうっていうのだから。
（ アウレリウス ）
4592.
人間は自分たちの話になると、まるで自分たちには小さな欠点だけしかないように語る。
（ ラ・ブリュイエール ）
4593.
金(かね)に目もくれない人はいくらもいるが、金の与え方を心得ている人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4594.
虚言のデパートは誇張だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
4595.
人々は青年時代、いや白髪頭になった後でも少年期を脱しない。
（ セネカ ）
4596.
愛なしに与えることはできても、与えずに愛するのは殆ど不可能である
（ ウラジミール・ジャンケレヴィッチ ）
4597.
自分の扱っていないものを求めて悩むのは止めて、同じくらい熱心な気持ちで、自分のすでに扱っているものを楽しもうではないか。
自分の最上の所有物を取り上げて、もしそれがなかったら、どんなに懸命に探し求めていたことか、考えてみることだ。
（ アウレリウス ）
4598.
愛の本質は個人を普遍化することである。
（ オーギュスト・コント ）
4599.
日記は自分の内部に起こりつつある事を、はっきり当人に知らせてくれる。
（ サルトル ）
4600.
幸福と不幸とは、ともに心にあり。
（ デモクリトス ）

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