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哲学者・思想家の名言
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3601.
精神的な人は、そういう人は同時に勇気もある人だと前提しての話だが、精神的であればあるだけ、また痛ましい悲劇にも出会う。
だが、彼らはまさに人生が自分たちに大きく敵対してくればくるだけ、その人生を称賛する。
（ ニーチェ ）
3602.
人生は生きるに値するか？
それはひとえに肝臓にかかっている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
3603.
自然はやさしい案内者である。
賢明で、公正で、しかもやさしい。
（ モンテーニュ ）
3604.
人間の道具と武器は、特殊器官の欠如を補って余りあり、その学習能力は、生来の技術と器官の適応能力以上のことを成し遂げた。
（ エリック・ホッファー ）
3605.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
3606.
冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。
（ フランシス･ベーコン ）
3607.
先の見通しがどれほど利くか。
どれほど他人の気持ちの察しがつくか。
何事についてもどれほどバランスを心得ているか。
この三つで人間の知恵は一応わかる。
（ 森信三 ）
3608.
神は本質ではなく実存である。
我々は、神については、霊的な体験に基づいた象徴的な言葉だけでしか語ることができない。
（ ベルジャーエフ ）
3609.
将来の戦争は勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。
（ バートランド・ラッセル ）
3610.
歴史は人生の師である
（ キケロ ）
3611.
悔恨の情は、得意の折には熟睡し、失意のときには苦味を増すものである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3612.
近世の課題は、神の現実化と人間化、つまり神学の人間学への転化と解消であった。
（ フォイエルバッハ ）
3613.
経験を積んだ人は、物事がこうであるという事を知っているが、なぜそうであるかということを知らない。
（ ハイデッガー ）
3614.
空想は感情に似ているが、感情とは反対のものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
3615.
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
（ ソクラテス ）
3616.
よい趣味は才智よりはむしろ判断から生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
3617.
私達は竹馬に乗っても何もならない。
なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。
（ モンテーニュ ）
3618.
我々は親友の不幸の中に、なんとなしに嫌ではない、あるものを常に感じる。
（ ラ・ロシュフコー ）
3619.
ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
（ フランシス･ベーコン ）
3620.
愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。
（ エーリヒ・フロム ）
3621.
読書は他人にものを考えてもらうことである。
本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない。
（ ショーペンハウアー ）
3622.
青年は熱い血によってその趣味を変え、老人は習慣によってその趣味を保つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
3623.
哲学者たちの全生涯は、死に対する準備なり。
（ キケロ ）
3624.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
（ ヴォルテール ）
3625.
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。
俺はなんとたくさんの埃を上げていることか！
（ ラ・フォンテーヌ ）
3626.
自然は人間を嫌う。
（ デカルト ）
3627.
民主政治は専制政体と変わらない。
なぜならば、民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、時にはこれに逆らって議決し得る。
という全員ならぬ全員が、議決し得る執行権を認めるからである。
（ カント ）
3628.
断念することをほんとうに知っている者のみがほんとうに希望することができる。
（ 三木清 ）
3629.
悪に苦しまずしては悪をなしえない。
（ エマーソン ）
3630.
あらゆる我々の発明は、
知的生活を伴う物質的諸力を授けたが、
人間の生活を物質的な圧力に屈服させた。
（ カール・マルクス ）

3631.
結婚というのは、人々が愛に、ある宗教的表現を与えることと、愛を宗教的義務に高めることのほか、何を意味するつもりなのか。
（ キルケゴール ）
3632.
詩は真理の全体を包含し、哲学はその部分を表現する。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
3633.
人はみな、自分の幸福を望んでいる。
しかし、文明の技術の上で一つとなった今日の世界では、
他人の幸福を望む気持ちが一つにならない限り、
自分の幸福を望んでも無駄である。
（ バートランド・ラッセル ）
3634.
人間には二種類しかない。
一つは自分を罪人だと思っている善人であり、他の一つは、自分を善人だと思っている罪人である。
（ ブレーズ・パスカル ）
3635.
多くの人間たちにとって、不幸を癒す薬は沈黙である。
とりわけ分別のある者には。
（ カルキノースⅡ ）
3636.
現存在の最大の生産性と最大の享楽とを収穫するための秘訣は、危機に生きるということである。
（ ニーチェ ）
3637.
恋する男にとっては、相手がどんな身なりをしていても、そんなことはどうでもいい。
相手も彼のことを考えていることがわかればいいのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3638.
徳とは、我々にとっての中庸に成り立つ行為を選択する態度である。
（ アリストテレス ）
3639.
知性に富んだ人間は、決して弁解を言わない。
（ エマーソン ）
3640.
信仰を持つ人間は、集団における権力者よりも、利害で集まっている烏合の九十九人よりも力強い。
（ J・S・ミル ）

3641.
学校における児童の相似は強制の効果である。
卒業するや、強制が終わる。
（ エルヴェシウス ）
3642.
人生の行為において、習慣は主義以上の価値がある。
何故(なぜ)かというと、習慣は生きた主義であり、肉となり、本能となった主義である。
（ アミエル ）
3643.
人間というものは、強さと弱さ、光明と不明、矮小と偉大の混合物である。
そのことは、人間を訴追することにはならず、人間を定義することになる。
（ ドゥニ・ディドロ ）
3644.
アクセントは会話の生命である。
アクセントは会話に感性と真実を与える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3645.
心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。
（ ブレーズ・パスカル ）
3646.
有閑の悪徳は多忙によって除かれることほど、確かなことはない。
（ セネカ ）
3647.
人間は自己の幸福の工匠(こうしょう)である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
3648.
睡眠は死からの負債である。
睡眠は生命を維持するために、死から借りるものである。
（ ショーペンハウアー ）
3649.
我々は気持ちを楽にして、すでに決定されたことでも、それにあまり執着してはならぬ。
（ セネカ ）
3650.
死ぬ危険がない時に死のうと考えるよりも、死のうと考えずに死を受けるほうが、より容易に死ねる。
（ ブレーズ・パスカル ）

3651.
宗教は生命の塩であり、力である。
（ カール・ヒルティ ）
3652.
真の人間性に最もよく調和する愉しみは、よき仲間との愉しい食事である。
（ カント ）
3653.
私たちの人間性は、私たちの内部に動く神性を除くと、貧弱なものである。
（ フランシス･ベーコン ）
3654.
ありのままに見、あるがままに行動できる者を勇者と呼ぶ。
（ チャールズ・エバレット ）
3655.
裁判官としての職務は、法律を解明することに存し、法理を制定することではない。
（ フランシス･ベーコン ）
3656.
神を畏(おそ)れるは知識の始めである。
（ スピノザ ）
3657.
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、人生が変わる。
（ アミエル ）
3658.
習慣は我々の偶像であり、我々が服従するから強いのである。
（ アラン ）
3659.
いちばん小さい事物を軽蔑し、いちばん大きい事物を信じない人間から何が得られようか。
（ ブレーズ・パスカル ）
3660.
思考が人間の偉大さをなす。
（ ブレーズ・パスカル ）

3661.
不満は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
3662.
知恵の霊魂における作用は、健康の肉体における作用と同じである。
（ ラ・ロシュフコー ）
3663.
自ら敵に躍り込んで行くのは、
臆病の証拠である。
（ ニーチェ ）
3664.
大半の者は心の底では徳を軽蔑しているが、栄光を軽蔑する者は少ない。
（ ヴォーヴナルグ ）
3665.
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。
そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
（ セネカ ）
3666.
伝統が創造されるというのは、それが形を変化するということである。
伝統を創り得るものはまた伝統を毀(こわ)し得るものでなければならぬ。
（ 三木清 ）
3667.
悪にかけても善にかけても英雄がいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
3668.
愛は貧と富との間に生まれた子。
（ プラトン ）
3669.
希望の色はつねに緑。
貧者(ひんじゃ)が何一つ持たず、すべての人に避けられ、あらゆるものに苦しめられようとも、希望よ、貧者に力を与えよ。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
3670.
よい格言は陳腐なものになりがちである。
というのは、それらはことわざに転化するからである。
（ ヴォーヴナルグ ）

3671.
普通の身体組織を持っている人はみな、精神についてもほぼ等しい素質を持っている。
（ エルヴェシウス ）
3672.
習慣は法律よりもなすところが多い。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
3673.
偽りの立場において、いちばんひどいことは、それが終焉(しゅうえん)しないということである。
（ アミエル ）
3674.
大半の女性が友愛に感激しないのは、恋情を知ってみると、友愛の味の方がまずいからだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
3675.
技術も知恵も到達不可能である、もし人が学ばないならば。
（ デモクリトス ）
3676.
人間は安楽に満足して生きたいと思うが、
自然は人間に対して、
安楽と無為の満足に甘んじさせず、
労苦や労働に打ち克つ手段の発見に知恵をしぼらせようとして、
労苦や労働の中に人間を放り込む。
（ カント ）
3677.
我々は自国の伝説を軽蔑するのに、子供たちには古代の伝説を教える。
（ ヴォーヴナルグ ）
3678.
いかなる情念も愛と嫉妬ほど人間を苦しめない。
なぜならば、他の情念はそれほど持続性ではないから。
（ 三木清 ）
3679.
真の思想家が何よりもあこがれるのは閑暇であるのに、凡な学者がそれを回避するのは、閑暇をどうして始末するかを知らないからである。
その折りに彼を慰める者は書物である。
（ ニーチェ ）
3680.
技芸はひと揃いの衣装を創るであろうが、
天性は人間を創らねばならない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）

3681.
猫を尊重することは
美的感性の第一歩である。
実用性がすべての判断基準となる文化的段階においては、
人間は犬を好む。
（ エラズマス・ダーウィン ）
3682.
徳にとってまず要求されることは、自己自身を支配することである。
（ カント ）
3683.
肉体の労苦は精神の労苦を癒す。
それこそ貧乏人を幸せにする。
（ ラ・ロシュフコー ）
3684.
死の恐怖は浪漫的であり、死の平和は古典的である。
死の平和が感じられるに至って初めて生のリアリズムに達するとも言われるであろう。
（ 三木清 ）
3685.
大衆は文化保存の力である。
同時に大衆は文化革新の力である。
（ 三木清 ）
3686.
文明人は馬車をこしらえたが、
足が役に立たなくなってしまった。
（ エマーソン ）
3687.
文明人は鉄道客車をつくったが、
自己の足を使うことを失った。
（ エマーソン ）
3688.
時々私たちは、感謝することが徳行であることを思い起こす必要がある。
（ ウィリアム・ジョン・ベネット ）
3689.
人の眼の中には、精神、魂、肉体の現れがある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
3690.
障害を追求しなさい。
それはあなたを自由にしてくれる。
（ マーク・ニーポ ）

3691.
眠りよ、おんみ(御身)、
この世の安らぎよ、
おお、眠りよ、おんみ、
この上なく優しき神よ、
魂の平和よ、
不安を払いのける者よ
──つらい勤めに疲れ果てた肉体を、
おんみは撫でさすって、
仕事へと力づけるすべを心得る。
（ オウィディウス ）
3692.
（仕事選びにおいて）世間体、収入、組織、そういう画一的価値に押しつぶされてしまうのが、最も危険です。
（ 中島義道 ）
3693.
人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。
（ ブレーズ・パスカル ）
3694.
恵みとは調和、自分自身との一体感、神との一体感。
（ トマス・マートン ）
3695.
一歩一歩の中に全体があり、決して全体の中に一歩があるのではない。
（ ロムバッハ ）
3696.
一日に一つでも恐怖の対象を克服しない者は、まだ人生の第一課さえわかっていない。
（ エマーソン ）
3697.
愛するためには第一に勇気が必要である。
感傷だけではとかく裏切ることになるであろう。
（ アラン ）
3698.
倫理問題の場所は孤立的個人の意識にではなくして、まさに人と人との間柄にある。
だから倫理学は人間の学なのである。
（ 和辻哲郎 ）
3699.
断り方を覚えよう。
いつでも、誰にでも道をゆずる必要などないのだ。
断り方を知ることは、引き受け方を知るのと同じくらい大切だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
3700.
世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
（ モンテーニュ ）

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