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3901.
２５歳、そうだ、もう２５歳になったのだ。
今年こそ、ほんものになる覚悟をせねばならない。
（ ベートーヴェン ）
3902.
昔から、芸術の一等品というものは、つねに世の人に希望を与え、怺(こら)えて生きて行く力を貸してくれるものに、きまっていた。
私たちの、すべての努力は、その一等品を創る事にのみ向けられていた筈(はず)だ。
（ 太宰治 ）
3903.
枯れ葉を描く時は、最初は緑で描いて、絵の具で枯らしていくんです。
すると、なにか自分を描いているような気分になる。
一体感というか、自分にもまだ青春があるという気持ちになるのです。
（ 熊田千佳慕 ）
3904.
絵を描けば、いつだって好きな所に行ける。
好きなこともできる。
（ ドラマ『スイッチを押すとき』 ）
3905.
音楽を聴いて感動する人がいる。
絵を観て感動する人もいる。
詩を読んで感動する人もいる。
どの芸術が他より優れているということはない。
ゆえに、すべてに感動しなければいけないというものでもない。
何に感動し何に感動しないかは、人の好み・感性・個性の違いによるものであり、尊重されなければいけない。
それよりも大事なのは、「何かに感動する」ということである。
（ ながれおとや ）
3906.
自分の興味と直感の赴(おもむ)くまま当時身につけたことの多くは、あとになって値札がつけられないぐらい価値のあるものだって分かってきたんだ。
（ スティーブ・ジョブズ ）
3907.
プロは技術的な限界を感じてから、本当の戦いが始まるのだ。
（ 野村克也 ）
3908.
（小説に於(お)いては）雰囲気の醸成を企図する事は、やはり自涜(じとく)であります。
〈チエホフ的に〉などと少しでも意識したならば、かならず無慙(むざん)に失敗します。
（ 太宰治 ）
3909.
数学は宇宙を捉(とら)えるために、人間の想像力によって築き上げられた壮大な築造物である。
その中で我々は、絶対的なものや無限のもの、心ひくものや捉えがたいものに出会う。
（ ル・コルビュジエ ）
3910.
私が興味があるのは、シェイクスピアの方法ではない。
シェイクスピアの野心なのである。
人間と社会の動いている姿を、人間の実存とのかかわりで問い直すという野心。
本質と屑とを分かたずに。
（ ピーター・ブルック ）
3911.
高尚な芸術は、
一個の偉大な心霊の表現にほかならない。
しかも偉大な心霊ははなはだ稀(まれ)である。
（ ジョン・ラスキン ）
3912.
学問によって真理を究め、道徳によって正しき道を行い、そして芸術によって美を味わう。
人生の理想はただ、真と善と美とを求むるに在(あ)る。
（ 九条武子 ）
3913.
女優は芝居と結婚しているもの。
現実の夫は荷物にしかなれない。
名女優と呼ばれるには一生独身を貫く覚悟が必要。
（ 美輪明宏 ）
3914.
どんな（数学の）問題を解く場合にも、小さな発見はつきものである。
たとえありふれた問題であっても、それがあなたの好奇心を挑発して、あなたを創意工夫にあふれる状態に追い立て、あなたがそれを自力で解いていくのであれば、あなたは発見をもたらす精神の緊張を経験することができ、成功の喜びを味わうことができるのである。
（ ジョージ・ポリア ）
3915.
いやらしい「芸術的」な装飾をつい失念したから、かえって成功しちゃったのだ。
（ 太宰治 ）
3916.
定跡(じょうせき)通りに始めても
定跡と違う終わりを考える。
（ 羽生善治 ）
3917.
先輩（＝先輩作家）たちは、も少し、弱いものいじめを、やめたらどうか。
所謂(いわゆる)「文明」と、最も遠いものである。
それは、腕力でしかない。
（ 太宰治 ）
3918.
常に前進し、深く掘り下げ、しかも心をひらいたままでいる、そんなことが可能でしょうか。
あるいは心の奥底で先が見えないと感じたら、そこで立ち止まるべきなのでしょうか。
劇場は、そのような問いを問い続けるための唯一の場所です。
（ ピーター・ブルック ）
3919.
我々数学者の真の天職は詩人なのだ。
ただ、自由に創り出したものを、あとで厳密に証明しなければならない。
それが数学者の宿命なのだ。
（ レオポルト・クロネッカー ）
3920.
詩は書いた詩人が
自分に役立てるために書くのであって、
書くという体験を通して
新しい世界に踏み込んでゆくために
存在しているものなのだ。
（ 寺山修司 ）
3921.
押す時は理屈抜きで押せ。
（ 小澤征爾 ）
3922.
長いフレーズを扱えるのが優れた音楽家で、フレーズが短く切れてしまうのは未熟な音楽家だ。
（ セルゲイ・ラフマニノフ ）
3923.
そんなに「傑作」が書きたいのかね。
傑作を書いて、ちょっと聖人づらをしたいのだろう。
馬鹿野郎。
（ 太宰治 ）
3924.
企画書に、本来決まった書式なんてない。
企画の内容さえ魅力的なら、書式なんて、実はどうでもいいのだ。
だが、マニュアル本の氾濫で、こういう書き方でないとダメなのだと、みんな勝手に思い込んでいる。
企画を作ることではなく、企画書を作ることが目的になってしまっている。
（ ながれおとや ）
3925.
所詮、君たちは、なまけもので、
そうして狡猾にごまかしているだけなのである。
だから、生命がけでものを書く作家の悪口を言い、
それこそ、首くくりの足を引くようなことをやらかすのである。
（ 太宰治 ）
3926.
今日の芸術の人工的で病的で不毛な性格は、
芸術がもはや大地の生に根を下ろしていないことによる。
それはもはや血と肉を持つ生きた人間の作品ではなく、
言葉、色、像、楽器の音、これら小瓶に入った感情のエキスによって養われた
《読書人》と紙人間の作品である。
（ ロマン・ロラン ）
3927.
直観がなかったら、幾何学者は、アイデアを持たず文法に縛られた作家のようなものだろう。
（ アンリ・ポアンカレ ）
3928.
数学の発展を促進させるのは、
論証の厳密さよりは
むしろ直観力に優れた人たちなのである。
（ フェリックス・クライン ）
3929.
子供のとき、グリム童話をはじめ、ドイツの怖い童話をたくさん読んだ。
もちろん、ディズニーもそうだ。
それが今も僕の中で生きている。
大人だって自分の中の子供の部分を失ったらつまらない。
（ スティーヴン・スピルバーグ ）
3930.
僕は描きたいんです。
描くことなら、いくらでもある。
子どもは未来を見ているから、子どものための漫画を描かなきゃいけない。
（ 手塚治虫 ）

3931.
冒険は人の外にあるのではない。
人の内にあるのだ。
（ デーヴィッド・グレーソン ）
3932.
感受力というのは、だれかに教えられて育つというものではなくて、自分で、自分の心の器に水を入れてやってしか育たない、そういうものです。
（ 長田弘 ）
3933.
芸術家は、やっぱり人ではありません。
その胸に、奇妙な、臭い一匹の虫がいます。
その虫を、サタン、と人は呼んでいます。
（ 太宰治 ）
3934.
劇場に足を運ぶ観客には言わず語らずの部分を想像力で補う能力がある。
多くの人が劇場にひきつけられるのは、この〈神秘〉であり、それを解き明かしたいという願いのためなのである。
（ フセヴォロド・メイエルホリド ）
3935.
私たち俳優は残酷な職業である。
その仕事に一生を捧げた以上、（俳優という仕事の）残酷さもいよいよ鋭いものになる。
残酷さと生きること、それはまったく一つのものだ。
（ ジャン＝ルイ・バロー ）
3936.
誰もが国語を習得できるのだから、
幼児から適切な指導をすれば
誰でもヴァイオリンを弾くことができる。
（ 鈴木鎮一 ）
3937.
技術開発の競争に棚ボタはない。
必要なのは独自の挑戦、開拓への足場づくりである。
（ 川上哲郎 ）
3938.
流行歌は自らを慰める歌であると思う。
慰めることでその場限りの安らぎと連帯感が生まれる。
それがその場限りである事は、歌っている当人たちが一番よく知っているのだ。
（ 五木寛之 ）
3939.
音楽ってやつは、それを作った人間のひたっていた心境に、じかにすぐ運んでくれるんですよ。
（ トルストイ ）
3940.
人は旅をしなければ駄目になってしまう。
（ モーツァルト ）

3941.
有限な存在でありながら無限の精神を持つ私たちは、ひたすら苦悩し、そして歓喜するために生まれてきた。
（ ベートーヴェン ）
3942.
見ているだけで
何も描けずに
一日が終わった
そういう日と
大きな事をやりとげた日と
同じ価値を見いだせる
心になりたい
（ 星野富弘 ）
3943.
いい？
これは仕事。
本気で嘘をつく仕事なのよ。
あなたの描く嘘は、誰かがお金を払ってでも騙されたいものかしら？
（ 漫画『G戦場ヘヴンズドア』 ）
3944.
人生には単一の色がある。
芸術のパレットと同じ様に、
その色は人生と芸術の意味を与えてくれる。
それは愛という色だ。
（ マルク・シャガール ）
3945.
創造性は、信頼から生まれる。
自分の才能を信頼しなさい。
しかし、自分が実際に行なった以上のことを期待してはいけない。
（ リタ・メイ・ブラウン ）
3946.
私はうまいスープで生きているのであって、立派な言葉で生きているのではない。
（ モリエール ）
3947.
芸術家は感情と思想、美と倫理、陶酔と良心という相反する２つのものに挟まれて苦悩するのだ。
（ トーマス・マン ）
3948.
生きることは、
バランスを求めることであり、
美しくなろうとすることだ。
人間だけでなく、
花でも動物でも。
（ 平山郁夫 ）
3949.
片目が見る、もう片方の目は感じる
（ P・クレー ）
3950.
人は熱狂せずに偉大な真実に到達することはできない。
冷静であれば議論はできるが、創意に至ることはない。
（ ジョルジュ・ベルナノス ）

3951.
本当に物の味が判るためには、あくまで食ってみなければならない。
飽きがきた時になって、初めてそのものの味がはっきり判るものだ。
（ 北大路魯山人 ）
3952.
このやり方しかない、と誰かに言われると、私はいつも燃え上がる。
「あなたが間違っていると証明するわ！」と、とっさに答えている。
（ ピカボ・ストリート ）
3953.
ほとんどの人間は、完全に生まれる前に死んでしまう。
創造性とは、死ぬ前に生まれることだ。
（ エーリヒ・フロム ）
3954.
芸術は監督され、制限され、加工されることが多ければ多いほど自由になる。
（ ストラヴィンスキー ）
3955.
巨匠の駄作もあれば無名の画家の傑作もある。
（ 漫画『ギャラリーフェイク』 ）
3956.
プロは、なるよりなってからの方が大事だと思うんです。
厳しく律していないと自分を高めていけなくなる。
（ 三浦知良 ）
3957.
人生でいちばん大事なことは「心地良さ」を感じること。
偏見を持たないこと。
（ ヨーヨー・マ ）
3958.
人間という奴は、創造することによってのみ自己を防ぐことができるのだ。
（ アンドレ・マルロー ）
3959.
生命力のあるものは、生きるために、創造するために、自らの法律を生活するために、あらゆるものをけちらかすものなのだ。
それは防ぎようのないことだ。
（ サン・テグジュペリ ）
3960.
いつでもモノを見るアングルを自由に変え、
見慣れたものからも新しいおもしろさを発見できる能力。
これも人生を楽しく生きるために、
ぜひとも磨き上げたいものの一つだと思う。
（ 斎藤茂太 ）

3961.
芸術に目的があるとすれば、それは、人生を解釈すること。
そして、新たな視界を再現すること。
（ キャサリン・ドリンカー・ボーウェン ）
3962.
（私は）アイデアを生み出すときに
一切のメモを使わず、
脳だけで考えている。
（ 茂木健一郎 ）
3963.
雄大な詩を作ろうとするならば、その生活を雄大な詩にしなければならぬ。
（ ジョン・ミルトン ）
3964.
けふはけふの俳諧にして　翌（あす）は又あすの俳諧也。
（ 与謝蕪村 ）
3965.
創造力をどうすれば発揮してもらえるか。
会社はそのための入れ物です。
（ マイク・ボルケマ ）
3966.
世界中の子供に、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー──神秘や不思議さに目を見張る感性」を授けてほしい。
（ レイチェル・カーソン ）
3967.
私たちは人生の彫刻家である。
創造力を使えば、
傑作に仕上げることができる。
（ ヘーゼルデン財団 ）
3968.
独創は、学問といわず実業界その他あらゆる面で最高の指針だ。
（ 鈴木梅太郎 ）
3969.
多汗を創造性と混同してはならない。
（ 作者不詳 ）
3970.
自分の仕事の原理原則は何だろうかと常に意識していないと、単なる「作るのが好きな人」で終わってしまう。
それはプロではない。
（ 富野由悠季 ）

3971.
自分の無知さ加減がどれくらいか、それがおよそ計れるようになってはじめて、人間は賢くなる。
（ ジャン・カルロ・メノッティ ）
3972.
他人の考えにしばられたドグマ（教義）に惑わされてはいけない。
他人の意見ではなく、自分の中の声を耳を澄ませなさい。
（ スティーブ・ジョブズ ）
3973.
発明は論理的思考の産物ではないが、発明の最終製品は、論理的構築の成果である。
（ アインシュタイン ）
3974.
お客様に対しては、いつも少しでも付加価値を与えてあげるんだ。
投資の価値はあるよ。
もし人が来なくなってしまったら、また来てもらうには十倍の費用がかかってしまうのだから。
（ ウォルト・ディズニー ）
3975.
言葉にできるのなら　服は作りません。
（ 三宅一生 ）
3976.
ぼくは世界がぼくのパートナーだと思って仕事をしてきているからね。
だから、世界を相手に作品をぶつけている。
ぼくが毎回言っていることだが、人に好かれないことを前提に、世界を相手に作品をぶっつけてきたのもそのためだ。
（ 岡本太郎 ）
3977.
世界中の優れた小説や戯曲を読むべきだ。
それらがなぜ「名作」と呼ばれるのか、考えてみる必要がある。
（ 黒澤明 ）
3978.
独創性の良さは新規さではない。
それは誠実さなのだ。
（ トーマス・カーライル ）
3979.
人間というものは、
とかく自分の持っていないものに制約されて、
自分のあるがままのものをおろそかにし、
卑下することによって
不自由になっている。
自由になれないからといって、
自己嫌悪をおこし、
積極的になることをやめるような、
弱気なこだわりを捨て去らなければ駄目だ。
（ 岡本太郎 ）
3980.
無常と神秘は人生のエネルギーだ。
それらを必要以上に恐れないように。
なぜならそれらは退屈を寄せつけず、創造性を発火させるからだ。
（ R・I・フィッツェンリー ）

3981.
自信とは、自分の能力や技量で物事が達成できるかどうかの見通しのことです。
そして、見通しを立てるのは想像力です。
自信のない人に共通しているのは、
想像力に乏しいことです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
3982.
人間は誰だって、この世に生まれようとして生まれてきたわけじゃない。
でも、この世に出てきたからには、誰だっておもしろい生き方をしたいよね。
危険な条件のほうに自分の運命を賭けるほうが、情熱がわいてくるものだ。
（ 岡本太郎 ）
3983.
時は偉大なる教師だが、生徒をみな殺してしまうのが残念だ。
（ ベルリオーズ ）
3984.
どんな球でも一投、これすべて創造だと思います。
この球は自分にとって初めて投げる球だと思うと、なんともいえぬ感動が胸にこみあげ投球に熱がはいりました。
（ 沢村栄治 ）
3985.
「映画スターになりたい」などとそんな抽象的な願望じゃダメなんだ。
もっと具体的に考えないと。
そこが大事なんだ。
（ ジャック・ブラック ）
3986.
冒険とは、人の外側で起きることじゃない。
人の内側で起きることだ。
（ デーヴィッド・グレーソン ）
3987.
もしも、絵本を自分へ贈るのなら、それは自分に「もう一つの時間」を贈ることです。
もしも、絵本を誰かへ贈るのなら、それはその誰かへ、この世界への眼差しを共にしたいという思いを贈ることです。
（ 長田弘 ）
3988.
惰性的な空気の死毒におかされないために、人間は創造しなければならない。
（ 岡本太郎 ）
3989.
懐疑は発明の父である。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
3990.
哀しみはいつだって
幸せな日を選び
風のようにあらわれて
夢のように消えてゆく
（ 河島英五 ）

3991.
私が書いたものは、ほとんどが私自身の姿であり、登場人物はすべて私の人生から生まれたものです。
（ アンデルセン ）
3992.
お笑いタレントみたいなしゃべり方をする人が結構多い。
それはサービス精神かもしれないが、つまりはみんなに悪く思われたくない、自分がかわいい一念なのだ。
（ 岡本太郎 ）
3993.
天才の秘密は、
子供の時の精神を大人になっても持ち続けられるということだ。
つまり、それは自分の情熱を失わないということである。
（ オルダス・ハクスリー ）
3994.
見方を変える。
何事もゆきづまれば、まず、自分のものの見方を変えることである。
案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである。
（ 松下幸之助 ）
3995.
人はだれでも特異な存在であり、無から有を創り出す力を授かっている。
（ 升田幸三 ）
3996.
完全に情熱にとらわれたときはいつも、時間を超越した資質が現れる。
その中で人は自分の真実を表現する。
（ ジーン・シノダ・ボーレン ）
3997.
いつでも計算を超えた無目的な闘い、
いわばあらゆる対象への無条件な挑みをつづけることが
人間的であり、生きがいであると信じている。
（ 岡本太郎 ）
3998.
私は、誰々曰(いわ)く式の話がきらいで、
総(すべ)ては体験に依(よ)る話をする主義です。
（ 朝倉文夫 ）
3999.
知力、想像力、知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。
頭のよさが成果に結びつくのは、体系的な作業を通じてのみである。
（ ピーター・ドラッカー ）
4000.
知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。
それらの資質を結果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。
知力や想像力や知識は、限界を設定するだけである。
（ ピーター・ドラッカー ）

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