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4601.
音楽はエネルギーが外に向かう。
絵は内に向ける作業。
（ 恒松正敏 ）
4602.
開発するものによっては、袋小路を出られない場合がある。
しかし、それは常識のワクだけで考えているためである場合が多い。
（ 安藤百福 ）
4603.
外界の影響があると、クリエイティブな発想を摘み取られてしまいます。
（ ニコラ・テスラ ）
4604.
昔の世代は新しいモノを求めながら、昔の定規で測ってくる。
（ 漫画『美大受験戦記アリエネ ）
4605.
音楽の専門家によると、歌でも楽器でも、うまい人はフレーズ（ふし）の終わりがキッチリしている。
あやふやに伸ばしたり尻切れトンボにしない。
一方、ヘタな人は共通して、終わりで気を抜いてしまう。
これだけで演奏に決定的な差がつくという。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
4606.
若いときにエネルギーを、ある技術、たとえばギターやピアノを演奏する特技などに変えておくと、楽器に触れた瞬間にもう深い孤独に入れる。
自分の世界に浸れる。
それは大きなメリットだ。
（ 齋藤孝 ）
4607.
新しさってのは必ず何かを与えてくれる。
（ マイルス・デイヴィス ）
4608.
芸術で重要なのは形式の問題──抽象か具象か──ではなく、内容──精神的なもの、内面的なもの──である。
（ ワシリー・カンディンスキー ）
4609.
選ぶ。
捨てる。
どっちも同じことだ。
選ぶ時には必ず何かを犠牲にしなければならぬ。
だが、捨てることが惜しくて失敗している詩や小説や人生が、われわれの周囲には何と多いことだろう。
（ 南川周三 ）
4610.
自信はなくて
うぬぼればかり
はずかしい
はずかしい
（ 相田みつを ）
4611.
面白いことに、人は自分のものごとのとらえ方に肩入れするようになる。
（ デイル・ドーテン ）
4612.
大人になって振り返る子ども時代のしあわせの原風景がキャラクターに詰め込まれて、大きな魅力を形成しているのである。
（ 相原博之 ）
4613.
行動はすべての成功の基本的な鍵である。
（ パブロ・ピカソ ）
4614.
美しいものを、美しいと思える、あなたの心が美しい。
（ 相田みつを ）
4615.
「自分はダメ」とか自分が決めちゃったら、もう朝とか、フトンから出られませんよ！
（ 漫画『美大受験戦記アリエネ ）
4616.
アイデアが煮詰まるときは、無理やり何かをひねり出そうと考えるんじゃなくて、「早く降りてきて、早く降りてきて」と念じます。
いいアイデアは、もうすでにどこかにあるんです。
ただそれがまだ自分のところに降りてこないだけ。
（ 小山薫堂 ）
4617.
「美」とは本来、曖昧にしか、定義できないものです。
そして、定義が曖昧であるがゆえに、「美」とは、かくも豊かなものとして、あるのです。
（ 叶恭子 ）
4618.
アイデアは頭からではなく、体から生まれる。
アイデアを生み出しやすい体のことを、僕は「アイデア体質」と呼んでいますが、もしいいアイデアを出せるようになりたいなら、体質をアイデア体質に変えるしかない。
それが一番の努力ではないかと思います。
（ 小山薫堂 ）
4619.
アイデアを持たないリーダーは、無能なリーダーだと思っていい。
自分のアイデアは決して話さず、部下のアイデアばかり聞きたがる人がいる。
一見すると、部下の意見を尊重する、話の分かる良いリーダーのように思える。
だか実際は、自分が何をしたら良いか皆目見当もつかないから、人に聞いているだけなのだ。
（ ながれおとや ）
4620.
美しいものに触れた感動は人の心に希望を蘇らせ、無条件に人を強くする。
（ 齋藤孝 ）
4621.
時代は変わったんだよ。
やりたいようにやっていい。
（ マイルス・デイヴィス ）
4622.
多く売れるという事は、必ずしも最高の名誉でもないが、しかし、なんにも売れないよりは、少しでも売れたほうが張り合いがあってよいと思う。
けれども、文学書は、一万部以上売れると、あぶない気がする。
作家にとって、危険である。
（ 太宰治 ）
4623.
世界中の子供たちよ、君たちはきらきら光る宝石なんだから、大人になった時、同じようにきらきら光る宝石に傷をつけたりなんかしないよね？
さあ、力を合わせてがんばろう。
小さな宝石たちがせいいっぱい、きらきら輝けるような世界を築いていこうではないか。
（ パブロ・カザルス ）
4624.
（作家は）絶えず、仕事をつづけなければならぬ。
（ 太宰治 ）
4625.
一篇の小説で、勝負をきめようという意識は捨てなさい。
（ 太宰治 ）
4626.
子どもは幼い人間なのではない。
独特の小さな世界をもった人間なのだ。
（ ムソルグスキー ）
4627.
私の奥底には
色もかたちもない
泉があって
私が邪魔しなければ
尽きずに　涌くようです
（ 榎本栄一 ）
4628.
芸術の制作衝動と、日常の生活意慾とを、完全に一致させてすすむということは、なかなか稀(まれ)なことだ。
（ 太宰治 ）
4629.
創造して破壊して、破壊して創造する。
そのプロセスが大切なのです。
（ 似鳥昭雄 ）
4630.
歌は人びとの記憶がそこにある場所です。
（ 長田弘 ）

4631.
「芸術的」という、あやふやな装飾の観念を捨てたらよい。
（ 太宰治 ）
4632.
芸術は試合でないのである。
奉仕である。
読むものをして傷つけまいとする奉仕である。
けれども、傷つけられて喜ぶ変態者も多いようだからかなわぬ。
（ 太宰治 ）
4633.
視線の当て方で、人と違うものが見えたりしたら、それは価値を呼んでしまう。
（ 糸井重里 ）
4634.
芸事というのは何でもそうでしょうけど、幹と根にいちばん近いところから発したものが、花になったり、風に吹かれた葉っぱになったりと、そうやって見えるところまでいけば、いちばん、完璧にいいんだと思います。
（ 吉本隆明 ）
4635.
詩人というのはかすみを食って生きているものであって、金にはなりません。
（ 長田弘 ）
4636.
すでに完成した形式に自分をあてはめて、複製品になろうとしている人たちなどは、考古学的な興味をひくにしか値しない。
（ 寺山修司 ）
4637.
（芸術の）主義なんて問題じゃないんです。
そんなものでごまかそうたって、駄目です。
タッチだけで、そのひとの純粋度がわかります。
問題は、タッチです。
音律です。
それが気高く澄んでいないのは、みんな、にせものなんです。
（ 太宰治 ）
4638.
高校の時、友達はみんな将来Googleで働きたいって言ってた。
けど、私はそこで検索される人になりたいと思ってたの。
（ レディー・ガガ ）
4639.
これは弱い性格の人間の特徴かも知れませんが、（私には）人が余り騒ぐような、また尊敬しているような作品には一応、疑惑を持つ癖があります。
（ 太宰治 ）
4640.
私は、私の作品を、ほめてくれた人の前では極度に矮小(わいしょう)になる。
その人を、だましているような気がするのだ。
反対に、私の作品に、悪罵(あくば)を投げる人を、例外なく軽蔑する。
何を言ってやがると思う。
（ 太宰治 ）

4641.
歌はただ歌であるというだけでなく、歌がくれる「何か」なのだ。
（ 長田弘 ）
4642.
邪魔の入らない孤独な環境にいると、心が鋭敏になります。
（ ニコラ・テスラ ）
4643.
善くかつ高貴に行動する人間は、唯(ただ)その事実だけに拠(よ)っても不幸に耐え得るものだということを、私は証拠立てたいと願う。
（ ベートーヴェン ）
4644.
私は、映画を、ばかにしているのかも知れない。
芸術だとは思っていない。
おしるこだと思っている。
けれども人は、芸術よりも、おしるこに感謝したい時がある。
そんな時は、ずいぶん多い。
（ 太宰治 ）
4645.
読者が、読んでわからなかったら、それまでの話だ。
（ 太宰治 ）
4646.
芸術は、人に強いるものではないと思う。
（ 太宰治 ）
4647.
「二度目」などというのは、どこにも存在しない、というのが私の言い分だが、それは言い換えれば、演劇をふくむあらゆる表現は、何事をも「複製」しない、ということである。
（ 寺山修司 ）
4648.
詩人というものはただもう大酒をくらって、そうして地べたに寝たりなんかすると、純真だとか何だとか言ってほめられる。
（ 太宰治 ）
4649.
絵本にいちばん近いものとして能の面を考えるとわかりますが、あの表情は動かない。
でも見る者によって動くのです。
絵本も同じように、絵は動かない。
でも読み手によって動くのです。
なにより自由な心の働きをもとめるのが絵本ですが、その意味では、絵本は心のこわばった大人にとってもまたふさわしいものです。
（ 長田弘 ）
4650.
美しさに、内容なんてあってたまるものか。
純粋の美しさは、いつも無意味で、無道徳だ。
きまっている。
（ 太宰治 ）

4651.
「芸術家とは何ですか。」
「豚の鼻です。」
「それは、ひどい。」
「鼻は、すみれの匂いを知っています。」
（ 太宰治 ）
4652.
小説に於(お)いては、決して芸術的雰囲気をねらっては、いけません。
あれは、お手本のあねさまの絵の上に、薄い紙を載せ、震えながら鉛筆で透き写しをしているような、全く滑稽(こっけい)な幼い遊戯であります。
（ 太宰治 ）
4653.
想像の一番嫌なことは、いつかはやめなくちゃならない時が来ることなの。
それがつらいわ。
（ 映画『赤毛のアン　グリーンゲーブルズへの道』 ）
4654.
自分の作品のよしあしは自分が最もよく知っている。
千に一つでもおのれによしと許した作品があったならば、さいわいこれに過ぎたるはないのである。
（ 太宰治 ）
4655.
わが唯一のおののき──
考えてみると、私たちはこうして文章が書けることだけでも、まだしも仕合せであった。
まかり間違って――
（ 太宰治 ）
4656.
僕の歌は僕が自分で歌うべきなんだ。
（ 忌野清志郎 ）
4657.
それを創る芸術家に、金が、あればあるほど、佳(よ)い。
さもなくば商才、人に倍してすぐれ、（恥ずべきことに非ず。）画料、稿料、ひとより図抜けて高く売りつけ、豊潤なる精進をこそすべき也。
これ、しかしながら、天賦の長者のそれに比し、かならず、第二流なり。
（ 太宰治 ）
4658.
私たちの先輩という者は、私たちが先輩をいたわり、かつ理解しようと一生懸命に努めているその半分いや四分の一でも、後輩の苦しさについて考えてみたことがあるだろうか、ということを私は抗議したいのである。
（ 太宰治 ）
4659.
「ザ・ダッチマン」という歌は、一ど聴いたら、確実に胸にのこる。
だが、その歌をつくった歌つくりのことは、ほとんど知られていない。
それが「歌」の宿命だ。
（ 長田弘 ）
4660.
現在を輝かすのでないなら、音楽は何だ
（ 長田弘 ）

4661.
全世紀を通じて、人間によって造られた建造物の中で、橋こそは、完全に幾何学に合わせて、我々の目にも正確に申し分なく仕上げられた、ただ一つのものである。
（ ル・コルビュジエ ）
4662.
芸術の道は、しかく難(かた)い。
若き人よ。
これを畏(おそ)れて畏れすぎることはない。
（ 太宰治 ）
4663.
将棋は厳然と勝ち負けの結果が出る。
「道」や「芸」の世界に走ると言い逃れができる。
だが、それは甘えだ。
勝負に負けたけれど、芸や道では勝ったとか。
私は、厳しいがドライに割り切って考えるべきだと思っている。
（ 羽生善治 ）
4664.
全部、作家は、不幸である。
誰もかれも、苦しみ苦しみ生きている。
（ 太宰治 ）
4665.
いかに天衣なりといえども、無縫ならば汚くて見られぬ。
（ 太宰治 ）
4666.
年を取ってよかったことは、体が思うように動かなくなったことで、必要最小限の動きをするようになり、力が抜けてきたこと。
力というものには「我」がある。
力が抜けてくると自然に我も抜けてくる。
（ 辰巳芳子 ）
4667.
大事なのは、歌じゃない。
歌がつくりだすもの、だ。
（ 長田弘 ）
4668.
作品の最後の一行に於(おい)て読者に背負い投げを食わせるのは、あまりいい味のものでもなかろう。
所謂(いわゆる)「落ち」を、ひた隠しに隠して、にゅっと出る、それを、並々ならぬ才能と見做(みな)す先輩はあわれむべき哉(かな)。
（ 太宰治 ）
4669.
調子に乗って浮薄な才能を振り廻していると、とんでも無い目に遭います。
神に罰せられます。
（ 太宰治 ）
4670.
勲章ほど、付けている人と見る人とのギャップが激しいものはない。
しかも、退屈な人、もうろくした人ほど勲章を欲しがる。
もらってようやく自分が高く評価されたような気になるのだ。
（ 落合信彦 ）

4671.
音楽が熱望ではなく、祈りでもないなら何だろう。
（ 長田弘 ）
4672.
余計な音がただの一つもあってはならぬ
だが、不足した音が一つもあってはならぬ
（ 長田弘 ）
4673.
もちろん勝負に勝つというのも大事なんですけど、そのためにいつも決まり形でやっていたら、そのことで将棋をやっている意味があるのかということに、どうしてもぶつかってしまうんです。
（ 羽生善治 ）
4674.
稽古は強かれ、情識はなかれとなり。
（ 世阿弥 ）
4675.
（文学・芸術・料理に）宿酔(ふつかよい)（＝翌朝までの余韻）を求める気持は、下等である。
やめたほうがよい。
（ 太宰治 ）
4676.
芸術に、意義や利益の効能書を、ほしがる人は、かえって、自分の生きていることに自信を持てない病弱者なのだ。
（ 太宰治 ）
4677.
私は、悲しい時に、かえって軽い楽しい物語の創造に努力する。
（ 太宰治 ）
4678.
確かに負けている時の方が新しいことはやりやすいですね。
どうせ今、状況が悪いんだから、何か違うことでもやるかという。
とにかく良くなるまで色々手を尽くせばいいので、そういう時の方が思い切ったことはやりやすい。
（ 羽生善治 ）
4679.
壁のところへいって
じぶんのきもちにききいっていたい
（ 八木重吉 ）
4680.
ダメなものはダメなんだよ。
なんでみんな、そんなにのんきなの？
（ 漫画『のだめカンタービレ』 ）

4681.
わがために一基の碑をも建つるなかれ
歌は集中にあり人は地上にあり
（ 土岐善麿 ）
4682.
自分に問いかけるものができていたら、それがいい芸術と言えちゃうし、悪かったら、それはどこがよくたって、どんなに流行ってたってダメです。
（ 吉本隆明 ）
4683.
文学だけではないようである。
作品の面白さよりも、その作家の態度が、まず気がかりになる。
その作家の人間を、弱さを、嗅(か)ぎつけなければ承知できない。
作品を、作家から離れた署名なしの一個の生き物として独立させては呉(く)れない。
（ 太宰治 ）
4684.
たかが言葉で作った世界を言葉でこわすことがなぜできないのか。
引金(ひきがね)を引け、言葉は武器だ！
（ 寺山修司 ）
4685.
自分は君に、「作家は仕事をしなければならぬ。」と再三、忠告した筈でありました。
それは決して、一篇の傑作を書け、という意味ではなかったのです。
（ 太宰治 ）
4686.
私の心の海は
毎日波だちますが
底から何か
うまれそうなので
それをじっと見ています
（ 榎本栄一 ）
4687.
文学とは、恋愛を書く事ではないのかしら。
（ 太宰治 ）
4688.
も少し弱くなれ。
文学者ならば弱くなれ。
柔軟になれ。
おまえの流儀以外のものを、いや、その苦しさを解るように努力せよ。
どうしても、解らぬならば、だまっていろ。
（ 太宰治 ）
4689.
その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらわれて居ります。
ごまかそうたって、それは出来ません。
（ 太宰治 ）
4690.
放心について──
森羅万象の美に切りまくられ踏みつけられ、舌を焼いたり、胸を焦がしたり、男ひとり、よろめきつつも、或(あ)る夜ふと、かすかにひかる一条の路を見つけた！
と思い込んで、はね起きる。
走る。
ひた走りに走る。
一瞬間のできごとである。
（ 太宰治 ）

4691.
目は見ることをたのしむ。
耳は聴くことをたのしむ。
こころは感じることをたのしむ。
どんな形容詞もなしに。
どんな比喩もいらないんだ。
（ 長田弘 ）
4692.
交響楽は公園のようなもの。
指揮者はその管理人、公園を整備し美しくするが、やがて死んでいく。
しかし、次の管理人が来て、公園は永遠に維持される。
市民が公園を必要としているからである。
（ 小澤征爾 ）
4693.
（美しさの）わからん奴には、ぶん殴ったって、こんりんざい判りっこないんだから。
（ 太宰治 ）
4694.
飛行機というものの形には、新しい美しさがある。
むだな飾りが一つも無いからだろうか。
（ 太宰治 ）
4695.
人は生涯、同一水準の作品しか書けない。
（ ジャン・コクトー ）
4696.
小説を芸術として考えようとしたところに、小説の堕落が胚胎(はいたい)していた。
（ 太宰治 ）
4697.
創作に於(お)いて最も当然に努めなければならぬ事は、〈正確を期する事〉であります。
その他には、何もありません。
風車が悪魔に見えた時には、ためらわず悪魔の描写をなすべきであります。
また風車が、やはり風車以外のものには見えなかった時は、そのまま風車の描写をするがよい。
（ 太宰治 ）
4698.
純粋な衝動が無ければ、一行の文章も書けない所謂(いわゆる)「詩人気質」
（ 太宰治 ）
4699.
生命は仕事とともに不滅である。
（ 九条武子 ）
4700.
上は、ナポレオン、ミケランジェロ、下は、伊藤博文、尾崎紅葉にいたるまで、そのすべての仕事は、みんな物狂いの状態から発したものなのか。
然(しか)り。
間違いなし。
（ 太宰治 ）

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